秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets
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− | *「ライブラリーの一番上を[[見る|見て]] | + | [[イニストラード:真夜中の狩り]]で[[再録]]。かつてのような[[Delver-Go#イニストラード:真夜中の狩り期|クロック・パーミッション]]が組まれた他、[[ローテーション]]後は[[青単テンポ#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|青単テンポ]]に採用例が散見される。しかし10年の歳月を経た事で新録クリーチャーの性能が向上し、このカードの優位性が失われつつある事、[[切り崩し/Cut Down]]を始め優秀な軽量除去が充実した環境である事、競合相手としてフィニッシャーとシステムクリーチャーを兼ねる[[傲慢なジン/Haughty Djinn]]が存在する事などから、デッキの軸となるまでには至っていない。 |
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− | + | *「ライブラリーの一番上を[[見る|見て]]、(条件を満たしていて、かつ望むなら)[[公開する|公開]]して、変身」が一連の変身能力である。 | |
+ | **変身しない場合は公開する必要はないため、[[手札]]の中身がバレる心配はない。また、あえて公開しないことで[[打ち消す|打ち消し]]などをこっそり手札に加える[[プレイング]]にも利用できる。 | ||
+ | **[[解決]]しはじめたら、その間に割り込むタイミングはない。例えば公開したのに[[対応して]]1点[[火力]]で[[除去]]、なんてことはできない。[[対戦相手]]側としては、除去するならばライブラリーの一番上を見る前の段階で決断する必要がある。 | ||
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+ | *第2面は人間でありながら昆虫でもあるかなり特殊なクリーチャーであり、{{Gatherer|id=274373|イラスト}}も気色悪い。この姿は、自分の身体を実験台にしてなった結果らしい。 | ||
{{フレイバーテキスト|残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。|研究記録、最後の書き込み}} | {{フレイバーテキスト|残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。|研究記録、最後の書き込み}} | ||
− | * | + | **更に実験を続けた後の姿が[[リメイク]]としてカード化されている。ストーリー面でも昆虫の逸脱者の続きとなっている。[[#関連カード]]を参照。 |
+ | **イニストラード:真夜中の狩りの版は、{{Gatherer|id=536387}}や[[フレイバーテキスト]]を見る限り、この最終的に[[エルドラージ]]にまで至ってしまった研究者とは別人である。惨劇は何度でも繰り返される。 | ||
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+ | *マッドサイエンティストが自身の実験で自身を昆虫人間にしてしまう[[フレイバー]]のこのカードは、ホラー映画『[[Wikipedia:ja:ハエ男の恐怖|ハエ男の恐怖]]([[Wikipedia:ja:ザ・フライ|ザ・フライ]])』を参考にしている<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/scary-stories-part-2-2011-09-23 Scary Stories, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004000/ 恐るべき物語 その2]([[Making Magic]] 2011年9月23日)</ref>。 | ||
+ | *2013年4月27日〜28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2011年を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。同展示では唯一の[[コモン]]カード。 | ||
+ | *[[From the Vault:Transform]]に新規{{Gatherer|id=439326}}で[[再録]]された。 | ||
+ | ==関連カード== | ||
+ | ===サイクル=== | ||
+ | {{サイクル/秘密を掘り下げる者のメガサイクル}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[両面カード]] | + | <references /> |
+ | *[[両面カード]] - [[変身する両面カード]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[From the Vault:Transform]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2023年#From Cute to Brute|Secret Lair Drop Series: From Cute to Brute]] |
