カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh
提供:MTG Wiki
細 |
|||
(7人の利用者による、間の14版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Chandra, Fire of Kaladesh}} | {{#card:Chandra, Fire of Kaladesh}} | ||
− | [[マジック・オリジン]]の[[両面カード]]として[[カード]] | + | [[マジック・オリジン]]の[[両面カード]]として[[カード]]化された、若き日の[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]。 |
;[[クリーチャー]]時 | ;[[クリーチャー]]時 | ||
− | :覚醒前は3[[マナ]]2/2の[[人間]]・[[シャーマン]]。[[赤]]の[[呪文]]を[[唱える]]たびに自身を[[アンタップ]]する[[誘発型能力]]と、[[プレイヤー]]に1点[[ダメージ]]を[[与える]][[タップ能力]]を持ち、2つ目の[[能力]]を[[解決]]した時点で3点以上のダメージを与えていれば[[変身]]する。 | + | :覚醒前は3[[マナ]]2/2の[[人間]]・[[シャーマン]]。[[赤]]の[[呪文]]を[[唱える]]たびに自身を[[アンタップ]]する[[誘発型能力]]と、[[プレイヤー]]か[[プレインズウォーカー]]に1点[[ダメージ]]を[[与える]][[タップ能力]]を持ち、2つ目の[[能力]]を[[解決]]した時点で3点以上のダメージを与えていれば[[変身]]する。 |
− | :あまり[[戦闘]]には向いていない[[サイズ]]なので、[[攻撃]] | + | :あまり[[戦闘]]には向いていない[[サイズ]]なので、[[攻撃]]+赤の呪文1つか、赤の呪文2つを唱えて素早く変身を狙うことになるだろう。 |
− | :* | + | :*クリーチャー時の能力は「赤の呪文1つにつきダメージを1点上乗せする」とも見れる。変身抜きに、[[システムクリーチャー]]として割り切って運用してしまうのも手。 |
− | + | ||
− | + | ||
+ | ;[[プレインズウォーカー]]時 | ||
;+1能力 | ;+1能力 | ||
− | : | + | :プレイヤーかプレインズウォーカーへの2点[[火力]]。 |
− | :1回この能力を[[起動]]すれば[[忠誠度]]5となり、それなりに打たれ強い。赤の[[スライ]]戦略では[[対戦相手]]へ攻撃を催促することでこちらの攻撃を[[通し|通す]] | + | :1回この能力を[[起動]]すれば[[忠誠度]]5となり、それなりに打たれ強い。赤の[[スライ]]戦略では[[対戦相手]]へ攻撃を催促することでこちらの攻撃を[[通し|通す]]役目にもなる。変身前と合わせて5点のダメージを与えるだけでも3マナの元手としては十分だろう。 |
;-2能力 | ;-2能力 | ||
20行: | 19行: | ||
;-7能力 | ;-7能力 | ||
:各対戦相手へ6点ダメージを与え、さらに[[アップキープ]]ごとに3点ダメージを与える[[紋章]]を押しつけ燃やし続ける。 | :各対戦相手へ6点ダメージを与え、さらに[[アップキープ]]ごとに3点ダメージを与える[[紋章]]を押しつけ燃やし続ける。 | ||
− | : | + | :変身前に3点、変身後に+1を3回で6点、さらにこの能力で9点与えると計18点ダメージとなり、[[回復]]手段がない限り対戦相手の[[ライフ]]は尽きるだろう。 |
+ | |||
+ | 変身前は本体火力を飛ばし、変身後の能力もすべて火力という特化した性能。登場時の[[スタンダード]]では[[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|スライ]]で採用されることがあった。[[ローテーション]]後は、環境に軽い[[火力]]があまり無いこともあり[[アタルカ・レッド#タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期|アタルカ・レッド]]でよく採用されるようになっている。 | ||
*変身する際には「与えたダメージの点数」を参照し、-7忠誠度能力もまた「ダメージを与えたかどうか」を参照する。そのため、ダメージの[[軽減]]には非常に弱く、[[プリベンター]]は天敵。 | *変身する際には「与えたダメージの点数」を参照し、-7忠誠度能力もまた「ダメージを与えたかどうか」を参照する。そのため、ダメージの[[軽減]]には非常に弱く、[[プリベンター]]は天敵。 | ||
*1つのカードに7回「ダメージ」という単語が出てくるのは史上最多記録。 | *1つのカードに7回「ダメージ」という単語が出てくるのは史上最多記録。 | ||
− | |||
==ルール== | ==ルール== | ||
33行: | 33行: | ||
;-7能力 | ;-7能力 | ||
*紋章は[[色]]を持たない。この紋章は、[[無色]]の発生源からのダメージを与える。 | *紋章は[[色]]を持たない。この紋章は、[[無色]]の発生源からのダメージを与える。 | ||
− | *紋章を得るのは、この能力によって実際にダメージを与えられたプレイヤーのみである。あるプレイヤーに与えられるダメージのすべてが[[軽減]]されたなら、そのプレイヤーは紋章を得ない。ダメージが一部でもあなたや[[チームメイト]]に[[ | + | *紋章を得るのは、この能力によって実際にダメージを与えられたプレイヤーのみである。あるプレイヤーに与えられるダメージのすべてが[[軽減]]されたなら、そのプレイヤーは紋章を得ない。ダメージが一部でもあなたや[[チームメイト]]に[[移し変え効果|移し変えられた]]なら、そのプレイヤーも紋章を得る。 |
*紋章を得た各プレイヤーが、その紋章の[[オーナー]]となる。[[多人数戦]]では、チャンドラのオーナーが[[ゲーム]]から離れたとしても紋章のオーナーがゲームに残っている限り、その紋章は残り続ける。 | *紋章を得た各プレイヤーが、その紋章の[[オーナー]]となる。[[多人数戦]]では、チャンドラのオーナーが[[ゲーム]]から離れたとしても紋章のオーナーがゲームに残っている限り、その紋章は残り続ける。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
