鏡編み/Mirrorweave

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戦場に出ているすべてのクリーチャー対象となったクリーチャーのコピーにする。細胞形成/Cytoshapeの効果範囲を広くしたようなカード

対象は自分がコントロールするクリーチャーでも対戦相手のものでも構わないし、また変化するのは敵味方含めたすべてのクリーチャーであるため、柔軟性と爆発力を兼ね備えている。さらにインスタントであるため、奇襲性も高い。

とはいえ小回りが効かない感はあり、使い方を間違えると自爆することになりかねない。使い道は以下の通り多種多様であるため、状況ごとに発想を切り替えていく運用が望ましいだろう。

コピーに関しては、コピー可能な値も参照のこと。

[編集] 利用

[編集] 攻撃

  • 攻撃するたび能力が誘発する滅殺喊声とは抜群の相性。
  • 攻撃宣言後に何らかの攻撃制限能力(例えば防衛など)を持つクリーチャーをコピーして、事実上の制限無視。攻撃に使えない代わりにサイズなどで恵まれているクリーチャーを活用できる。
  • 清浄の名誉/Honor of the Pureのようなクリーチャーの能力に依存しない強化をしておくと、相手のクリーチャーのP/T値を確実に上回る事ができる。
  • こちらのクリーチャーだけが先制攻撃を持っている状況であれば、先制攻撃による戦闘ダメージを対戦相手のクリーチャーに与えた後、第2の戦闘ダメージ・ステップ前にタフネスが低い他のクリーチャーにコピーすることで、一方的に倒すことが可能。

[編集] 防御

  • 防衛などの攻撃制限を持つクリーチャーや、クリーチャー化しているパーマネントをコピーすることで、相手クリーチャーの攻撃参加を阻止、足止めとなる。
    • その場合、攻撃クリーチャー指定ステップに入る前に使わなければいけない点に注意。攻撃クリーチャーの指定はターン起因処理のひとつで、ステップに入ってしまったら即座に処理される。その後で防衛を与えても、既に攻撃に参加している状態なので意味がない。
    • クリーチャー化しているパーマネントをコピーする場合、攻撃宣言後でも有効な場合がある。コピーはすべて非クリーチャーになり、戦闘から取り除かれるため。下記のルールも参照のこと。
    • 単純に、パワー0のクリーチャーをコピーする手もある。ただし対戦相手が何らかのパワー強化を利用してくる可能性を考えれば、安全とは言い切れない。
  • 聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryなどの、プレイヤーごとにP/T値が異なるクリーチャーをコピーすれば、戦闘時に一方的に打ち取れる。ただし、相手よりも自分のほうが効率的にサイズを大きくできることが前提となる。

[編集] 除去

[編集] その他

  • 除去耐性を付与したり、失わせたりすることができる。
    • プロテクションを持つクリーチャーをそれを持たない他のクリーチャーのコピーにする事で、一時的に除去耐性を失わせる事ができる。
    • 単体除去に対応して呪禁を持つクリーチャーをコピーすることで、対象不適正立ち消えさせる事ができる。
    • 頑強不死を持つクリーチャーをコピーすることで、それの効力を得られる。なお、戻ってくる際にはカウンターは得るもののコピーではなくなっている点に注意。

[編集] ルール

[編集] カードに関するルール

  • 対象となったコピー元は、コピーにはならない。コピーになるのはそれ以外の「他のすべてのクリーチャー」である。
    • ルール文章にもそのまま書いてあることだが、意外と忘れがちなので注意。以下に述べる「コピーゆえの性質」は、対象になった元カードだけはコピーではないから当てはまらないことを忘れないように。

[編集] コピーに関するルール

  • クリーチャー化している本来クリーチャーではないパーマネント(例:ミシュラランド)をコピーした場合、コピー元以外のクリーチャーはクリーチャー化していない状態でコピーされる。
  • 置かれているカウンターはコピーされない。
    • +1/+1カウンターが置かれているタフネス0のクリーチャー(スパイクのようなクリーチャー群や接合持ちなど)をコピーした場合、カウンターや装備品、常在型能力などでタフネスに修整を受けていないクリーチャーは状況起因処理によって墓地に置かれる。また、タフネス1のクリーチャーをコピーすると-1/-1カウンターが置かれているクリーチャーは墓地に置かれる。
    • 全体除去に対応してクロノゾア/Chronozoaをコピーすることで、時間カウンターが置かれていない他のクリーチャーを除去から救った上でもう1体コピー・トークンを得ることができる。
  • 位相もコピーされない。
    • タップ状態のクリーチャーをコピーしても、アンタップ状態のカードがタップ状態になるわけではない。
    • 裏向きであるパーマネントをコピーした場合、すぺてのクリーチャーは「カード名を持たない2/2」になる。裏向きの項も参照のこと。
      • コピーになったクリーチャーがもともと表向きであったならそのまま表向きとして扱うので、「表になる」ことはできない。
      • コピーになったクリーチャーがもともと裏向きであったなら表にはなれるが、コピー効果は残っているため依然コピーのままである。能力も持たないままなので、変異誘発型能力も(コピー前のものも、コピー後のものも)誘発しない。
  • 両面カードをコピーした場合、コピーされるのは「現在表になっている面」である。
    • 本来変身する両面カードでないコピーは、条件を満たしても変身できない。
    • 変身する両面カードであるコピーは条件を満たせば変身するが、コピー効果は残っているため、コピー元のクリーチャーのままである。ただし変身自体は行われているため、コピー元が変身することで誘発する能力を持っているならそれが誘発する。

[編集] その他のルール

  • オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenのようなクリーチャーの能力によって、クリーチャーのコントロールを奪われている状態で他のクリーチャーをコピーしたとしても、コントロールは奪われたままで変化しない。それは依然としてオリヴィア・ヴォルダーレンと同一のオブジェクトであるため。
  • ナイトメア能力を持つクリーチャーが、戦場を離れる直前に別のクリーチャーにコピーされた場合、追放されたカードを取り戻す能力が上書きされ誘発できなくなるので、追放されたカードは追放されたままになる。
    • 別のナイトメア能力持ちクリーチャーをコピーした場合も、追放されたカードを取り戻すことはできない。なぜなら、追放する能力とそれを取り戻す能力が関連しているからである。

[編集] 参考

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