活力の力線/Leyline of Vitality
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エンチャント
活力の力線があなたのゲーム開始時の手札にある場合、あなたはそれが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
あなたがコントロールするクリーチャーは+0/+1の修整を受ける。
クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
基本セット2011の緑の力線。能力はクリーチャーのタフネスアップとクリーチャーが戦場に出るたびのライフ回復。
他の力線ほど効果は尖っていないものの、テンポを損なうことなく最序盤からクリーチャーがタフになると、ウィニー同士の戦いでは決定的な差が生ずる可能性がある。貧弱なマナ・クリーチャーなども多少焼かれづらくなる。
基本セット2011の力線の中で唯一、効果が重複しても問題ないデザイン。デッキ構築における「初期手札に欲しいから複数枚積みたい」「でも二枚目以降が腐る」というジレンマがないが、代わりにサイクルの中では非常に地味であり、わざわざ4マナ払って出したいほどのものではない。
登場時のスタンダードではエルフデッキが紅蓮地獄/Pyroclasmなどの全体除去から小型クリーチャーを守るためにサイドボードに投入することもあった。またライフ回復が戦力の強化につながるソウルシスターズにおいても、緑を足して魂の管理人/Soul Wardenと魂の従者/Soul's Attendantに続く9枚目の魂の管理人として1~2枚程度採用されるケースがあった。
特に当時はライフ20点を速やかに削ってくる赤単デッキ華やかなりしころ。ロードのタフネスを増やして火力の除去範囲から逃げたり、ライフを2,3点回復することで赤単を対策できる。そして初手に来なかった力線の4マナという重さも、当時のエルフデッキならエルフの大ドルイド/Elvish Archdruidなどで簡単に捻出できる。デッキの方向性を逸らすことなく自然に対策が可能、という理屈である。
ただし当時は審判の日/Day of Judgmentや失脚/Oustを筆頭にタフネスを参照しない除去も非常に多かったこと、除去対策として使われたエルドラージの碑/Eldrazi Monumentや起源の波/Genesis Waveと相性がさほどよくないことなど、メタゲーム的に逆風が強かった。エルフデッキ自体がさほど成果を残せず、必然的にこのカードの評価も「面白いカード」止まりだった。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
基本セット2011の力線サイクル。ゲーム開始時の手札にあると直接戦場に出せるエンチャント。
- 神聖の力線/Leyline of Sanctity
- 予期の力線/Leyline of Anticipation
- 虚空の力線/Leyline of the Void
- 処罰の力線/Leyline of Punishment
- 活力の力線/Leyline of Vitality
虚空の力線/Leyline of the Voidのみ再録で、それ以外は新規カード。
このセットの力線のイラストは、基本土地のイラストを元にしている(→Target: Face(Internet Archive)/顔、顔を狙う (Internet Archive)参照)。