英雄たちの結束/Solidarity of Heroes
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Solidarity of Heroes / 英雄たちの結束 (1)(緑)
インスタント
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奮励 ― この呪文を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)(緑)多くなる。
望む数のクリーチャーを対象とする。それらの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
クリーチャーに置かれている+1/+1カウンターの数を倍にする奮励呪文。
あらかじめ何らかの手段で+1/+1カウンターを置いておかなければ意味がないため、単体では役に立たず、また相応の準備を整えないとコスト・パフォーマンスも悪い。強化手段としてはややクセの強いカードと言える。しかしそのぶんしかるべき状況でしかるべき対象に使った時のサイズ向上幅は圧倒的。コンバット・トリックとしても便利であるし、状況によってはエンドカードにもなりえる。
カード名通り英雄的能力と相性が良く、特に+1/+1カウンターを乗せるタイプのものとは極めて強いシナジーを持つが、それ以外にも怪物化持ちやハイドラなどの怪物側クリーチャーとも相性が良い。
[編集] ルール
- フィーリーズ団の雷鳴蹄/Pheres-Band Thunderhoofのように+1/+1カウンターが置かれる英雄的能力を持つクリーチャーを対象に唱えた場合、英雄的能力の方が先に解決されるため、その能力で置かれた+1/+1カウンターも2倍にできる。
- 「カウンターの数を2倍にする」とは、「現在置かれているカウンターと同じ数のカウンターを新たに置く」ことを意味する。これはカウンターを置く/Put効果であるため、カウンターが置かれる/Placedことを参照する能力に参照される。
- 例1:+1/+1カウンターが2個置かれている水深の魔道士/Fathom Mageを対象にした場合、新しく2個のカウンターが置かれるので、水深の魔道士の誘発型能力が2回誘発する。
- 例2:+1/+1カウンターが2個置かれている屍体屋の脅威/Corpsejack Menaceを対象にした場合、新しく2個のカウンターが置かれようとするが、屍体屋の脅威によって置換されて代わりに4個が置かれ、その結果屍体屋の脅威には合計6個の+1/+1カウンターが置かれた状態になる。
[編集] 類似カード
置かれている+1/+1カウンターを倍にするカード。自身にのみ影響するものは割愛。置かれるカウンターを倍にする置換効果を持つカードは倍増の季節/Doubling Seasonの項を参照。
- カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra - これが攻撃するたび誘発。あなたの各クリーチャーの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(3)(緑)(緑)のクリーチャー。(基本セット2014)
- フラクタルの装具/Fractal Harness - 攻撃時に自身の上にある+1/+1カウンターを倍にする誘発型能力を与える装備品。ETBで+1/+1カウンターをX個置いたフラクタル・トークンを生成してそれにつける。(X)(2)(緑)のアーティファクト。(統率者2021)
- 魂を呼び覚ます者、煌拳/Bright-Palm, Soul Awakener - 攻撃時にクリーチャー1体の上にある+1/+1カウンターを倍にし、パワー2以下にブロックされなくする。(1)(赤)(緑)(白)の賛助1を持つ伝説のクリーチャー。(機械兵団の進軍統率者デッキ)
- 気性の荒いタンブルワグ/Ornery Tumblewagg - あなたの戦闘開始時にクリーチャー1体に+1/+1カウンターを1個置き、騎乗しての攻撃時にクリーチャー1体の上にある+1/+1カウンターを倍にする。(2)(緑)騎乗2のクリーチャー。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 司直の長耳、ビルケ/Byrke, Long Ear of the Law - あなたの各クリーチャーは攻撃するたび自身に置かれている+1/+1カウンターを倍にする。(4)(緑)(白)の伝説のクリーチャー。(ブルームバロウ)
- 雑食性ハエトリグサ/Omnivorous Flytrap - ETB時とこれが攻撃するたび+1/+1カウンターをクリーチャーに2個割り振って置いてから倍にする。ただしあなたの墓地のカード・タイプが4種以上でないと割り振れず、6種以上でないと倍にできない。(2)(緑)のクリーチャー。(ダスクモーン:戦慄の館)
- ターナジール・クアンドリクス/Tanazir Quandrix - ETBであなたのクリーチャー1体の上にある+1/+1カウンターを倍にする。(3)(緑)(青)の伝説のクリーチャー。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- 時の剣/Sword of Hours - これを装備したクリーチャーが戦闘ダメージを与えると1d12を振り、そのダメージより大きい出目か12が出たらその上にある+1/+1カウンターを倍にする。(2)の装備品・アーティファクト。(フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ)
