最下層民/Pariah
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(9人の利用者による、間の15版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Pariah}} | {{#card:Pariah}} | ||
− | [[エンチャント]]した[[クリーチャー]]に[[ダメージ]] | + | [[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]した[[クリーチャー]]に[[ダメージ]]が[[移し変え効果|移し変えられる]]ようになる[[オーラ]]。 |
− | [[ | + | 一時しのぎとしても利用できるが、[[シナジー]]をなすカードも多いので狙っていくとよいだろう。代表的な[[コンボ]]としては、ダメージを無効化できるクリーチャー、例えば[[プロテクション]]や[[破壊不能]]持ち、あるいは[[革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary]]・[[曙光の精霊/Dawn Elemental]]などに[[つける]]ことが挙げられる。[[エンチャント]][[除去]]もクリーチャー除去も無い[[デッキ]]は、それだけで完封されることも。[[崇拝/Worship]]と同じく、特に[[赤]]にとって脅威となる[[カード]]。 |
− | + | [[あなた|自分]]のクリーチャーにつけてコンボを狙うほか、[[魂の絆/Spirit Link]]と同様に、[[対戦相手]]のクリーチャーにつけて無力化させる事もできる。この場合、対戦相手の破壊不能持ちにつけるのもよいだろう。 | |
− | *最下層民と[[背信の絆/Treacherous Link]]が同じクリーチャーにエンチャントされていて、そのクリーチャーと最下層民の[[コントローラー]] | + | *最下層民と[[背信の絆/Treacherous Link]]が同じクリーチャーにエンチャントされていて、そのクリーチャーと最下層民の[[コントローラー]]が同じ場合は、クリーチャーへのダメージはクリーチャーに、プレイヤーへのダメージはプレイヤーにと本来[[与える|与えられる]]ところに与えられる。[[無限ループ]]が起こる訳ではない。なぜならば、ひとつの[[イベント]]に対しては同一の[[置換効果]]は一度しか適用されないからである。 |
*対戦相手の[[ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator]]につけると対戦相手は困るだろう。[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]なら、つけるのが自分のであっても対戦相手のであっても効果絶大。 | *対戦相手の[[ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator]]につけると対戦相手は困るだろう。[[ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator]]なら、つけるのが自分のであっても対戦相手のであっても効果絶大。 | ||
*[[第8版を選ぼう]]第7週に登場するも敗北。勝ったのは[[崇拝/Worship]]であった。その後、時を置いて[[第10版]]にて[[再録]]。 | *[[第8版を選ぼう]]第7週に登場するも敗北。勝ったのは[[崇拝/Worship]]であった。その後、時を置いて[[第10版]]にて[[再録]]。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | * [[殉教者の血/Blood of the Martyr]] - | + | *[[殉教者の血/Blood of the Martyr]] - 逆にクリーチャーの代わりにあなたがダメージを受ける(1[[ターン]]のみ)。(白)(白)(白)のインスタント。([[ザ・ダーク]]) |
− | * [[最下層民の盾/Pariah's Shield]] - [[装備品]] | + | *[[シヴィーの武勇/Sivvi's Valor]] - [[アンタップ状態]]のクリーチャー1体[[タップ]]で[[ピッチスペル]]になる殉教者の血。([[ネメシス]]) |
+ | ===主な亜種=== | ||
+ | ダメージをクリーチャーに移し替えるカード。特記ない限り[[白]]で、あなたへのダメージのみを引き受けさせる[[移し変え効果]]。最初から[[内蔵]]しているクリーチャーは[[Veteran Bodyguard]]の項を、対戦相手にも移し替えられるものは[[ダメージ反射/Reflect Damage]]の項を、あなたのクリーチャーからあなたのクリーチャーへ移し替えるものは[[コーのダメージ移し変え能力]]の項を参照。 | ||
