にやにや笑いのイグナス/Grinning Ignus
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[[再調整]]を行う議論も行われたが、提案された内容はどれもこの無限コンボを封殺するもので禁止とほぼ変わらない状態であったため再調整ではなく禁止措置を受けることになった。 | [[再調整]]を行う議論も行われたが、提案された内容はどれもこの無限コンボを封殺するもので禁止とほぼ変わらない状態であったため再調整ではなく禁止措置を受けることになった。 |
2022年9月23日 (金) 15:37時点における版
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
(赤),にやにや笑いのイグナスをオーナーの手札に戻す:(◇)(◇)(赤)を加える。起動はソーサリーとしてのみ行う。
2/2自身を手札に戻すことで自身のマナ・コストと同じマナを生成するエレメンタル。
3マナ2/2と赤のクリーチャーとしては標準の戦闘力を備えている上、必要になればマナに変換することもできるので時のらせんブロックのリミテッドでは十分な戦力となり得る。
また、大量の赤マナを必要とするが、雲の鍵/Cloud Keyやケンタウルスの前兆読み/Centaur Omenreaderと組み合わせることで単純なマナ加速として使える。このギミックは未来予知のテーマデッキの1つ未来の衝撃/Future Shockにも採用されている。上記のギミックに宝石の陣列/Gemstone Arrayを組み合わせることで、好きなだけ出し入れを繰り返すことができ、スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elfのような1ターンに何度も使えるマナフィルターや魔の魅惑/Alurenがあれば無限マナも可能である。
ストリクスヘイヴン:魔法学院で初めて本流のセットで(逆)再録された。クリーチャー全体の質の向上によって戦闘力が相対的に落ちてしまい、リミテッドでも無条件で採用とはいかなくなったが、同セットの青赤のテーマである重量級呪文を早期に唱える助けとなる。ストリクスヘイヴン期のスタンダードでは、語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytellingとの組み合わせで無限に出し入れでき、峰の恐怖/Terror of the Peaksがいれば無限ダメージとなる。
ストームを簡単に稼げるのもポイント。これがすでに戦場に出ている状態なら、元手1マナにつき1回唱えることができる計算になる。リミテッドでも、未来予知では時のらせんに収録されているぶどう弾/Grapeshot等と、ストリクスヘイヴン:魔法学院ではミスティカルアーカイブに再録されたストーム呪文と合わせることができる。さらにチャネル/Channelを組み合わせることでリミテッドとは思えない瞬殺コンボを実現する事も可能。
- この能力はソーサリー・タイミングでしか起動できないため、除去の回避やチャンプブロックさせて退避といった使い方はできないことに注意。一方マナ能力ではあるため、もみ消し/Stifleしたり減衰のマトリックス/Damping Matrixで起動を封じたりする事はできない。
- コストとして手札に戻すため、繰り返す悪夢/Recurring Nightmareと同様に能力の起動に対応して除去することはできない。
- 過去のカードのリメイクが多い時のらせんブロックの収録であるが、特ににやにや笑いのトーテム像/Grinning Totemやにやにや笑いの悪魔/Grinning Demonとの関連性はない。
- 未来予知初出時はコモンだったが、Modern Masters再録時にアンコモンに変更された。
- 初出時は自身のマナ・コストと能力で生み出すマナが(表記上)同一という対称性があったが、無色マナのマナ・シンボルが制定されて対称性は崩れた。
- その姿は、他の多くのエレメンタルが炎や水流、気流などの非実体的な姿であるのと異なり、ゴブリンに似た肉体を備えている(未来予知版イラスト/ストリクスヘイヴン:魔法学院版イラスト)。
「イグナスに何を捧げるのか、よく考えるがいい。食い物は、まあいいじゃろう。硬貨もな。だが、燃えるものはだめじゃ!」― 村の奇人、ストヴィク(出典:未来予知)
希に、プリズマリの生徒が召喚した精霊が有望とされ、滞在と入学を許されることがある。(出典:ストリクスヘイヴン:魔法学院)
禁止指定
2022年7月7月付けでアルケミーで禁止に指定された[1]。ゆすり屋のボス/Racketeer Boss(再調整前)で永久に宝物を生成する能力を付与することでいとも簡単に無限キャスト、無限マナが達成できてしまう。その結果アルケミー環境が「どちらが先にイグナスの無限コンボを決めるか」の戦いとなってしまい健全な対戦環境から逸脱してしまったことが原因。
再調整を行う議論も行われたが、提案された内容はどれもこの無限コンボを封殺するもので禁止とほぼ変わらない状態であったため再調整ではなく禁止措置を受けることになった。