ダク・フェイデン/Dack Fayden (ストーリー)
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− | '''ダク・フェイデン'''/''Dack Fayden''は[http://www.idwpublishing.com/ IDW Publishing]発行のアメコミ「[[Magic: The Gathering (IDW Publishing) |Magic: The Gathering]]」の主人公。[[カード]]としては[[コンスピラシー]]の[[ダク・フェイデン/Dack Fayden]]が初出。 | + | {{Otheruses|ストーリー用語|[[コンスピラシー]]初出の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・[[カード]]|ダク・フェイデン/Dack Fayden}} |
+ | '''ダク・フェイデン'''/''Dack Fayden''は[http://www.idwpublishing.com/ IDW Publishing]発行のアメコミ「[[Magic: The Gathering (IDW Publishing) |Magic: The Gathering]]」の主人公。[[カード]]としては[[コンスピラシー]]の[[ダク・フェイデン/Dack Fayden]]が初出。 | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | [[フィオーラ/Fiora]] | + | [[フィオーラ/Fiora]][[次元/Plane|次元]]の街、Drakeston(ドレイクストン)出身の盗賊。[[人間]]男性の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。[[コンピューターゲーム]]「[[マジック2014―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ]]」によると年齢30歳、身長185cm、体重79kg。肘近くまで赤く染まった右手は、Alkabah次元において盗賊の証として染められた。 |
− | [[多元宇宙/Multiverse]] | + | [[多元宇宙/Multiverse]]の中でも無類の盗賊である彼は自分の盗みのことを「借りる」と称しており、金のためではなく大いなる魔法の知識のために盗みを働いている。長めの髪に髭を蓄えた伊達男であり、子持ちの人妻と不倫をして追われては次元渡りで逃げ出したり、旅先の次元で知り合った聖戦士/Catharから感極まってキスされたりとなかなかの発展家の様子。家族を含め故郷の人々を何者かに皆殺しにされており、それゆえ無辜の人が傷つくことを決して見逃せないという一面もある。 |
− | + | 彼の主な能力はサイコメトリーである。「借りた」[[アーティファクト]]を調べ上げ、その仕組みや使い方などの魔法の知識を習得することを可能にし、時にはそのアーティファクトが使用された時の中でも最も衝撃的な場面のヴィジョンを彼にもたらす。戦闘は不得意であり、不可視や幻影、目眩ましの魔法を駆使するが、[[青]]と[[赤]]の魔法を操り二つの[[マナ]]によるエネルギー弾で敵を直接攻撃することも。またその土地に残る「死」の記憶をサイコメトリー能力により想起し、相手にぶつけるという奥の手を持っている。部分的に時間の停滞した殻を作り出して重傷者を包んで癒し手が回復させるための時間を稼いだりと、魔法の応用にも機転が利く。 | |
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===復讐行=== | ===復讐行=== | ||
− | 彼は都市次元[[ラヴニカ/Ravnica]]を当面の拠点としたが、[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]から古えの牙/Ancient Fangと呼ばれるアーティファクトを「借りた」ことから、故郷の街を破壊した犯人が邪悪なるプレインズウォーカー、[[シファ・グレント/Sifa Grent]]であることを知り、復讐のために彼女を追って多元宇宙を駆ける。[[イニストラード/Innistrad]]、 | + | 彼は都市次元[[ラヴニカ/Ravnica]]を当面の拠点としたが、[[ラクドス教団/The Cult of Rakdos]]から古えの牙/Ancient Fangと呼ばれるアーティファクトを「借りた」ことから、故郷の街を破壊した犯人が邪悪なるプレインズウォーカー、[[シファ・グレント/Sifa Grent]]であることを知り、復讐のために彼女を追って多元宇宙を駆ける。[[イニストラード/Innistrad]]、[[グリクシス/Grixis]]などを経て、彼女がラヴニカに向かったことを知る。イニストラードで[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]に古えの牙を引き渡させられたダクは、自分がラヴニカでは歓迎されないことを知りながらもそこへ向かう。彼女がラクドス教団と手を組んで[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]を攻撃し[[都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree|ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi]]の生命を飲みつくそうとするのを阻止すべく、友人のFadka(ファドカ)や自称友人のVaclav Nosek(ヴァーツラフ・ノセク)、知己のMaytov(メイトフ)と共にセレズニアに乗り込みシファを討ち取ったが、戦いの最中でダクの危機を救うためにヴァーツラフは犠牲となってしまった。 |
− | [[グリクシス/Grixis]]などを経て、彼女がラヴニカに向かったことを知る。イニストラードで[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]] | + | |
===テーロス=== | ===テーロス=== | ||
