バーニング・ハンズ/Burning Hands
提供:MTG Wiki
(5人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Burning Hands}} | {{#card:Burning Hands}} | ||
− | [[クリーチャー]]か[[プレインズウォーカー]]に2点[[ | + | [[クリーチャー]]か[[プレインズウォーカー]]に2点[[ダメージ]]を与える[[火力]][[インスタント]]。[[対象]]が[[緑]]なら6点もの大ダメージを与える。 |
− | [[色対策カード]] | + | [[対抗色]]ではなく[[友好色]]を標的とした珍しい[[色対策カード]]。緑のクリーチャーは[[タフネス]]が高いものが多いため、通常の[[火力]]で処理が困難であり、[[赤]]系[[デッキ]]にとって長年悩みの種であった。それらの多くをたった2[[マナ]]で処理できるのは革命的であり、[[壁_(俗語)|壁]]の排除にも[[大型クリーチャー]]の処理による延命にも役立つ一枚。緑以外にも効率が悪いとはいえダメージを与えられるため、[[メインデッキ]]から入れても[[腐る|腐り]]にくい点も魅力である。 |
− | 登場時の[[スタンダード]]では、[[長老ガーガロス/Elder Gargaroth]] | + | 登場時の[[スタンダード]]では、[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]に[[長老ガーガロス/Elder Gargaroth]]、[[星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent]]など、突破の難しい緑のクリーチャーを1枚で[[焼く|焼ける]]点を買われて、赤い[[デッキ]]の[[サイドボード]]の定番になっている。恐らく本来の対象であった[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]に撃たれることはまずないだろう。 |
+ | [[ローテーション]]直後も[[ストンピィ#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|緑単アグロ]]が[[メタゲーム]]上位になったことを受け、引き続き赤を含む多くの[[デッキ]]のサイドボードに採用されている。場合によってはメインデッキから採用するケースもあった。[[不詳の安息地/Faceless Haven]]の[[禁止カード|禁止]]による緑単アグロの弱体化後は[[メタゲーム]]から緑の[[ファッティ]]を用いるデッキが激減したため、こちらの採用率も低下した。 | ||
+ | |||
+ | *燃えやすい[[植物]]を擁する緑に覿面な辺り[[破壊的なかがり火/Consuming Bonfire]]に通じるものがある。 | ||
+ | *'''バーニング・ハンズ'''は[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]に登場する[[ウィザード]]・ソーサラー呪文(5版では1レベル力術)。広げた指先から火炎を放射し、周囲の可燃物にも燃え広がる炎ダメージを与える。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
12行: | 16行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[対緑カード]] | ||
*[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[アンコモン]] |
2023年4月19日 (水) 16:47時点における最新版
インスタント
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1つを対象とする。バーニング・ハンズはそれに2点のダメージを与える。そのパーマネントが緑であるなら、代わりにバーニング・ハンズはそれに6点のダメージを与える。
クリーチャーかプレインズウォーカーに2点ダメージを与える火力インスタント。対象が緑なら6点もの大ダメージを与える。
対抗色ではなく友好色を標的とした珍しい色対策カード。緑のクリーチャーはタフネスが高いものが多いため、通常の火力で処理が困難であり、赤系デッキにとって長年悩みの種であった。それらの多くをたった2マナで処理できるのは革命的であり、壁の排除にも大型クリーチャーの処理による延命にも役立つ一枚。緑以外にも効率が悪いとはいえダメージを与えられるため、メインデッキから入れても腐りにくい点も魅力である。
登場時のスタンダードでは、恋煩いの野獣/Lovestruck Beastに長老ガーガロス/Elder Gargaroth、星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpentなど、突破の難しい緑のクリーチャーを1枚で焼ける点を買われて、赤いデッキのサイドボードの定番になっている。恐らく本来の対象であった王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsに撃たれることはまずないだろう。
ローテーション直後も緑単アグロがメタゲーム上位になったことを受け、引き続き赤を含む多くのデッキのサイドボードに採用されている。場合によってはメインデッキから採用するケースもあった。不詳の安息地/Faceless Havenの禁止による緑単アグロの弱体化後はメタゲームから緑のファッティを用いるデッキが激減したため、こちらの採用率も低下した。
- 燃えやすい植物を擁する緑に覿面な辺り破壊的なかがり火/Consuming Bonfireに通じるものがある。
- バーニング・ハンズはダンジョンズ&ドラゴンズに登場するウィザード・ソーサラー呪文(5版では1レベル力術)。広げた指先から火炎を放射し、周囲の可燃物にも燃え広がる炎ダメージを与える。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
フォーゴトン・レルム探訪の色対策カードサイクル。4枚がインスタントで、1枚が瞬速を持つエンチャント。稀少度はアンコモン。
- 神聖なる一撃/Divine Smite(白→黒)
- レイ・オヴ・フロスト/Ray of Frost(青→赤)
- レイ・オヴ・エンフィーブルメント/Ray of Enfeeblement(黒→白)
- バーニング・ハンズ/Burning Hands(赤→緑)
- ハンターズ・マーク/Hunter's Mark(緑→青)
色対策カードのサイクルとしては珍しく、カードの色とそれが対策する色の5つの組は、カラーホイール上で対称的な関係にはなっていない。