サバンナ・ライオン/Savannah Lions
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*[[第8版]]に再録された際、[[アンリミテッド]]からの再録として紹介されている。ただし、[[リバイズド]]や[[第4版]]の再録経験がある。 | *[[第8版]]に再録された際、[[アンリミテッド]]からの再録として紹介されている。ただし、[[リバイズド]]や[[第4版]]の再録経験がある。 | ||
*[[中村聡]]の著書「[[中村聡のマジック:ザ・ギャザリング五輪の書]]」によると、黎明期にこのカードは中村の周囲では「[[コモン]]以下の[[紙|ゴミクズ]]扱い」をされていたらしい。当然、[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の方が人気であった。このクリーチャーの真の強さが分かるようになれば初心者脱却であろう。 | *[[中村聡]]の著書「[[中村聡のマジック:ザ・ギャザリング五輪の書]]」によると、黎明期にこのカードは中村の周囲では「[[コモン]]以下の[[紙|ゴミクズ]]扱い」をされていたらしい。当然、[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm]]の方が人気であった。このクリーチャーの真の強さが分かるようになれば初心者脱却であろう。 | ||
− | *[[基本セット2010]]に[[同型再版]]の[[先兵の精鋭/Elite Vanguard]]が[[アンコモン]]で収録された。[[人間]]・[[兵士]]の[[部族 (俗称)|部族]] | + | *[[基本セット2010]]に[[同型再版]]の[[先兵の精鋭/Elite Vanguard]]が[[アンコモン]]で収録された。[[人間]]・[[兵士]]の[[部族 (俗称)|部族]]恩恵も受けやすく、クリーチャーの質の上昇を如実に表している。 |
+ | *ペナルティや条件無しの1マナパワー2は長らく白にしか存在しなかったが、ついに[[イニストラードを覆う影]]にて、メリット能力のみの[[赤]]の1マナ2/1である[[ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorger]]が登場した。 | ||
+ | **なお、それ以前にも白ではあるものの[[緑]]マナのみで唱えられる[[ドライアドの闘士/Dryad Militant]]が存在した。ただし、こちらは基本的にはメリットだがデメリットにもなりうる能力を持っている。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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*[[青]] - [[対象]]になると[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られる[[幻影の熊/Phantasmal Bear]]など。[[回避能力]]を持つものもあるが、自軍の[[バウンス]]や[[アップキープ・コスト]]などのデメリットを持つものが殆どであり、それらは1マナクリーチャーとは言いがたい。 | *[[青]] - [[対象]]になると[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られる[[幻影の熊/Phantasmal Bear]]など。[[回避能力]]を持つものもあるが、自軍の[[バウンス]]や[[アップキープ・コスト]]などのデメリットを持つものが殆どであり、それらは1マナクリーチャーとは言いがたい。 | ||
*[[黒]] - [[スーサイド]]向きの[[カーノファージ/Carnophage]]や[[吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator]]、[[ゾンビ]]がいないと[[ダメージ]]を受ける[[肉占い/Sarcomancy]]、[[タップイン]]の[[戦墓のグール/Diregraf Ghoul]]、[[墓地]]からの復活能力を持つが[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない[[墓所這い/Gravecrawler]]、[[血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion]]など。 | *[[黒]] - [[スーサイド]]向きの[[カーノファージ/Carnophage]]や[[吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator]]、[[ゾンビ]]がいないと[[ダメージ]]を受ける[[肉占い/Sarcomancy]]、[[タップイン]]の[[戦墓のグール/Diregraf Ghoul]]、[[墓地]]からの復活能力を持つが[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない[[墓所這い/Gravecrawler]]、[[血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion]]など。 | ||
− | *[[赤]] - 森が必要な[[密林の猿人/Kird Ape]]、防御に回ると大きく性能が低下する[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]]、その上位互換の[[火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr]]、[[攻撃]]制限を持つ[[モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts]]や[[ゴブリンの群勢/Goblin Cohort]]、[[速攻]]を持つが[[土地]]を引かせ得るデメリット能力を持つ[[ゴブリンの先達/Goblin Guide]]など。 | + | *[[赤]] - 森が必要な[[密林の猿人/Kird Ape]]、防御に回ると大きく性能が低下する[[ジャッカルの仔/Jackal Pup]]、その上位互換の[[火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr]]、[[攻撃]]制限を持つ[[モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts]]や[[ゴブリンの群勢/Goblin Cohort]]、[[速攻]]を持つが[[土地]]を引かせ得るデメリット能力を持つ[[ゴブリンの先達/Goblin Guide]]、吸血鬼にマッドネスを与える[[ファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorger]]など。 |
*[[緑]] - 寝返る可能性がある[[ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre]]や[[野生の犬/Wild Dogs]]、ブロックできない[[ジャングル・ライオン/Jungle Lion]]、[[エコー]]を持つ[[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]、[[アンタップ]]制限を持つ[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]、3/3にも育ち得るが[[山]]と[[平地]]が必要な[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]など。 | *[[緑]] - 寝返る可能性がある[[ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre]]や[[野生の犬/Wild Dogs]]、ブロックできない[[ジャングル・ライオン/Jungle Lion]]、[[エコー]]を持つ[[飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar]]、[[アンタップ]]制限を持つ[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]、3/3にも育ち得るが[[山]]と[[平地]]が必要な[[野生のナカティル/Wild Nacatl]]など。 | ||
