映し身人形/Duplicant

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*[[クローン/Clone]]のように[[コピー]]になるわけではない。[[能力]]は得ないし、[[カード名]]・[[色]]・[[マナ・コスト]]なども変化しない。
 
*[[クローン/Clone]]のように[[コピー]]になるわけではない。[[能力]]は得ないし、[[カード名]]・[[色]]・[[マナ・コスト]]なども変化しない。
 
*複数のクリーチャーを[[刻印]]することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するように[[オラクル]]が変更されている。詳細は下記の[[#オラクルの変遷|オラクルの変遷]]を参照。
 
*複数のクリーチャーを[[刻印]]することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するように[[オラクル]]が変更されている。詳細は下記の[[#オラクルの変遷|オラクルの変遷]]を参照。
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**クリーチャー・カード2枚が[[合体]]しているパーマネントを追放した場合、同時に複数のクリーチャー・カードが追放されているが、このときこの2枚間での[[タイムスタンプ]]順を決めることになっているため「最後に追放されたクリーチャー・カード」は1枚に特定される。
 
*ルール改訂により[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]というクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった[[伝説のクリーチャー]]を刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
 
*ルール改訂により[[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド]]というクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった[[伝説のクリーチャー]]を刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
 
*特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。
 
*特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。

2016年9月6日 (火) 16:00時点における版


Duplicant / 映し身人形 (6)
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

刻印 ― 映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形はそれによって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプを持つ。それは多相の戦士(Shapeshifter)でもある。

2/4

戦場に出たときにクリーチャー1体を追放するアーティファクト・クリーチャー。さらに、追放したクリーチャーのパワータフネスクリーチャー・タイプを自分のものにする。

重いとは言え、どのでも使える上に破壊不能を持つクリーチャーにまで対処できる確定除去は強力。大型クリーチャーを除去すれば、戦闘でも活躍できるので二度美味しい。

ミラディン・ブロック構築スタンダードでは、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusという格好の的が存在したこともあり、歯と爪/Tooth and Nailを使うデッキや低速コントロールデッキにおいてしばしば使われた。

また、ヴィンテージ茶単においてもサイドボードで散見されるクリーチャーである。

ルール

  • パワー・タフネス、クリーチャー・タイプ変更能力は、「映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードである限り」と条件がついているので、特性定義能力ではない。種類別第4種および第7b種の継続的効果を作り出す能力である。戦場を離れれば、元のP/Tとクリーチャー・タイプに戻る。
  • クローン/Cloneのようにコピーになるわけではない。能力は得ないし、カード名マナ・コストなども変化しない。
  • 複数のクリーチャーを刻印することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するようにオラクルが変更されている。詳細は下記のオラクルの変遷を参照。
    • クリーチャー・カード2枚が合体しているパーマネントを追放した場合、同時に複数のクリーチャー・カードが追放されているが、このときこの2枚間でのタイムスタンプ順を決めることになっているため「最後に追放されたクリーチャー・カード」は1枚に特定される。
  • ルール改訂によりレジェンドというクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった伝説のクリーチャーを刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
  • 特性定義能力は追放領域に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。
  • クリーチャー化しているクリーチャーではないパーマネントを刻印した場合、それはクリーチャー・カードではないため、「クリーチャー・カードが刻印されている限り」の条件を満たさない。この場合、映し身人形は何も参照しない状態(2/4の実質バニラ)になる。

オラクルの変遷

当初のルール文章では、複数のクリーチャーカード追放することによって、複数のP/Tを持つことができるようになっていた。当時考案された複数のカードを追放する手法は以下のようなもの。

  1. 戦場ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterを出しておく。
  2. 墓地の一番上を死面の映し身人形/Death-Mask Duplicantにする。
  3. ヴォルラスの多相の戦士が持つ死面の映し身人形の起動型能力を何回か起動し、好きな枚数のクリーチャー・カードを刻印する。
  4. 墓地の一番上を映し身人形にする。

他に、Vesuvan Doppelgangerを利用するほぼ同様の方法もある。

2004年6月に出されたエラッタ参考)により、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことによって、複数のP/Tを持つという状況は発生しないようになった。(ただし、2004年11月までオラクルには反映されていなかった。)

基本セット2010において刻印がキーワード能力ではなくなり、関連している能力になった。このルール変更により、映し身人形自身の能力で追放したものでないと参照しないようになった。複数のカードを追放する状況が発生しなくなったことから、2009年7月11日のオラクル更新で「最後に刻印(追放)された」の記述が削除された。

しかし、基本セット2014において登場したストリオン共鳴体/Strionic Resonatorによって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、2013年7月のオラクル更新で最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。

参考

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