Alexander Clamilton
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+ | *公式記事における[[カード名]]の日本語訳は「アレクサンダー・クラミルトン」<ref name="MM1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/un-boxing-part-1-2020-02-10 Un-Boxing, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033801/ 『アン』の箱詰め その1]([[Making Magic]] [[2020年]]2月10日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
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+ | *[[英雄譚]]など複数の文章欄を持つカードは、それらすべての行数を数える。例えば[[エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death]]の英語版({{Gatherer|id=476264|カード画像}})は16行のルール文章を持つカードである(最初の英雄譚のルール説明は注釈文であり含まれない)。[[宿主]]カードのピン止めの部分も別の文章欄扱いなので、[[Strutting Turkey]]({{Gatherer|id=479488|カード画像}})は9行のルール文章を持つカードである。 | ||
+ | *[[アン・ゲーム]]では通例として、「[[黒枠]]で扱わない[[特性]]([[絵|アート]]や[[透かし]]等)を参照する場合は、実際に印刷されているものを見る」ことになっており(→[[アン・ゲーム#ルール]])、同じカードであっても言語や収録されたセットによって得られる効果が変わることがある。[[タップ・シンボル]]が制定される以前のカードは特に長ったらしくなる傾向にあるため、相性の良い場合が多い。 | ||
+ | **現行の[[オラクル]]では1行をさえ持て余してしまう[[太陽の指輪/Sol Ring]](例:{{Gatherer|id=470767|統率者2019版のカード画像}})も、印刷された時期が時期なら長ったらしい認定を受けられる(例:{{Gatherer|id=40|リミテッド・エディション版のカード画像}}。5行ある)。 | ||
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+ | この[[カード]]は[[アングルード]]への先祖返りとなる、新たな[[クラムフォーク]]の1枚として作られた。名前の元ネタは[[Wikipedia:ja:アメリカ合衆国建国の父|ファウンディング・ファーザーズ]]の一人、[[Wikipedia:ja:アレクサンダー・ハミルトン|アレクサンダー・ハミルトン]](Alexander Hamilton)。 | ||
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+ | まず[[カード名]]にふさわしいClamを使ったダジャレを募集するところからデザインを始めた。[[伝説のクリーチャー]]の[[サイクル]]の1枚にするためには、[[青]][[単色]]で[[赤]]の[[能力]]を持つ必要があった。ハミルトンは合衆国憲法など様々な文書の執筆に関わったことで有名なので、[[Frazzled Editor]]や[[ゴミの精霊/Garbage Elemental]]が持っていた「wordy(語数の多い)」に関する能力が与えられた。また彼は決闘で死んだことでも有名なので、赤の能力は[[格闘]]を行うものになった。さらにこの2つの能力を関連づけることが提案され、全体として「[[ルール文章]]が長い[[デッキ]]」を推奨するデザインになった<ref name="MM1" />。 | ||
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+ | ==脚注== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:Unsanctioned]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:Unsanctioned]] - [[レア]] | ||
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2023年1月13日 (金) 18:57時点における最新版
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Alexander Clamilton (2)(青)伝説のクリーチャー — クラムフォーク(Clamfolk)・アドバイザー(Adviser)・レベル(Revel)
あなたが語数の多い呪文を唱えるたび、占術2を行う。(ルール文章が4行以上の場合、それは語数の多い呪文である。)
(1)(赤),(T):あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。ターン終了時まで、Alexander Clamiltonは+X/+0の修整を受ける。Xは公開されたカードのルール文章の行数に等しい。Alexander Clamiltonはそのクリーチャーと格闘を行う。