*[[混成カード|混成]] - 赤緑で[[攻撃強制]]の[[ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac]]、緑白で墓地対策を持つ[[ドライアドの闘士/Dryad Militant]]、赤黒で1/1だが[[解鎖]]を持つ[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]など。 | *[[混成カード|混成]] - 赤緑で[[攻撃強制]]の[[ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac]]、緑白で墓地対策を持つ[[ドライアドの闘士/Dryad Militant]]、赤黒で1/1だが[[解鎖]]を持つ[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]など。 |
2016年5月15日 (日) 15:26時点における版
1マナながら、パワーが2かつペナルティ能力も持たないという破格のコスト・パフォーマンスを誇るクリーチャー。小型クリーチャーが優秀という白の色の役割を象徴するかのようなカード。
バニラなので一見すると地味だが、2ターン目から2点のクロックをかけられるのは非常に強力であり、後述するような他のカードと比べてみればレアであることも納得できるだろう。
第8版で久々に再録され、話題を総ざらいに。さらに第9版でも続けて収録。登場直後こそ白ウィニーの力不足により活躍できなかったが、神河ブロック参入後はその高い性能を発揮し、ボロスウィニーやZooといった高速ビートダウンの隆盛を支えた。また第9版での再録時はクリーチャー・タイプ再編により、ライオンから猫へ変更されることとなった。
- 第5版では「カードパワーの割にいささか低コスト。非常に難しい判断だった」として収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- 第8版に再録された際、アンリミテッドからの再録として紹介されている。ただし、リバイズドや第4版の再録経験がある。
- 中村聡の著書「中村聡のマジック:ザ・ギャザリング五輪の書」によると、黎明期にこのカードは中村の周囲では「コモン以下のゴミクズ扱い」をされていたらしい。当然、甲鱗のワーム/Scaled Wurmの方が人気であった。このクリーチャーの真の強さが分かるようになれば初心者脱却であろう。
- 基本セット2010に同型再版の先兵の精鋭/Elite Vanguardがアンコモンで収録された。人間・兵士の部族恩恵も受けやすく、クリーチャーの質の上昇を如実に表している。
- ペナルティや条件無しの1マナパワー2は長らく白にしか存在しなかったが、ついにイニストラードを覆う影にて、メリット能力のみの赤の1マナ2/1であるファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorgerが登場した。
- なお、それ以前にも白ではあるものの緑マナのみで唱えられるドライアドの闘士/Dryad Militantが存在した。ただし、こちらは基本的にはメリットだがデメリットにもなりうる能力を持っている。
関連カード
1マナパワー2の白のクリーチャー。常在型能力によりパワーが上がるものも含めるが、飛行を持つものは除外してある。
- 今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda - 2/2。伝説のクリーチャー。(神河物語)
- ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart - 2/2。追加コストで手札からキスキンを公開する必要がある。(ローウィン)
- 先兵の精鋭/Elite Vanguard - 同型再版(人間・兵士)。(基本セット2010)
- 壌土のライオン/Loam Lion - 1/1。森があると2/3になる。(ワールドウェイク)
- 万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon - 多色へのプロテクションとラッキーチャームを内臓している。(テーロス)
- マルドゥの悲哀狩り/Mardu Woe-Reaper - 墓地のカードを除去する能力を持つ。(運命再編)
- ドラゴンを狩る者/Dragon Hunter - プロテクション(ドラゴン)を持ちドラゴンならば到達を持つようにブロックできる。(タルキール龍紀伝)
- アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros - 伝説であり破壊不能を得る能力を持つ。プレインズウォーカーへ変身する。(マジック・オリジン)
- 探検隊の特使/Expedition Envoy - 同型再版(人間・スカウト・同盟者)。(戦乱のゼンディカー)
他の色で著名な1マナパワー2クリーチャー
- 青 - 対象になると生け贄に捧げられる幻影の熊/Phantasmal Bearなど。回避能力を持つものもあるが、自軍のバウンスやアップキープ・コストなどのデメリットを持つものが殆どであり、それらは1マナクリーチャーとは言いがたい。
- 黒 - スーサイド向きのカーノファージ/Carnophageや吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator、ゾンビがいないとダメージを受ける肉占い/Sarcomancy、タップインの戦墓のグール/Diregraf Ghoul、墓地からの復活能力を持つがブロックできない墓所這い/Gravecrawler、血に染まりし勇者/Bloodsoaked Championなど。
- 赤 - 森が必要な密林の猿人/Kird Ape、防御に回ると大きく性能が低下するジャッカルの仔/Jackal Pup、その上位互換の火飲みのサテュロス/Firedrinker Satyr、攻撃制限を持つモグの徴集兵部隊/Mogg Conscriptsやゴブリンの群勢/Goblin Cohort、速攻を持つが土地を引かせ得るデメリット能力を持つゴブリンの先達/Goblin Guide、吸血鬼にマッドネスを与えるファルケンラスの過食者/Falkenrath Gorgerなど。
- 緑 - 寝返る可能性があるガズバンのオーガ/Ghazban Ogreや野生の犬/Wild Dogs、ブロックできないジャングル・ライオン/Jungle Lion、エコーを持つ飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar、アンタップ制限を持つイラクサの歩哨/Nettle Sentinel、3/3にも育ち得るが山と平地が必要な野生のナカティル/Wild Nacatlなど。
- 混成 - 赤緑で攻撃強制のぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac、緑白で墓地対策を持つドライアドの闘士/Dryad Militant、赤黒で1/1だが解鎖を持つラクドスの哄笑者/Rakdos Cacklerなど。
- アーティファクト・クリーチャー - タフネスも3あるが対戦相手がクリーチャー呪文を唱えると生け贄に捧げられる藁のゴーレム/Straw Golem、防衛を持ち戦闘強制の剃刀草の幕/Razorgrass Screen、単体では攻撃できない結束した構築物/Bonded Constructなど。