運命の大立者/Figure of Destiny

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(「召還」ではありません。)
 
(20人の利用者による、間の27版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Figure of Destiny}}
 
{{#card:Figure of Destiny}}
 +
 +
強力な[[ウィニー]][[キスキン]]。最初は1[[マナ]]1/1と何の変哲も無い[[クリーチャー]]だが、[[マナ]]を[[支払う]]ごとに強くなる。
  
[[キスキン]]の強力な[[ウィニー]][[クリーチャー]][[マナ]][[支払う]]ごとに強くなる。
+
余分に1マナを払えば2[[ターン]]目でも2/2で[[殴る]]ことができる。更に3マナ追加で4/4と[[ゲーム]]終盤においても十分な[[P/T]]値となり、更に6マナ追加で8/8になって[[飛行]]と[[先制攻撃]]も付く。ここまで来れば[[フィニッシャー]]としても十分活躍できる。
  
2[[ターン]]目から2/2で[[殴る]]ことができる上、いつでもマナを支払えば4/4、8/8のクリーチャーにもなるので、[[ゲーム]]終盤でも無駄にならない。最終形態は[[飛行]]と[[先制攻撃]]も付くので[[フィニッシャー]]にもなりうる。[[キスキン (デッキ)|キスキンデッキ]]はもちろん、[[]][[単色|単]]に入れても強力なクリーチャーである。
+
[[マナ・コスト]][[起動コスト]][[]]と[[]][[混成マナ・シンボル]]なので、[[キスキン (デッキ)|キスキンデッキ]]ではもちろん、[[赤単色デッキ]]などでも十分な運用が可能。そのため、赤や白の入った[[ビートダウンデッキ]]において広く使われている。
  
*通常は2/2→4/4→8/8の順番に成長していくことになるが、[[ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel]]などですべての[[クリーチャー・タイプ]]を持たせれば、順序を飛ばして一気に8/8にすることもできる。逆に、[[名も無き転置/Nameless Inversion]]などのクリーチャー・タイプを失わせるカードは天敵である。
+
*英語名から'''FoD'''と呼ばれることもある。
**もっとも、[[名も無き転置/Nameless Inversion]]に限った話であれば天敵とは言いがたい。2/2であればそのまま除去として働くだけであり、4/4の時に使用しても[[アドバンテージ]]を失うだけであるからだ。
+
*忘れがちであるが、8/8になっていても2/2や4/4にする事は可能。普段は意味が無いが、[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]などで[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪われそうになった時には有効な対応手段である。
+
*3番目の能力を使った後に1番目や2番目の能力を使った場合でも、飛行・先制攻撃は持ったままである。
+
*2マナ支払って2/2の状態で召喚する、などといったことはできない。あくまで1/1クリーチャーを2/2や4/4に強化しているだけである。[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]などが場に出ている場合は注意が必要。
+
*[[鏡編み/Mirrorweave]]との挙動に注意。詳しくは[[コピー可能な値]]や[[種類別]]を参考に。
+
 