+ | *[[身代わり/Simulacrum]] - [[黒]]2マナの[[インスタント]]。移し変えでなく、このターン受けたダメージ分[[ライフ]]を[[回復]]してから、[[対象]]のあなたのクリーチャーに同点数ダメージ。([[リミテッド・エディション]]) | ||
+ | *[[Nova Pentacle]] - 4マナの[[アーティファクト]]。[[起動]][[コスト]](3)の[[起動型能力]]。移し変え先の選択権が対戦相手にある。([[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]) | ||
+ | **[[将軍の正装/General's Regalia]] - 3マナのアーティファクト。起動コスト(3)の起動型能力。選択権は自分にあるが、対戦相手のクリーチャーには移し変えられなくなったNova Pentacle。([[メルカディアン・マスクス]]) | ||
+ | *[[コーの詠唱/Kor Chant]] - 3マナ。対象クリーチャー1体へのダメージを、もう一方の対象クリーチャー1体へ移し変える。([[エクソダス]]) | ||
+ | **[[コーの葬送歌/Kor Dirge]] - コーの詠唱の黒い[[タイムシフト|カラーシフト]]版。([[次元の混乱]]) | ||
+ | *[[盾の踊り手/Shield Dancer]] - 3マナ1/3クリーチャー。起動コスト(2)(白)の起動型能力で、これに与えられるダメージのみを移し変える。対象は[[攻撃クリーチャー]]1体のみ。([[プロフェシー]]) | ||
+ | *[[カローナの盲信者/Karona's Zealot]] - 5マナ2/4クリーチャー。[[変異]](3)(白)(白)の[[表向きになったとき]]の[[誘発型能力]]でこれに与えられるダメージのみを移し変える。対象はクリーチャー1体のみ。([[スカージ]]) | ||
+ | *[[形勢逆転/Turn the Tables]] - [[攻撃クリーチャー]]1体にしか移し変えられない。5マナのインスタント。([[ダークスティール]]) | ||
+ | *[[最下層民の盾/Pariah's Shield]] - [[装備品]]版。そのため通常は自分のクリーチャーにしかつけられない。([[ラヴニカ:ギルドの都]]) | ||
+ | *[[交感の痛手/Channel Harm]] - あなたかあなたの[[パーマネント]]に与えられるダメージを全て[[軽減]]して、対象クリーチャーに同点数ダメージ。6マナのインスタント。([[運命再編]]) | ||
+ | **[[ギデオンの犠牲/Gideon's Sacrifice]] - あなたのクリーチャーか[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]1体にしか移し変えられない交感の痛手。1マナ。([[灯争大戦]]) | ||
+ | *[[救済の恩寵/Saving Grace]] - 2マナ[[瞬速]]オーラ。他のパーマネントへのダメージも引き受けるが、戦場に出たターン限定。あなたのクリーチャーにしかつけられないが+0/+3[[修整]]付き。([[破滅の刻]]) | ||
+ | *[[傑士の隆盛/Ascent of the Worthy]] - [[英雄譚]]のI,II[[章能力]]。自分の全クリーチャーが受けるダメージを、自分のクリーチャー1体に移し変える。([[カルドハイム]]) | ||
==参考== | ==参考== | ||
19行: | 34行: | ||
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:第7版]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:第7版]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:速報]] - [[レア]] |
2024年5月26日 (日) 22:45時点における最新版
Pariah / 最下層民 (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたに与えられるすべてのダメージは、代わりにエンチャントされているクリーチャーに与えられる。
エンチャントしたクリーチャーにダメージが移し変えられるようになるオーラ。
一時しのぎとしても利用できるが、シナジーをなすカードも多いので狙っていくとよいだろう。代表的なコンボとしては、ダメージを無効化できるクリーチャー、例えばプロテクションや破壊不能持ち、あるいは革命家チョー=マノ/Cho-Manno, Revolutionary・曙光の精霊/Dawn Elementalなどにつけることが挙げられる。エンチャント除去もクリーチャー除去も無いデッキは、それだけで完封されることも。崇拝/Worshipと同じく、特に赤にとって脅威となるカード。