2023年10月3日 (火) 18:44時点における最新版
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行
3/2アップキープの開始時にライブラリーの一番上のカードがインスタントかソーサリーであれば、強力な昆虫人間へと変身するクリーチャー。第1面はクリーチャー・タイプも含めて脱走魔術師/Fugitive Wizardと同等、第2面は4マナの噛みつきドレイク/Snapping Drakeと同等である。
変身するかどうかは基本的に運任せだが、追加コストもいらず、ゲーム展開に悪影響が出るような特殊な条件でもないため、扱いやすい。変身を前提に使うことになるが、特化せずともそのうち変身は可能であり、デッキ構築段階でインスタント・ソーサリーが多くライブラリー操作も得意なデッキを組めばさらに確実。事実上の1マナ3/2フライヤーという強烈なウィニー・アタッカーとして扱える。1マナと軽いため隙を作りにくく、カードの性質上土地を切り詰め軽量ドローを連打しカウンターでバックアップするクロック・パーミッションと特に合致したカードである。
そのカードパワーでフォーマットを問わず幅広く活躍、Delver-Goという固有のアーキタイプをも生み出した。イニストラード登場時のスタンダードでは当初イリュージョンデッキで注目され、その後バックアップに装備品を利用したDelver-Bladeがメタゲームの中心として猛威を振るった。また、カードプールが広くなるほど軽くて強力なインスタント・ソーサリーを扱いやすくなることから、モダンやエクステンデッドはもとよりエターナルフォーマットでも活躍。特にレガシーでは、青緑スレッショルドの派生デッキ(Canadian ThresholdやTeam Americaなど)でタルモゴイフ/Tarmogoyfと並ぶ主力アタッカーとして実績を挙げている。コモンであるためパウパーでも使用でき、渦まく知識/Brainstormや定業/Preordainとのシナジーで青ウィニーの主力を担う。
リミテッドでは基本的にどんなデッキもクリーチャー主体となるため変身条件を満たしにくいが、変身後の性能は4〜5マナ域と同等であるため、1ターン目に出して5ターン目ぐらいに変身したとしても十分に標準以上。第2面も人間であるため、人間を参照する装備品がつくと手がつけられない。また、イニストラード・ブロックには未練ある魂/Lingering Souls等のクリーチャーを戦場に出す呪文や、思考掃き/Thought Scour等のデッキの動きを阻害しないドロー呪文・デッキ圧縮呪文などが豊富であるため、それらを優先的にピックすることで変身する確率を底上げできるのもポイントで、青の基本戦略のひとつともされている。ただし変身したところをバウンスや月霧/Moonmistで妨害されやすい弱点には注意。
イニストラード:真夜中の狩りで再録。かつてのようなクロック・パーミッションが組まれた他、ローテーション後は青単テンポに採用例が散見される。しかし10年の歳月を経た事で新録クリーチャーの性能が向上し、このカードの優位性が失われつつある事、切り崩し/Cut Downを始め優秀な軽量除去が充実した環境である事、競合相手としてフィニッシャーとシステムクリーチャーを兼ねる傲慢なジン/Haughty Djinnが存在する事などから、デッキの軸となるまでには至っていない。
- 第2面は人間でありながら昆虫でもあるかなり特殊なクリーチャーであり、イラストも気色悪い。この姿は、自分の身体を実験台にしてなった結果らしい。
残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。― 研究記録、最後の書き込み
- マッドサイエンティストが自身の実験で自身を昆虫人間にしてしまうフレイバーのこのカードは、ホラー映画『ハエ男の恐怖(ザ・フライ)』を参考にしている[1]。
- 2013年4月27日〜28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2011年を代表するカードとして展示された[2]。同展示では唯一のコモンカード。
- From the Vault:Transformに新規イラストで再録された。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsの変遷を描いたメガサイクル。いずれも第1面が青の変身する両面カード。
- 秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets - 昆虫の逸脱者/Insectile Aberration(イニストラード)
- 逸脱した研究者/Aberrant Researcher - 完成態/Perfected Form(イニストラードを覆う影)
- 完成態の講師/Docent of Perfection - 繰り返しつくしたもの/Final Iteration(異界月)
[編集] 参考
- ↑ Scary Stories, Part 2/恐るべき物語 その2(Making Magic 2011年9月23日)
- ↑ ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)