カルドハイム/Kaldheim
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*[[神|'''神'''/''God'']] - 強大な存在。現在の神スコーティは、星界の霊薬を飲むことで長い寿命と超自然的な力を得ている。 | *[[神|'''神'''/''God'']] - 強大な存在。現在の神スコーティは、星界の霊薬を飲むことで長い寿命と超自然的な力を得ている。 | ||
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*[[ドワーフ/Dwarf#カルドハイム|'''ドワーフ'''/''Dwarf'']] - アクスガルドの人型種族。武器や道具の職人としても、物語の語り手としても名高い。 | *[[ドワーフ/Dwarf#カルドハイム|'''ドワーフ'''/''Dwarf'']] - アクスガルドの人型種族。武器や道具の職人としても、物語の語り手としても名高い。 | ||
*[[エルフ/Elf#カルドハイム|'''エルフ'''/''Elf'']] - スケムファーの人型種族。かつての神アイニールの子孫。長年にわたり森のエルフと闇のエルフに分かれていた。 | *[[エルフ/Elf#カルドハイム|'''エルフ'''/''Elf'']] - スケムファーの人型種族。かつての神アイニールの子孫。長年にわたり森のエルフと闇のエルフに分かれていた。 | ||
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**[[ニコ・アリス/Niko Aris (ストーリー)|'''ニコ・アリス'''/''Niko Aris'']] - [[テーロス/Theros]]出身者。ノンバイナリー。鏡の破片のような武器に触れた生物を一時的に閉じ込める能力を持つ。 | **[[ニコ・アリス/Niko Aris (ストーリー)|'''ニコ・アリス'''/''Niko Aris'']] - [[テーロス/Theros]]出身者。ノンバイナリー。鏡の破片のような武器に触れた生物を一時的に閉じ込める能力を持つ。 | ||
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− | + | *[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036853/ バトルを選べ その2]([[Making Magic]] 2023年4月17日) - 機械兵団の進軍におけるカルドハイムのストーリーが上記の内容以外にも断片的に説明されている。 | |
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2023年8月10日 (木) 22:01時点における最新版
カルドハイム/Kaldheimは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの一つ。プレインチェイスで初登場し、カルドハイムの舞台となった。
目次 |
[編集] 世界観
カルドハイムは多数の個別の領界/Realmから成る巨大な次元/Planeである。領界とは小さな次元であり、いずれも自分たちを生み出した宇宙的構造物と繋がっており、その周りを予測不能の軌道で周回している。領界の民は、この構造物を巨大な生きた樹――世界樹/The World Treeであると見なしている。そしてそれはすべての生命の起源であり、広大な無の中に生えているのだと。領界内では、世界樹は物理的な樹として現れ、その枝は空に見ることができる。
[編集] シュタルンハイムの光/The Light of Starnheim
カルドハイムには太陽も月もない。だがすべての領界から戦乙女の聖堂/The Hall of the Valkyriesを見ることができ、その姿は太陽から離れた位置に光が見える現象、幻日によく似ている。これは「シュタルンハイムの光/The Light of Starnheim」として知られており、住民たちはそれを表すシンボルを用いる。
[編集] 星界/The Cosmos
領界と領界の間は、オーロラのように移り変わる光で満たされた不明瞭な空間であり、星界/The Cosmosとして知られている。ある領界の住民が星界を渡って別の領界に達することは、困難ではあるが不可能ではない。
[編集] 星界の怪物/Cosmos monster