自分のクリーチャーにつけてコンボを狙うほか、魂の絆/Spirit Linkと同様に、対戦相手のクリーチャーにつけて無力化させる事もできる。この場合、対戦相手の破壊不能持ちにつけるのもよいだろう。
- 最下層民と背信の絆/Treacherous Linkが同じクリーチャーにエンチャントされていて、そのクリーチャーと最下層民のコントローラーが同じ場合は、クリーチャーへのダメージはクリーチャーに、プレイヤーへのダメージはプレイヤーにと本来与えられるところに与えられる。無限ループが起こる訳ではない。なぜならば、ひとつのイベントに対しては同一の置換効果は一度しか適用されないからである。
- 対戦相手のファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorにつけると対戦相手は困るだろう。ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorなら、つけるのが自分のであっても対戦相手のであっても効果絶大。
- 第8版を選ぼう第7週に登場するも敗北。勝ったのは崇拝/Worshipであった。その後、時を置いて第10版にて再録。
[編集] 関連カード
- 殉教者の血/Blood of the Martyr - 逆にクリーチャーの代わりにあなたがダメージを受ける(1ターンのみ)。(白)(白)(白)のインスタント。(ザ・ダーク)
- シヴィーの武勇/Sivvi's Valor - アンタップ状態のクリーチャー1体タップでピッチスペルになる殉教者の血。(ネメシス)
[編集] 主な亜種
ダメージをクリーチャーに移し替えるカード。特記ない限り白で、あなたへのダメージのみを引き受けさせる移し変え効果。最初から内蔵しているクリーチャーはVeteran Bodyguardの項を、対戦相手にも移し替えられるものはダメージ反射/Reflect Damageの項を、あなたのクリーチャーからあなたのクリーチャーへ移し替えるものはコーのダメージ移し変え能力の項を参照。
- 身代わり/Simulacrum - 黒2マナのインスタント。移し変えでなく、このターン受けたダメージ分ライフを回復してから、対象のあなたのクリーチャーに同点数ダメージ。(リミテッド・エディション)
- Nova Pentacle - 4マナのアーティファクト。起動コスト(3)の起動型能力。移し変え先の選択権が対戦相手にある。(レジェンド)
- 将軍の正装/General's Regalia - 3マナのアーティファクト。起動コスト(3)の起動型能力。選択権は自分にあるが、対戦相手のクリーチャーには移し変えられなくなったNova Pentacle。(メルカディアン・マスクス)
- コーの詠唱/Kor Chant - 3マナ。対象クリーチャー1体へのダメージを、もう一方の対象クリーチャー1体へ移し変える。(エクソダス)
- コーの葬送歌/Kor Dirge - コーの詠唱の黒いカラーシフト版。(次元の混乱)
- 盾の踊り手/Shield Dancer - 3マナ1/3クリーチャー。起動コスト(2)(白)の起動型能力で、これに与えられるダメージのみを移し変える。対象は攻撃クリーチャー1体のみ。(プロフェシー)
- カローナの盲信者/Karona's Zealot - 5マナ2/4クリーチャー。変異(3)(白)(白)の表向きになったときの誘発型能力でこれに与えられるダメージのみを移し変える。対象はクリーチャー1体のみ。(スカージ)
- 形勢逆転/Turn the Tables - 攻撃クリーチャー1体にしか移し変えられない。5マナのインスタント。(ダークスティール)
- 最下層民の盾/Pariah's Shield - 装備品版。そのため通常は自分のクリーチャーにしかつけられない。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 交感の痛手/Channel Harm - あなたかあなたのパーマネントに与えられるダメージを全て軽減して、対象クリーチャーに同点数ダメージ。6マナのインスタント。(運命再編)
- ギデオンの犠牲/Gideon's Sacrifice - あなたのクリーチャーかプレインズウォーカー1体にしか移し変えられない交感の痛手。1マナ。(灯争大戦)
- 救済の恩寵/Saving Grace - 2マナ瞬速オーラ。他のパーマネントへのダメージも引き受けるが、戦場に出たターン限定。あなたのクリーチャーにしかつけられないが+0/+3修整付き。(破滅の刻)
- 傑士の隆盛/Ascent of the Worthy - 英雄譚のI,II章能力。自分の全クリーチャーが受けるダメージを、自分のクリーチャー1体に移し変える。(カルドハイム)