- Aragorn, Hornburg Hero - 攻撃クリーチャーに高名1を付与し、高名であるクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるとそれの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(1)(赤)(緑)(白)の伝説のクリーチャー。(指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ)
- 進化の大桶/Evolution Vat - (3),(T)でクリーチャー1体をタップし、ターン終了時まで(2)(緑)(青)を払うと自身の上にある+1/+1カウンターを倍にする能力を与える(3)のアーティファクト。(ディセンション)
- ハイドラの成長/Hydra's Growth - エンチャントしたクリーチャーに+1/+1カウンターを1個置き、あなたのアップキープ毎にそれの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(2)(緑)のオーラ・エンチャント。(テーロス還魂記)
- 活性化のうねり/Invigorating Surge - クリーチャー1体に+1/+1カウンターを1個置き、それの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(2)(緑)のインスタント。(基本セット2021)
- 威圧の光景/Visions of Dominance - フラッシュバックが付いてソーサリーになった活性化のうねり。(イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ)
- 生体性改造/Biogenic Upgrade - クリーチャー最大3体に+1/+1カウンター3個を割り振り、それらの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(4)(緑)(緑)。(ラヴニカの献身)
- カロニアの牙/Fangs of Kalonia - 超過(4)(緑)(緑)が付いてソーサリーになった活性化のうねり。(1)(緑)。(モダンホライゾン3)
- エルフの桶守り/Elvish Vatkeeper - (5)であなたの培養器1つを変身させ、それの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(1)(黒)(緑)のクリーチャー。(機械兵団の進軍)
- ギャレンブリグの宮廷/Court of Garenbrig - あなたのアップキープ毎にクリーチャー最大2体に+1/+1カウンター2個を割り振り、自分が統治者ならあなたの各クリーチャーの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(1)(緑)(緑)のエンチャント。(エルドレインの森統率者デッキ)
- 棘を播く者、逆棘のビル/Bristly Bill, Spine Sower - 上陸でクリーチャー1体に+1/+1カウンターを1個置き、(3)(緑)(緑)であなたの各クリーチャーの上にある+1/+1カウンターを倍にする。(1)(緑)の伝説のクリーチャー。(サンダー・ジャンクションの無法者)
- 大鎌猫の仔/Scythecat Cub - 伝説でなくなったビル。起動型能力でなく、そのターン2回目の上陸で倍にする。ただし対象1体しか倍にならない。(ファウンデーションズ・ジャンプスタート)
+1/+1カウンター以外のカウンターも倍にできるカード。
- 光らせの子/Gilder Bairn - (2)(緑)(青),(Q)でパーマネント1つに置かれているカウンターを倍にする。(1)(緑/青)(緑/青)のクリーチャー。(イーブンタイド)
- 育殻組のヴォレル/Vorel of the Hull Clade - (緑)(青),(T)でアーティファクトかクリーチャーか土地1つに置かれているカウンターを倍にする。(1)(緑)(青)の伝説のクリーチャー。(ドラゴンの迷路)
- 逆説の彫刻家、ジモーン/Zimone, Paradox Sculptor - ヴォレルと同じ起動コストで、土地が対象外だが2つ対象にできる。戦闘開始時にクリーチャー2体に+1/+1カウンターを置く。(2)(緑)(青)。(ファウンデーションズ)
- 深輝エイ/Deepglow Skate - ETBで望む数のパーマネントの上にあるカウンターを倍にする。(4)(青)のクリーチャー。(統率者2016)
- 第一次ティラン戦役/The First Tyrannic War - 英雄譚のII、III章能力。あなたのクリーチャー1体に置かれているカウンターを倍にする。(2)(緑)(青)(赤)のエンチャント。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
- 飛空隊長、アーナ・ケネルッド/Arna Kennerüd, Skycaptain - あなたの各クリーチャーは攻撃するたび自身に置かれているカウンターを倍にする。(2)(白)(青)(黒)の伝説のクリーチャー。(モダンホライゾン3)
[編集] 開発秘話
ニクスへの旅では新メカニズムとして「強化/Enhance」が検討されていた。これはアーティファクトかクリーチャーか土地1つを対象とし、それに置かれているすべてのカウンターの数を2倍にするというものだったが、危険性が高いと判断されたため取り止めになった。このカードはその名残である(参考/翻訳)。