カーンの経時隔離/Karn's Temporal Sundering
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伝説のソーサリー
(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
プレイヤー1人と土地でないパーマネント最大1つを対象とする。そのプレイヤーは、このターンの後に追加の1ターンを得る。そのパーマネントをオーナーの手札に戻す。カーンの経時隔離を追放する。
青の伝説のソーサリーは時間のねじれ/Time Warp+虚空の罠/Void Snare。
5マナ呪文と1マナ呪文の合わせ技なので、マナ・コスト自体は額面通り。バウンスの汎用性を考えると、それらを1枚でこなしてくれるということにこのカードの価値を見いだせる。厳しい点があるとするとやはり伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーを予め用意しないといけない点で、特に自分から積極的にパーマネントを展開しづらいコントロールデッキではややタイミングが限定される使いづらさが目立つ。制圧力の高いフィニッシャーから上手く繋げれば充分にゲームを決める力はあるので、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaなどが相方として考えられるだろう。
スタンダードでは、ターボネクサスに5枚目以降の運命のきずな/Nexus of Fateとして採用される場合がある。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ドミナリアの伝説のソーサリーのサイクル。各色1枚ずつと多色に1枚の合計6枚が、それぞれのレアに存在する。
- ウルザの殲滅破/Urza's Ruinous Blast
- カーンの経時隔離/Karn's Temporal Sundering
- ヨーグモスの不義提案/Yawgmoth's Vile Offering
- ヤヤの焼身猛火/Jaya's Immolating Inferno
- カマールのドルイド的誓約/Kamahl's Druidic Vow
- 上古族の栄華な再誕/Primevals' Glorious Rebirth
これらはドミナリア/Dominaria次元/Planeの歴史を象徴する出来事をカード化したものであり、いずれもフレイバー・テキストが「数世紀前(Centuries ago)」で語り始められる。
[編集] ストーリー
トレイリア/Tolariaのアカデミー/Academyにて、ウルザ/Urzaはカーン/Karnを用いた時間遡行実験を行っていた。だがその地で起きたファイレクシア/Phyrexiaによる大虐殺とアカデミーの崩壊、何より友人ジョイラ/Jhoiraの死を「未然に」阻止するため、カーンは計画を超える48時間前の過去へ飛ぶことを余儀なくされる。結果として惨劇を防ぐことはできたが、過負荷に耐えられなかった時間開口装置/Temporal Apertureは大爆発を起こし、時間そのものが歪む「時間災害」が発生してしまった。同時に異なる速さの時間が流れるように変化したトレイリア島を、このカードでは遅い時間の領域を明るく、早い時間の領域を薄暗く描出している(イラスト)。
数世紀前、時の制御という試みがらせんを混乱に変えた。