− | + | {{キャラクターを表すカード/チャンドラ・ナラー}} | |
− | + | ||
− | + | ||
− | + | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
46行: | 43行: | ||
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
− | 少女時代の'''チャンドラ・ナラー'''/''Chandra Nalaar''。紅蓮術師/Pyromancerとしての力に目覚め、[[カラデシュ/Kaladesh# | + | 少女時代の'''チャンドラ・ナラー'''/''Chandra Nalaar''。紅蓮術師/Pyromancerとしての力に目覚め、[[カラデシュ/Kaladesh#領事府/The Consulate|領事府/The Consulate]]の[[ディレン・バラル/Dhiren Baral|バラル/Baral]]に目を付けられたチャンドラは、両親とともに逃亡生活を送っていたが、やがてバラルの軍に見つかり父[[キラン・ナラー/Kiran Nalaar|キラン/Kiran]]を殺され、チャンドラ自身も[[カラデシュ/Kaladesh#地理|アカーラ/The Akhara]]の広場で処刑される身となった。しかし振り下ろされた刃がその首に届く直前、チャンドラの[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]が点る。 |
詳細は[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)]]を参照。 | 詳細は[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)]]を参照。 | ||
53行: | 50行: | ||
*[[カラデシュ/Kaladesh]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[カラデシュ/Kaladesh]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:マジック・オリジン]] - [[神話レア]] | ||
+ | *[[From the Vault:Transform]] | ||
__NOTOC__ | __NOTOC__ |
2024年1月22日 (月) 03:46時点における最新版
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
あなたが赤の呪文を1つ唱えるたび、カラデシュの火、チャンドラをアンタップする。
(T):プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。カラデシュの火、チャンドラはそれに1点のダメージを与える。このターンにカラデシュの火、チャンドラが3点以上のダメージを与えたなら、カラデシュの火、チャンドラを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
Chandra, Roaring Flame / 燃え盛る炎、チャンドラ
〔赤〕 伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
[+1]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。燃え盛る炎、チャンドラはそれに2点のダメージを与える。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。燃え盛る炎、チャンドラはそれに2点のダメージを与える。
[-7]:燃え盛る炎、チャンドラは各対戦相手にそれぞれ6点のダメージを与える。これによりダメージを与えられた各プレイヤーはそれぞれ「あなたのアップキープの開始時に、この紋章はあなたに3点のダメージを与える。」を持つ紋章を得る。
マジック・オリジンの両面カードとしてカード化された、若き日のチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar。
- クリーチャー時
- 覚醒前は3マナ2/2の人間・シャーマン。赤の呪文を唱えるたびに自身をアンタップする誘発型能力と、プレイヤーかプレインズウォーカーに1点ダメージを与えるタップ能力を持ち、2つ目の能力を解決した時点で3点以上のダメージを与えていれば変身する。
- あまり戦闘には向いていないサイズなので、攻撃+赤の呪文1つか、赤の呪文2つを唱えて素早く変身を狙うことになるだろう。
- クリーチャー時の能力は「赤の呪文1つにつきダメージを1点上乗せする」とも見れる。変身抜きに、システムクリーチャーとして割り切って運用してしまうのも手。
- プレインズウォーカー時
- +1能力
- プレイヤーかプレインズウォーカーへの2点火力。
- 1回この能力を起動すれば忠誠度5となり、それなりに打たれ強い。赤のスライ戦略では対戦相手へ攻撃を催促することでこちらの攻撃を通す役目にもなる。変身前と合わせて5点のダメージを与えるだけでも3マナの元手としては十分だろう。
- -7能力
- 各対戦相手へ6点ダメージを与え、さらにアップキープごとに3点ダメージを与える紋章を押しつけ燃やし続ける。
- 変身前に3点、変身後に+1を3回で6点、さらにこの能力で9点与えると計18点ダメージとなり、回復手段がない限り対戦相手のライフは尽きるだろう。
変身前は本体火力を飛ばし、変身後の能力もすべて火力という特化した性能。登場時のスタンダードではスライで採用されることがあった。ローテーション後は、環境に軽い火力があまり無いこともありアタルカ・レッドでよく採用されるようになっている。
- 変身する際には「与えたダメージの点数」を参照し、-7忠誠度能力もまた「ダメージを与えたかどうか」を参照する。そのため、ダメージの軽減には非常に弱く、プリベンターは天敵。
- 1つのカードに7回「ダメージ」という単語が出てくるのは史上最多記録。