− | [[ボロス軍/Boros Legion]]がラヴニカの情勢をもひっくり返すような力を持つアーティファクトを持っているという噂を聞いたダクは、それを盗んでどこか別の次元に持って行こうと考え[[軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion|サンホーム/Sunhome]] | + | [[ボロス軍/Boros Legion]]がラヴニカの情勢をもひっくり返すような力を持つアーティファクトを持っているという噂を聞いたダクは、それを盗んでどこか別の次元に持って行こうと考え[[軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion|サンホーム/Sunhome]]に侵入する。[[ギルド/Guild]]同士の争いを防ぐためという名目もあったが、その謎の宝玉の力と秘密を知ることがダクの真の目的だった。しかし、ボロスの[[天使#ストーリー|天使]]たちに見つかった彼はとりあえず近くにあった適当なアーティファクトを掴んで逃走したが、その片方だけのガントレットは多くの秘密と強大な力を秘めており、ダクを[[テーロス/Theros]]への冒険へと誘った。 |
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:[[宝物探し/Treasure Hunt]]、[[血の饗宴/Feast of Blood]]、[[拘引/Arrest]]、[[行き詰まり/Standstill]]、[[マルフェゴールの息/Breath of Malfegor]]、[[洗い流し/Wash Out]]、[[強迫/Duress]] | :[[宝物探し/Treasure Hunt]]、[[血の饗宴/Feast of Blood]]、[[拘引/Arrest]]、[[行き詰まり/Standstill]]、[[マルフェゴールの息/Breath of Malfegor]]、[[洗い流し/Wash Out]]、[[強迫/Duress]] | ||
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:宝物探し/Treasure Hunt、[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]、血の饗宴/Feast of Blood、[[電解/Electrolyze]]、拘引/Arrest、行き詰まり/Standstill、[[転換/Turnabout]]、[[High Tide]]、[[花崗岩の凝視/Gaze of Granite]]、洗い流し/Wash Out、[[接収/Acquire]]、[[強迫/Duress]] | :宝物探し/Treasure Hunt、[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]、血の饗宴/Feast of Blood、[[電解/Electrolyze]]、拘引/Arrest、行き詰まり/Standstill、[[転換/Turnabout]]、[[High Tide]]、[[花崗岩の凝視/Gaze of Granite]]、洗い流し/Wash Out、[[接収/Acquire]]、[[強迫/Duress]] | ||
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===登場作品・登場記事=== | ===登場作品・登場記事=== | ||
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*[http://idwpublishing.com/magic-comic/ ミニサイト](IDW社公式) | *[http://idwpublishing.com/magic-comic/ ミニサイト](IDW社公式) | ||
*[http://deschampsart.blogspot.jp/2012/02/dack-fayden.html デザインコンセプトアート]([[Eric Deschamps]]によるダクのデザイン画) | *[http://deschampsart.blogspot.jp/2012/02/dack-fayden.html デザインコンセプトアート]([[Eric Deschamps]]によるダクのデザイン画) | ||
− | *[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/829 Comic Book Previews!](Magic Arcana 2011年10月27日 Monty | + | *[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/829 Comic Book Previews!](Magic Arcana 2011年10月27日 [[Monty Ashley]]著) |
*[http://idwpublishing.com/news/article/2064/ Matt Forbeck Interview on the Magic: The Gathering Comic](IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー) | *[http://idwpublishing.com/news/article/2064/ Matt Forbeck Interview on the Magic: The Gathering Comic](IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー) | ||
*[http://www.idwpublishing.com/news/article/2247 Swashbucklin' sorcerers! MAGIC™ is back!](IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー) | *[http://www.idwpublishing.com/news/article/2247 Swashbucklin' sorcerers! MAGIC™ is back!](IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] | ||
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2014年6月6日 (金) 23:14時点における版
ダク・フェイデン/Dack FaydenはIDW Publishing発行のアメコミ「Magic: The Gathering」の主人公。カードとしてはコンスピラシーのダク・フェイデン/Dack Faydenが初出。