アーティスト:Dmitry Burmak
ルール文章が長いカードとシナジーする能力を持つ伝説のクラムフォーク。
基本のパワーが0のため他の強化無しで格闘で相手を倒せるかはライブラリーの一番上次第になるものの、1つ目の能力である程度修整値を担保できるため小型クリーチャー相手なら繰り返し使える除去として悪くない。デッキ構築の段階で基本土地やバニラクリーチャーを出来るだけ排し、効率を高めたい。統率者として使う場合はアンタップ手段を用意して攻撃に使ったり投げ飛ばし/Flingするなど他の活用手段も用意したい。
- ルール文章が(というか文章欄が)異様に長いアン・カード、Spark Fiend(カード画像)とGreater Morphling(カード画像)は絶好の相方。固有色も一致しており、併せて使えと言わんばかりである。他にも、英雄譚や分割カードなどの特殊な文章欄の形式を持つカードも、行数が多くなりやすいうえ、すべての文章欄の行数を合算できることから相性がよい(→#ルール)。
- このカードの能力を活用したいなら、基本土地は可能な限りSecret Lair Drop Seriesのフルテキスト基本土地を使用したい。フルテキストというだけあり22行(山/Mountainのみ23行)ものルール文章を持つ。
- クラムフォークであるだけでなく、アドバイザー(政治家)でありレベル(革命家、独立運動家)でもある。後述のカード名の元ネタ(→#開発秘話)を踏まえた職業設定と思われる。
- 公式記事におけるカード名の日本語訳は「アレクサンダー・クラミルトン」[1]。
[編集] ルール
- ルール文章とは、文章欄の中の斜体以外で書かれた文章のことである。注釈文やフレーバー・テキストなどはルール文章ではない。
- 斜体文と一緒の行でも、一単語でもルール文章が含まれていればそれは一行と見なされる。
- 日本語など単語も途中で区切る言語ならば一文字で良いと思われる。
- 英雄譚など複数の文章欄を持つカードは、それらすべての行数を数える。例えばエルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Deathの英語版(カード画像)は16行のルール文章を持つカードである(最初の英雄譚のルール説明は注釈文であり含まれない)。宿主カードのピン止めの部分も別の文章欄扱いなので、Strutting Turkey(カード画像)は9行のルール文章を持つカードである。
- アン・ゲームでは通例として、「黒枠で扱わない特性(アートや透かし等)を参照する場合は、実際に印刷されているものを見る」ことになっており(→アン・ゲーム#ルール)、同じカードであっても言語や収録されたセットによって得られる効果が変わることがある。タップ・シンボルが制定される以前のカードは特に長ったらしくなる傾向にあるため、相性の良い場合が多い。
- 現行のオラクルでは1行をさえ持て余してしまう太陽の指輪/Sol Ring(例:統率者2019版のカード画像)も、印刷された時期が時期なら長ったらしい認定を受けられる(例:リミテッド・エディション版のカード画像。5行ある)。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
Unsanctionedのレアの伝説のクリーチャーサイクル。起動コストに対抗色の色マナを含む起動型能力を持つ。括弧内は順にマナ・コストの色、起動コストの色。
- Syr Cadian, Knight Owl(白、黒)
- Alexander Clamilton(青、赤)
- Acornelia, Fashionable Filcher(黒、緑)
- Stet, Draconic Proofreader(赤、白)
- Pippa, Duchess of Dice(緑、青)
このサイクルは、Unstableの「友好色のアン・カード統率者サイクル(大演算器/The Grand Calcutronなど)」に続く、「対抗色の固有色を持つアン・カード統率者」として作られた。Unsanctionedは単色のハーフデッキを組み合わせて遊ぶ製品なので、いずれも「2つ目の色」が使えなくても機能するデザインになっている(Un-Boxing, Part 1/『アン』の箱詰め その1)。
[編集] 開発秘話
このカードはアングルードへの先祖返りとなる、新たなクラムフォークの1枚として作られた。名前の元ネタはファウンディング・ファーザーズの一人、アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)。
まずカード名にふさわしいClamを使ったダジャレを募集するところからデザインを始めた。伝説のクリーチャーのサイクルの1枚にするためには、青単色で赤の能力を持つ必要があった。ハミルトンは合衆国憲法など様々な文書の執筆に関わったことで有名なので、Frazzled Editorやゴミの精霊/Garbage Elementalが持っていた「wordy(語数の多い)」に関する能力が与えられた。また彼は決闘で死んだことでも有名なので、赤の能力は格闘を行うものになった。さらにこの2つの能力を関連づけることが提案され、全体として「ルール文章が長いデッキ」を推奨するデザインになった[1]。