[編集] ルール
- クリーチャー時
- 「3点以上のダメージ」とは、チャンドラがダメージの発生源であるなら2つ目の能力でのダメージに限らない。戦闘ダメージでも格闘でも、チャンドラの灯の目覚め/Chandra's Ignitionによるダメージでも数える。
- 起動型能力の最後の一文は独立した能力ではない。この条件のチェックは、起動型能力の解決時にのみ行う。このターンにチャンドラが3点以上のダメージを与えたとしても、それを追放し変身させた状態で戦場に戻すためには、あなたはこの起動型能力を起動する必要がある。
- -7能力
- 紋章は色を持たない。この紋章は、無色の発生源からのダメージを与える。
- 紋章を得るのは、この能力によって実際にダメージを与えられたプレイヤーのみである。あるプレイヤーに与えられるダメージのすべてが軽減されたなら、そのプレイヤーは紋章を得ない。ダメージが一部でもあなたやチームメイトに移し変えられたなら、そのプレイヤーも紋章を得る。
- 紋章を得た各プレイヤーが、その紋章のオーナーとなる。多人数戦では、チャンドラのオーナーがゲームから離れたとしても紋章のオーナーがゲームに残っている限り、その紋章は残り続ける。
[編集] 関連カード
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
- 燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
- 炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
- 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
- カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh - 燃え盛る炎、チャンドラ/Chandra, Roaring Flame
- 炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller
- 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
- 紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius
- 勇敢な紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Bold Pyromancer
- 炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan
- 新米紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Novice Pyromancer
- 炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame
- 目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno
- 炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame's Fury
- 炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire
- 炎の触媒、チャンドラ/Chandra, Flame's Catalyst
- 勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill
- 希望の標、チャンドラ/Chandra, Hope's Beacon
- 火の後裔、チャンドラ/Chandra, Legacy of Fire
- 整炎師、チャンドラ/Chandra, Flameshaper
[編集] サイクル
マジック・オリジンの、神話レアの変身する両面カードのサイクル。第1面は伝説のクリーチャー、第2面はプレインズウォーカーであり、プレインズウォーカー/Planeswalkerたちの、プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る前の姿と、点った後の姿を表している。
- アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros - 歴戦の戦士、ギデオン/Gideon, Battle-Forged
- ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy - 束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unbound
- 異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer - 反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer
- カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh - 燃え盛る炎、チャンドラ/Chandra, Roaring Flame
- 巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer - 精霊信者の賢人、ニッサ/Nissa, Sage Animist
[編集] ストーリー
少女時代のチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar。紅蓮術師/Pyromancerとしての力に目覚め、領事府/The Consulateのバラル/Baralに目を付けられたチャンドラは、両親とともに逃亡生活を送っていたが、やがてバラルの軍に見つかり父キラン/Kiranを殺され、チャンドラ自身もアカーラ/The Akharaの広場で処刑される身となった。しかし振り下ろされた刃がその首に届く直前、チャンドラのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る。
詳細はチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)を参照。