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解説
フィオーラ/Fiora次元の街、Drakeston(ドレイクストン)出身の盗賊。人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalker。コンピューターゲーム「マジック2014―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ」によると年齢30歳、身長185cm、体重79kg。肘近くまで赤く染まった右手は、Alkabah次元において盗賊の証として染められた。
多元宇宙/Multiverseの中でも無類の盗賊である彼は自分の盗みのことを「借りる」と称しており、金のためではなく大いなる魔法の知識のために盗みを働いている。長めの髪に髭を蓄えた伊達男であり、子持ちの人妻と不倫をして追われては次元渡りで逃げ出したり、旅先の次元で知り合った聖戦士/Catharから感極まってキスされたりとなかなかの発展家の様子。家族を含め故郷の人々を何者かに皆殺しにされており、それゆえ無辜の人が傷つくことを決して見逃せないという一面もある。
彼の主な能力はサイコメトリーである。「借りた」アーティファクトを調べ上げ、その仕組みや使い方などの魔法の知識を習得することを可能にし、時にはそのアーティファクトが使用された時の中でも最も衝撃的な場面のヴィジョンを彼にもたらす。戦闘は不得意であり、不可視や幻影、目眩ましの魔法を駆使するが、青と赤の魔法を操り二つのマナによるエネルギー弾で敵を直接攻撃することも。またその土地に残る「死」の記憶をサイコメトリー能力により想起し、相手にぶつけるという奥の手を持っている。部分的に時間の停滞した殻を作り出して重傷者を包んで癒し手が回復させるための時間を稼いだりと、魔法の応用にも機転が利く。
経歴
覚醒前
少年期のダクは魔法を学ぶ学生であったが、その若さゆえに魔法をふるうことに対して不注意かつ傲慢だった。ある日、親友のMarsh(マーシュ)と共に試験にトップの成績を収めた祝いに街に繰り出したが、マーシュはうっかり呪文を街の暴漢たちにぶつけてしまい、乱闘となる。マーシュは暴漢の一人を蛙変化/Turn to Frogさせて得意がるが、その隙に後ろから別の暴漢に刺されて死に至る。それに気を取られたダクも暴漢から魔法による攻撃を受け、その衝撃により彼のプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkは目覚めた。
復讐行
彼は都市次元ラヴニカ/Ravnicaを当面の拠点としたが、ラクドス教団/The Cult of Rakdosから古えの牙/Ancient Fangと呼ばれるアーティファクトを「借りた」ことから、故郷の街を破壊した犯人が邪悪なるプレインズウォーカー、シファ・グレント/Sifa Grentであることを知り、復讐のために彼女を追って多元宇宙を駆ける。イニストラード/Innistrad、グリクシス/Grixisなどを経て、彼女がラヴニカに向かったことを知る。イニストラードでソリン・マルコフ/Sorin Markovに古えの牙を引き渡させられたダクは、自分がラヴニカでは歓迎されないことを知りながらもそこへ向かう。彼女がラクドス教団と手を組んでセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveを攻撃しヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghaziの生命を飲みつくそうとするのを阻止すべく、友人のFadka(ファドカ)や自称友人のVaclav Nosek(ヴァーツラフ・ノセク)、知己のMaytov(メイトフ)と共にセレズニアに乗り込みシファを討ち取ったが、戦いの最中でダクの危機を救うためにヴァーツラフは犠牲となってしまった。
テーロス
ボロス軍/Boros Legionがラヴニカの情勢をもひっくり返すような力を持つアーティファクトを持っているという噂を聞いたダクは、それを盗んでどこか別の次元に持って行こうと考えサンホーム/Sunhomeに侵入する。ギルド/Guild同士の争いを防ぐためという名目もあったが、その謎の宝玉の力と秘密を知ることがダクの真の目的だった。しかし、ボロスの天使たちに見つかった彼はとりあえず近くにあった適当なアーティファクトを掴んで逃走したが、その片方だけのガントレットは多くの秘密と強大な力を秘めており、ダクをテーロス/Therosへの冒険へと誘った。
登場
登場カード
カード名に登場
フレイバー・テキストに登場
- 基本セット2014
- 工匠の呪詛/Artificer's Hex
- コンスピラシー
- 歩哨の出動/Sentinel Dispatch
- コミックブックカード
- 宝物探し/Treasure Hunt、血の饗宴/Feast of Blood、拘引/Arrest、行き詰まり/Standstill、マルフェゴールの息/Breath of Malfegor、洗い流し/Wash Out、強迫/Duress
イラストに登場
- ドラゴンの迷路
- 狩りの仕込み/Bred for the Hunt
- コンスピラシー
- ダクの複製/Dack's Duplicate
- コミックブックカード
- 宝物探し/Treasure Hunt、信仰無き物あさり/Faithless Looting、血の饗宴/Feast of Blood、電解/Electrolyze、拘引/Arrest、行き詰まり/Standstill、転換/Turnabout、High Tide、花崗岩の凝視/Gaze of Granite、洗い流し/Wash Out、接収/Acquire、強迫/Duress
登場作品・登場記事
- Magic: The Gathering (IDW Publishing)
- ミニサイト(IDW社公式)
- デザインコンセプトアート(Eric Deschampsによるダクのデザイン画)
- Comic Book Previews!(Magic Arcana 2011年10月27日 Monty Ashley著)
- Matt Forbeck Interview on the Magic: The Gathering Comic(IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー)
- Swashbucklin' sorcerers! MAGIC™ is back!(IDW社公式、脚本担当のMatt Forbeckへのインタビュー)