*[[イーブンタイド]]の[[プレリリース・パーティ]]の参加賞として、これの[[プレリリース・カード]]が配布された。
 
*[[イーブンタイド]]の[[プレリリース・パーティ]]の参加賞として、これの[[プレリリース・カード]]が配布された。
 +
*このカードのデザイナーである[[Brian Tinsman]]は、後の[[Lv系カード]]も手掛けている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/leveling-2010-05-14 Leveling Up]([[Daily MTG]] 2010年5月14日)</ref>。
 +
 +
==ルール==
 +
*2つ目および3つ目の[[起動型能力]]は、その[[解決]]時に運命の大立者がその[[クリーチャー・タイプ]]であるかをチェックする。
 +
**順番に[[起動]]しなくても解決時にそのクリーチャー・タイプであればよい。そのため、[[ヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Vel]]などを使えば一気に8/8にすることもできる。逆に、解決時に[[アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling]]などでそのクリーチャー・タイプでなくなればボーナスを得られない。
 +
**解決後にそのクリーチャー・タイプでなくなったとしても、既に得たボーナスはなくならない。「~である限り」という条件ではないことに注意。
 +
*一度8/8になった後でも、再び1つ目や2つ目の起動型能力を起動すれば、2/2や4/4に戻すことができる。[[誘惑蒔き/Sower of Temptation]]などで[[コントロール]]を奪われそうになった時には、有効な対応手段となる。
 +
**なおその場合、飛行と先制攻撃は消えずに残る。
 +
*2マナ[[支払う|支払って]]2/2の状態で[[戦場に出す]]などといったことはできない。あくまで1/1クリーチャーを2/2や4/4に[[強化]]しているだけである。[[硫黄の精霊/Sulfur Elemental]]などが[[戦場]]に出ている場合は注意が必要。
 +
*[[鏡編み/Mirrorweave]]との挙動に注意。詳しくは[[コピー可能な値]]や[[種類別]]を参考に。
 +
 +
==関連カード==
 +
起動型能力で段階的に強化されていくクリーチャー・カード
 +
 +
*[[始まりの木の管理人/Warden of the First Tree]]
 +
*[[隆盛するスピリット/Ascendant Spirit]]
 +
*[[進化した潜伏工作員/Evolved Sleeper]]
 +
*[[高波エンジン/Surge Engine]]
 +
*[[サウロンの破滅、フロド/Frodo, Sauron's Bane]]
 +
*[[第10管区の英雄/Tenth District Hero]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[Figure of Destiny]] ([[Magic Online Vanguard]])
+
<references />
 +
*[http://web.archive.org/web/20090223112004/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20080701sngl/index.html シングルカードストラテジー:《運命の大立者》(Internet Archive)]  ([[タカラトミー]])
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/double-take-part-2-2022-06-27 A Double Take, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036143/ ダブルで入手 その2]([[Making Magic]] [[2022年]]6月27日 [[Mark Rosewater]]著) - デザイン過程
 +
*[[カード名国語辞典#大立者|大立者(おおだてもの)]]([[カード名国語辞典]])
 +
*[[Figure of Destiny Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
 +
*[[クリーチャー・タイプを変更するカード]]
 
*[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イーブンタイド]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:Modern Masters]] - [[レア]]
 +
 +
[[Category:俗称のあるカード|うんめいのおおたてもの]]

2024年2月1日 (木) 22:50時点における最新版


Figure of Destiny / 運命の大立者 (赤/白)
クリーチャー — キスキン(Kithkin)

(赤/白):運命の大立者は基本のパワーとタフネスが2/2であるキスキン(Kithkin)・スピリット(Spirit)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者がスピリットである場合、それは基本のパワーとタフネスが4/4であるキスキン・スピリット・戦士(Warrior)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者が戦士である場合、それは基本のパワーとタフネスが8/8であり飛行と先制攻撃を持つキスキン・スピリット・戦士・アバター(Avatar)になる。

1/1

強力なウィニーキスキン。最初は1マナ1/1と何の変哲も無いクリーチャーだが、マナ支払うごとに強くなる。

余分に1マナを払えば2ターン目でも2/2で殴ることができる。更に3マナ追加で4/4とゲーム終盤においても十分なP/T値となり、更に6マナ追加で8/8になって飛行先制攻撃も付く。ここまで来ればフィニッシャーとしても十分活躍できる。

マナ・コスト起動コスト混成マナ・シンボルなので、キスキンデッキではもちろん、赤単色デッキなどでも十分な運用が可能。そのため、赤や白の入ったビートダウンデッキにおいて広く使われている。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

起動型能力で段階的に強化されていくクリーチャー・カード

[編集] 参考

  1. Leveling Up(Daily MTG 2010年5月14日)
MOBILE