魔法の鏡/The Magic Mirror

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ヴァントレスの[[伝説のアーティファクト]]。[[墓地]]の[[インスタント]]や[[ソーサリー]]の数だけ[[コスト]]が減り、[[手札の上限]]がなくなる[[ドローエンジン]]。
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また手札の上限撤廃のおかげで[[カード]]が無駄になることもない。
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また、過去の[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]などでもわかるように、追加ドローは毎[[ターン]]1枚だけでも十分強力で、あまりに大量に引いたところで[[オーバーキル]]にしかならない可能性も否めない。
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なかなか癖が強く、一筋縄ではいかないカードである。
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不要になったら処分する手段が欲しい。[[青]]なので[[バウンス]]するのが手っ取り早いが、すぐに出し直さないと手札の上限が適用されてしまうので、[[テンポ]]を損なううえに一時凌ぎなのが悩みどころ。
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ただ、手札上限まで捨てることになっても大抵は捨てるよりそれまでに引いた枚数の方が多いだろうから、[[ハンド・アドバンテージ]]の観点から見ればそれほど重大な問題にはなりにくい。
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[[明滅]]ならカウンター数のリセットを行いつつ手札上限の効果を切らさずに済む。登場時の[[スタンダード]]でも同居する[[テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist]]は[[色]]も合っていて非常に相性がよい。
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大量ドローをそのまま[[勝利]]へと変換できるような使い方も検討したい。[[突撃の地鳴り/Seismic Assault]]などが併用できればよいが、そうでなくとも単純に[[火力]]などを引いては次々と[[唱える]]動きでも十分強力。
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より[[Timmy, Johnny, and Spike|ジョニー]]なデッキを目指すならぜひ[[神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries]]の[[勝利条件]]を狙いたい。
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環境的には、幅を利かせていた[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]に容易に対処されてしまうのが逆風。[[サイクル]]中唯一、出したターンでは実質的に効果を発揮できないことがこの弱点をより顕著にしている。
  
 
*モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:白雪姫|白雪姫]]』に登場する「魔法の鏡」だろう。問いかけに必ず真実を答える鏡であり、王妃の「世界で一番美しいのは誰?」との問いにいつも「それは王妃様です」と答えていたが、ある日「それは白雪姫です」と答えたため、王妃は白雪姫の抹殺を企てる。
 
*モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:白雪姫|白雪姫]]』に登場する「魔法の鏡」だろう。問いかけに必ず真実を答える鏡であり、王妃の「世界で一番美しいのは誰?」との問いにいつも「それは王妃様です」と答えていたが、ある日「それは白雪姫です」と答えたため、王妃は白雪姫の抹殺を企てる。
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==ルール==
 
==ルール==
 
*[[当事者カード]]は、[[墓地]]にあるときには[[インスタント]]や[[ソーサリー]]ではない。
 
*[[当事者カード]]は、[[墓地]]にあるときには[[インスタント]]や[[ソーサリー]]ではない。
*[[発見+発散/Discovery+Dispersal]]のようなインスタントでもソーサリーでもある[[カード]]が墓地にあっても、[[コスト]]は1枚につき(1)しか減らない。
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*[[発見+発散/Discovery+Dispersal]]のようなインスタントでもソーサリーでもあるカードが墓地にあっても、[[コスト]]は1枚につき(1)しか減らない。
 
*3番目の[[能力]]が[[スタック]]にある間に魔法の鏡が[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合、[[戦場]]における[[最後の情報]]を参照して知識[[カウンター (目印)|カウンター]]の数を数え、その分だけカードを[[引く]]。知識カウンターを1個置く処理は実行できないので無視する([[マジックの黄金律#実行不可能な指示は無視する|マジックの黄金律]])。
 
*3番目の[[能力]]が[[スタック]]にある間に魔法の鏡が[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合、[[戦場]]における[[最後の情報]]を参照して知識[[カウンター (目印)|カウンター]]の数を数え、その分だけカードを[[引く]]。知識カウンターを1個置く処理は実行できないので無視する([[マジックの黄金律#実行不可能な指示は無視する|マジックの黄金律]])。
  
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===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/エルドレインの王権の伝説のアーティファクト}}
 
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==ストーリー==
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'''魔法の鏡'''/''The Magic Mirror''は、[[ヴァントレス/Vantress]]が所有する遺物({{Gatherer|id=474358}})。美徳の一つ、知識/Knowledgeの体現である。
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真の名は'''インドレロン'''/''Indrelon''で、意思を持ち人に語りかける。[[ヴァントレス城/Castle Vantress#ストーリー|ヴァントレス城/Castle Vantress]]の遥か下方、普段は水で満たされた空間に置かれている。インドレロンから[[騎士]]号や何らかの知識を得るためには、対価としてこの鏡が知らない秘密を教えなければならない。
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[[エルドレインの森]]の頃には[[巨人/Giant#エルドレイン|巨人/Giant]]によってヴァントレスから持ち去られており、天空の世界ストームケルド/Stormkeldに保管されている。
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*下記の※が付いたカードのように、単にthe Mirror(Mが大文字)と表記される場合もある。
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===[[カード名]]に登場===
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;[[機械兵団の進軍]]
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:[[鏡の騎士団/Order of the Mirror]] ※
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===[[絵|イラスト]]に登場===
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;[[エルドレインの王権]]
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:[[不可解な幻視/Unexplained Vision]]
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;[[エルドレインの森]]
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:[[ベルーナ・グランドスコール/Beluna Grandsquall]](通常版)
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===[[フレイバー・テキスト]]に登場===
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;[[エルドレインの王権]]
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:[[鏡細工/Mirrormade]] ※
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;[[機械兵団の進軍]]
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:[[鏡の騎士団/Order of the Mirror]]
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===登場作品・登場記事===
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;[[エルドレインの王権]]
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*[[Throne of Eldraine: The Wildered Quest]](小説)
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*[https://mtg-jp.com/reading/special/0033245/ 『エルドレインの王権』物語ダイジェスト:第4回 不可解な幻視](マジック日本公式サイト [[2019年]]10月24日)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033430/ プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内](Feature 2019年10月31日 [[Chris Mooney]]著)
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;[[エルドレインの森]]
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-2-wandering-knight-budding-hero Wilds of Eldraine | Episode 2: Wandering Knight, Budding Hero]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WOE/0037127/ 第2話 流浪の騎士、新米英雄](Magic Story [[2023年]]8月9日 [[K. Arsenault Rivera]]著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-3-two-great-banquets Wilds of Eldraine | Episode 3: Two Great Banquets]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WOE/0037138/ 第3話 二つのもてなし](Magic Story 2023年8月10日 K. Arsenault Rivera著)
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[トリプルシンボルカード]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[神話レア]]
 
