フェイス・オブ・ボー/The Face of Boe

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The Face of Boe / フェイス・オブ・ボー (1)(青)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — エイリアン(Alien) アドバイザー(Advisor)

(T):あなたの手札から待機を持つ呪文1つを唱えてもよい。そうしたならそれのマナ・コストではなく待機コストを支払う。起動はソーサリーとしてのみ行う。

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待機コストでその呪文を即座に唱えられる伝説のエイリアンアドバイザー

待機は大抵の場合、影響を及ぼすのにラグがある分、効果に対するコストが軽く設定されている。特に時間カウンターが多く乗るものは顕著で、大いなるガルガドン/Greater Gargadon記憶に残る勇姿/Heroes Rememberedスターホエール/Star Whaleなどは凄まじいコスト・パフォーマンスに。また対戦相手に時間カウンターを乗せられてしまうパーディック山のドラゴン/Pardic Dragon陰謀団の呪い/Curse of the Cabalも、デメリットの分だけ待機コストに対してカードとしての性能が高く相性が良好。均衡の復元/Restore Balanceなど、マナ・コストは無いが待機コストを持つカードを唱えることができるのも嬉しい。いずれも過去の超強力なカードと同様の恩恵を奇襲的に得られる。

一方、起動型能力のコストにタップ・シンボルを含む以上、別途アンタップさせる手段を併用しない限り、原則として使えるのは1ターンに1枚、かつソーサリー・タイミングと限定的。速攻はないので召喚酔いが解ける必要もあり、除去耐性は無いしタフネスマナ・コスト相応のため、これの存在を前提にしたデッキはこれを守る手段をきっちり準備しておく必要がある。伝説のクリーチャーなので統率者に指定しておくことで除去されても自動で統率領域に戻ることはできるが、当然ながら統率者税は嵩みやすくなるので頼り切るのは少々怖い。

[編集] ストーリー

フェイス・オブ・ボー/The Face of Boeは西暦50億年当時で最古の生物であり、ボーの一族を自称する生命体。新シリーズシーズン1第二話「地球の終わり」で初登場。 太陽が超新星爆発を起こして地球を飲み込む瞬間を、宇宙のセレブ達を集めて鑑賞するショーを主宰した。その後、シーズン2「新地球」「グリドロック」で再登場。 西暦50億23年の新地球・ニューニューヨークの病院に入院しており、ドクターが病院の秘密を暴いた後に「次に会うときに君に秘密を告げる」と言い残す。50億43年では「大渋滞」を解決するために自分の生命エネルギーを使い果たし、フレイバーテキストにもなっている「君は一人じゃない」と遺言を残した。

この遺言はストーリーアークの伏線となっている。"OU RE OT LONE"の各頭文字に注目することである人物が結びつく。

9代目10代目13代目ドクターのコンパニオン、ジャック・ハークネス/Jack Harknessと同一人物である可能性が示唆されており、またジャック・ハークネスが関連するカードが何枚か存在するため、ここで扱う。 キャプテン・ジャック・ハークネスは西暦5094年、ボーシェイン半島という半島がある名称不明の惑星出身の人物。半島初のエージェントとなり、「ボーの顔(フェイス・オブ・ボー)」と呼ばれるようになった。しかし何者かに2年分の記憶を盗まれ、記憶を取り戻すためにほかのタイムエージェントに詐欺行為を働いていた。 その後イギリス陸軍の軍人の名前、ジャック・ハークネスを名乗り、救難信号を聞きつけたターディスが降り立った1941年のロンドンで9代目ドクターにクズ同然の救命ポッドを宇宙船と偽って売りつけようとする。しかし救命ポッドを持ち込む際に損傷させてしまい、そこから素粒子ロボット・ナノジーンが放出。ロンドン空襲で死亡したガスマスクをしていた少年を蘇生したことにより、人間を知らなかったナノジーンは人間の形をガスマスク込みで認識した結果、負傷した人間を手あたり次第、問答無用でガスマスクをつけた状態で治癒させ、少年が母親を探す行為も模倣させてしまう。世界中が戦時下という状況下ではナノジーンの対象は世界のそこかしこにいるため、人類滅亡の危機を招く。ナノジーンの処理中に投下されたドイツ軍の爆弾を自らの宇宙船に乗せて自爆処理しようとするが、9代目ドクターとローズの奮戦で何とか解決したのち、コンパニオンとなった。

9代目ドクター最後の物語、「わかれ道/The Parting of the Ways」でステーション5の裏で暗躍するダーレクと戦闘になり死亡するが、ローズがタイム・ボルテックスのエネルギーを解放した際、ジャックの体もこれを吸収したため、不死の体となる。しかし9代目ドクターからは死亡したものと思われ、またローズが命の危険にあったことからドクターは自分の命を代償として彼女を救い、10代目ドクターに再生したため現代に戻り、そのままステーション5に放置される。

様々な時代を行き来したのち現代のロンドンで対ドクターの組織である秘密組織トーチウッドのリーダーとなり、シコラックスによって切り落とされた10代目ドクターの腕を回収する。この腕を携帯しながらドクターを探すうちにカーディフでエネルギー充填中のターディスに飛びつき、そのまま500億年後の宇宙の果てでドクターに再会する。しかしそこでロケットの開発をしていたヤナ(YANA)教授がその正体を現し、地球を大混乱に陥れ、ジャックは監禁される。ドクターとマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesがハロルド・マスターを倒したのちはトーチウッドに帰還する。この時本編で初めて、自分がかつて「フェイス・オブ・ボー」と呼ばれていたことを明かした。 その後の足跡は主人公を務めたスピンオフドラマ、『秘密情報部トーチウッド』で語られ、4シーズンにわたってドラマ化された。トーチウッドには本編のキャラクターがクロスオーバーしている。再び「盗まれた地球」で本編に再登場。復活したダーレクと戦い、最高ダーレクを撃破する。

2020年、「ジャドゥーンの逃亡者/Fugitive of the Judoon」「Revolution of the Daleks」で再登場。ドクターを除くチームターディスの面々に孤高のサイバーマンに注意し、サイベリアムを絶対に渡してはならないと警告する。その後、13代目ドクターがスパイ・マスターとの戦いの後にジュドーン監獄へ投獄されるが、ドクターを救うために事前に様々な悪事を働いて投獄され、さらに19年の時をかけてドクターの隣の監獄へ収監する様に様々な工作を行い、ドクターと再会。ドクターの脱獄させ、地球に帰還する。このエピソードではライアン・シンクレアとグレアム・オブライアンがターディスを降りるため、コンパニオンとして復帰する予定であったが、演者のジョン・バロウマンが過去の性的品行不良を掘り返されて炎上状態になった[1]ため出番がキャンセルとなった。そのため、2024年現在彼がいかにしてフェイス・オブ・ボーになったかは仔細不明である。

[編集] 脚注

  1. 具体的には撮影現場での女性キャストやスタッフに対する露出行為、ラジオの生放送中に露出して謝罪した件など。一部の行いは音声媒体として残っているため、事実関係に弁明の余地がなかった。この炎上の時期が2020年から2021年頃と、ちょうどドクター・フーのセットのデベロップの時期に重なっている。ウィザーズ社からは見解や声明が出されていないため詳細は不明だが、ジャック・ハークネスはカード化はおろか、フレイバーテキストやイラストでも全く触れていない。特に4シーズンにわたってスピンオフドラマの主人公を務めたうえ、上述のナノジーンの変換のナノジーンを持ち込んだ当事者であるにも関わず、そのことにも一切言及がないのはかなり不自然である。

[編集] 参考

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