止められぬ巨大戦車、グラーツ/Graaz, Unstoppable Juggernaut
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伝説のアーティファクト クリーチャー — 巨大戦車(Juggernaut)
各戦闘で、あなたがコントロールしているすべての巨大戦車(Juggernaut)は可能なら攻撃する。
あなたがコントロールしているすべての巨大戦車は、壁(Wall)にはブロックされない。
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは基本のパワーとタフネスが5/3になり、他のクリーチャー・タイプに加えて巨大戦車である。
あなたのすべてのクリーチャーを巨大戦車/Juggernautにしてしまう伝説の巨大戦車。
攻撃強制が備わってしまうとはいえ、適当なトークンすら纏めて5/3にしてしまうので戦闘においては無類の強さを発揮。変化前のサイズが小さいほど恩恵が大きくなるため、構築で採用する場合は小型クリーチャーやトークンを大量に並べるタイプのビートダウンへの投入になるだろう。見方によっては踏み荒らし/Overrun系列の全体強化とも言える。
短所はその豪快な能力に相応しい豪快な重さ、そしてこれ自身はマナレシオが悪く、除去耐性もタフネス以外持たない点。攻撃クリーチャーを指定した後に除去されてしまうとサイズが元に戻り、逆コンバット・トリックに繋がる。攻撃強制のせいで召喚酔いしていないクリーチャーは強制的に殴りかかるため、クリーチャーの数で勝っていなければ総崩れの危険が大きい。
- 巨大戦車/Juggernautの再現度は高いが、アーティファクトのカード・タイプは付与しないため注意。
- 証人保護/Witness Protection などによりグラーツが能力を失っても、他のクリーチャーは基本のパワーとタフネスが5/3の巨大戦車となる。3つ目の能力による継続的効果は種類別第4種のタイプ変更効果と第7種bのP/Tを特定の値にする効果であり、第6種の能力除去効果により能力を失っても第7種の効果の適用は止まらない(CR:613.6)。
- 初の伝説の巨大戦車。
- 怪物的な見た目ではあるが、ファイレクシアンではない(ボーダーレス漫画版のイラストは完成化されたifの姿である)。通常版のイラストを良くみれば触手は巻き込まれているファイレクシアンのものであり、グラーツは地ならし屋/Levelerの1体であることが分かる(地ならし屋のイラスト)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ファイレクシア:完全なる統一の、ミラディン/Mirrodinの住人として抵抗する伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレア。ボーダーレス漫画版カードのイラストは完成化された「if」の姿が描かれている。
- 耐え忍ぶカー、ケンバ/Kemba, Kha Enduring(白)
- 沈黙を破る者、スラーン/Thrun, Breaker of Silence(緑)
- 最初の黄金守護、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, First Goldwarden(赤白)
- 生ける治療、メリーラ/Melira, the Living Cure(緑白)
- 止められぬ巨大戦車、グラーツ/Graaz, Unstoppable Juggernaut(アーティファクト)
[編集] ストーリー
グラーツ/Graazはミラディン/Mirrodinの地ならし屋/Levelerの1体(イラスト)。
地ならし屋はメムナーク/Memnarchによって生み出され、彼の命によって次元/Plane全体に恐怖を振りまく巨大で無慈悲なクリーチャーである。メムナークが姿を消した後、彼らは命令者を失い混乱し地表を彷徨った。その多くが新ファイレクシア/New Phyrexiaに取り込まれたが、グラーツはミレックス/Mirrexの地表を未だ彷徨い、メムナークがまだ存在しているかのようなどう猛さでその進路に在るもの全てを引き裂いている。