瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage

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2013年5月15日 (水) 12:23時点における133.1.148.100 (トーク) - whois による版
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一時的に自分墓地インスタントソーサリーフラッシュバックを与えるCIP能力を持った瞬速クリーチャー

過去のカードを引き合いに出せば、インスタントも対象にできる埋め合わせ/Recoupを内蔵した2マナ2/1瞬速クリーチャーと言ったところ。2マナ相当の呪文効果を同じく2マナのクリーチャーが内蔵しており、驚異的なコスト・パフォーマンスと言えるだろう。

まず、2/1を戦場に出しつつカードを1枚再利用できるので、単純にアドバンテージを得られる。さらにこれ自体がインスタント・タイミング唱えられる事が肝であり、これが手札にあると擬似的に自分の墓地のインスタントすべてが、本来のコスト+(1)(青)でフラッシュバックできる状態になる。

カウンターの再利用を筆頭に、対戦相手の各行動に適したインスタントを再利用できるというのは非常に強力である。もちろん、単体で有用なソーサリーを再利用するのもよい。クリーチャーとしても攻撃してよしチャンプブロックしてよしの性能で、前半でも後半でも無駄にならない。

その汎用性、使い勝手は圧倒的であり、登場以来青系のコントロールクロック・パーミッションなど、様々なデッキに採用されている。能力の性質上、軽くて強力な呪文が環境に存在するほどこのカードも強さを増すため、採用されているフォーマットスタンダードに留まらず、エクステンデッドモダンレガシー、果てはヴィンテージでまで使われる類希なるパワーカードである。エターナル環境においては青いカードであるという事でForce of Willのコストに使える事も強みになる。

このカードと組み合わせると強力すぎる、という理由で再録されなくなったカードがある。 例:基本セット2013での炎の斬りつけ/Flame Slash参考/翻訳)、ドラゴンの迷路での稲妻のらせん/Lightning Helix参考/翻訳)。

ルール

  • フラッシュバック・コストになるのは「点数で見たマナ・コスト」ではなく「マナ・コスト」。
  • 必要な場合は、追加コストを支払わなければならない。またキッカーのような任意の追加コストは支払うか支払わないかを選べる。
  • 既にフラッシュバックを持つカードを対象にした場合、そのカードはフラッシュバックとそのコストをふたつ持つ。ただし2回フラッシュバックできるわけではなく、どちらか片方を支払い、1回だけフラッシュバックできるということ。
  • フラッシュバック自体が代替コストなので、他の代替コストで唱えることはできない。例えば、徘徊超過を持つ呪文はそれらで唱えることはできないし、Force of Willも5マナ支払わなければならない。
  • フラッシュバックで唱える際のコストにコスト軽減を適用することは可能。
  • 当たり前だが対戦相手のターンにソーサリーを唱えることはできない。フラッシュバックを与えるだけで、カード・タイプを変更したりする効果はない。

インビテーショナルカード

このカードはインビテーショナル07優勝者、Tiago Chanによってデザインされたインビテーショナルカードである。

元のデザインは以下のような感じ。 2007年インビテーショナル優勝者 Tiago Chan原案


非公式/非実在カード

Denying Channel
土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2)(青)(青),Denying Channelを捨てる:呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


元のデザインは、色マナが出ない以外欠点がない土地として土地のスロットに入れることができるカウンター、それも起動型能力による打ち消しなのでこれ自体が非常に打ち消されづらいという強力過ぎるデザイン。当初は土地がテーマのゼンディカーに収録される予定だったが、どのように調整しても上手くバランスを取れなかったため、改めてティアゴに連絡を取った上で全く別のカードをデザインした。そのような経緯のため、非常に遅れて印刷されたインビテーショナルカードである。

参考

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