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2023年9月11日 (月) 02:02時点における最新版


The Magic Mirror / 魔法の鏡 (6)(青)(青)(青)
伝説のアーティファクト

この呪文を唱えるためのコストは、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚につき(1)少なくなる。
あなたの手札の上限はなくなる。
あなたのアップキープの開始時に、魔法の鏡の上に知識(knowledge)カウンターを1個置き、その後魔法の鏡の上に置かれている知識カウンター1個につきカードを1枚引く。


ヴァントレス/Vantress伝説のアーティファクト解放された精神/Mind Unboundのように徐々に引く枚数が増えていく誘発型能力に加えて、墓地インスタントソーサリーの数だけコストが減る能力と手札の上限がなくなる能力を併せ持ったドローエンジン

ドロー加速力は強烈の一言であるし、コストが最低3マナにまで軽くなる点も扱いを容易にしている。 また手札の上限撤廃のおかげでカードが無駄になることもない。

パッと見る限りは至れり尽くせりで完全無欠のドローエンジンにも見えるが、カードを引くことは強制なのでライブラリーアウトしかねない点と、コスト軽減の条件がそれなりに難しく下準備に手間取る点がネック。 また、過去のファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどでもわかるように、追加ドローは毎ターン1枚だけでも十分強力で、あまりに大量に引いたところでオーバーキルにしかならない可能性も否めない。 なかなか癖が強く、一筋縄ではいかないカードである。

不要になったら処分する手段が欲しい。なのでバウンスするのが手っ取り早いが、すぐに出し直さないと手札の上限が適用されてしまうので、テンポを損なううえに一時凌ぎなのが悩みどころ。 ただ、手札上限まで捨てることになっても大抵は捨てるよりそれまでに引いた枚数の方が多いだろうから、ハンド・アドバンテージの観点から見ればそれほど重大な問題にはなりにくい。 明滅ならカウンター数のリセットを行いつつ手札上限の効果を切らさずに済む。登場時のスタンダードでも同居するテフェリーの時間改変/Teferi's Time Twistも合っていて非常に相性がよい。

大量ドローをそのまま勝利へと変換できるような使い方も検討したい。突撃の地鳴り/Seismic Assaultなどが併用できればよいが、そうでなくとも単純に火力などを引いては次々と唱える動きでも十分強力。 よりジョニーなデッキを目指すならぜひ神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries勝利条件を狙いたい。

環境的には、幅を利かせていた王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsに容易に対処されてしまうのが逆風。サイクル中唯一、出したターンでは実質的に効果を発揮できないことがこの弱点をより顕著にしている。

  • モチーフは、グリム童話白雪姫』に登場する「魔法の鏡」だろう。問いかけに必ず真実を答える鏡であり、王妃の「世界で一番美しいのは誰?」との問いにいつも「それは王妃様です」と答えていたが、ある日「それは白雪姫です」と答えたため、王妃は白雪姫の抹殺を企てる。

[編集] ルール

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

エルドレインの王権伝説のアーティファクトサイクル。各に1枚ずつ存在する有色アーティファクトで、何かの数に応じて唱えるためのコストが少なくなる。稀少度神話レア

ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの五つの宮廷それぞれにとっての重要なアイテムである。

[編集] ストーリー

魔法の鏡/The Magic Mirrorは、ヴァントレス/Vantressが所有する遺物(イラスト)。美徳の一つ、知識/Knowledgeの体現である。

真の名はインドレロン/Indrelonで、意思を持ち人に語りかける。ヴァントレス城/Castle Vantressの遥か下方、普段は水で満たされた空間に置かれている。インドレロンから騎士号や何らかの知識を得るためには、対価としてこの鏡が知らない秘密を教えなければならない。

エルドレインの森の頃には巨人/Giantによってヴァントレスから持ち去られており、天空の世界ストームケルド/Stormkeldに保管されている。

  • 下記の※が付いたカードのように、単にthe Mirror(Mが大文字)と表記される場合もある。

[編集] カード名に登場

機械兵団の進軍
鏡の騎士団/Order of the Mirror

[編集] イラストに登場

エルドレインの王権
不可解な幻視/Unexplained Vision
エルドレインの森
ベルーナ・グランドスコール/Beluna Grandsquall(通常版)

[編集] フレイバー・テキストに登場

エルドレインの王権
鏡細工/Mirrormade
機械兵団の進軍
鏡の騎士団/Order of the Mirror

[編集] 登場作品・登場記事

エルドレインの王権
エルドレインの森

[編集] 参考

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