星界の怪物/Cosmos monsterとして知られる魔法生物は、領界間の空間に棲み、栄えている。それらのほとんどは狼や鷲などの見覚えのある動物に似ているが、桁外れの大きさに育っており、神秘的な能力と超自然的な知識で増強されている。星界の怪物たちが生まれた際、世界のあらゆる秘密が――まだ起こってない出来事も含めて――その精神の内に封じられた、カルドハイムの民はそう信じている。多くの領界における魔道士が、そして神でさえもが、その秘密を解き明かすことに生涯を捧げてきた。
これらの怪物は信じられないほど古い存在だ。それらは世界樹の最初の「果実」であると言われており、現在は世界樹の守護者として働き、次元自体と領界の構造を保っている。星界の怪物のほとんどは領界間を自由に移動でき、領界に入り込んだ際には破壊と混乱をもたらすこともしばしばである。
星界の怪物たちに、星界に棲むこと以外の共通点はほとんどない。その大きさは、想像を絶するほど巨大な星界の大蛇コーマ/Komaから、神エシカ/Esikaの掌に乗るほど小さなリスのトスキ/Toskiまで様々だ。星界の怪物の多くはよく知られており、多数の英雄譚に登場するが、一方で誰も見たことのない、生態不明の怪物もいる。中には世界樹より大きな怪物もいるかもしれない――それは神の心にさえも恐怖を呼び起こす考えだ。
[編集] 星界渡り
普通の人間が適切な魔法を用いずに星界に足を踏み入れれば、まず方向感覚を失い、次に恐怖し、すぐに狂気に屈するだろう。星界の怪物は不運な旅人に引き寄せられ、速やかに貪り喰らうだろう。彼らがたまたま怪物を回避できたとしても、食料も水もなく、星界を移動するのはほぼ不可能だ。しかし、適切な類の魔法――特別な呪文、神の武器、強力なルーンが刻まれた船――があれば、星界を渡り、ある領界から別の領界へと旅することができる。
[編集] 領界路/Omenpath
領界が世界樹上を移動すると、領界間に領界路/Omenpathと呼ばれる通路が開くことがある。
詳細は領界路/Omenpathを参照。
[編集] その他の渡り
神を神たらしめる星界の霊薬/The Cosmos Elixirのおかげで、神々は星界の方向感覚を失わせる効果に耐性があり、他の種族よりも容易に領界間を渡ることができる。それでもなお小次元間を単に渡るのは困難な旅となるため、彼らは多くの場合、領界路を開く魔法物を使用する。珍しい例だが、直接領界間を渡れる魔法物を使うこともある。
多相/Shapeshifterの姿を変える能力や、領界路探し/The Omenseekersのルーンで強化された長艇も、領界間を通行することを可能にしている。
[編集] 領界/Realm
十の領界が知られている。それら以外にも領界はあるが、詳細は語られていない。
[編集] ブレタガルド/Bretagard
人間/Humanが住まう、緑白中心の領界。対立する五つの人間氏族が暮らす。広大な平原や古の森を擁する一つの大陸と、それを取り囲む嵐の海から成る。
詳細はブレタガルド/Bretagardを参照。
[編集] アクスガルド/Axgard
ドワーフ/Dwarfが住まう赤白の領界。樹木のない山脈と平地の地下に、黄金で満ちたドワーフの都市が広がる。
詳細はアクスガルド/Axgardを参照。
[編集] ノットヴォルド/Gnottvold
トロール/Trollが住まう赤緑の領界。鬱蒼とした森林や岩がちな高地に、古の巨人文明の遺跡が点在している。
詳細はノットヴォルド/Gnottvoldを参照。
[編集] イマースターム/Immersturm
デーモン/Demonが住まう黒赤の領界。火と戦争の世界で、デーモンを閉じ込めるべくルーンの護法で封印されている。
詳細はイマースターム/Immersturmを参照。
[編集] イストフェル/Istfell
霊魂/Spiritが住まう白青の領界。動物、怪物、ほとんどの人型種族の霊魂が死後に向かう霧深い場所で、「神の間」も擁する。
詳細はイストフェル/Istfellを参照。
[編集] カーフェル/Karfell
ドローガー/Draugrが住まう青黒の領界。王朝時代の城塞は雪に埋もれた廃墟と化しているが、この地には豪奢な宝が眠っていると噂される。
詳細はカーフェル/Karfellを参照。
[編集] リトヤラ/Littjara
多相/Shapeshifterが住まう緑青の領界。現実そのものが住人同様に変幻自在で、湖面も植物も不自然な形をしている。
詳細はリトヤラ/Littjaraを参照。
[編集] スケムファー/Skemfar
エルフ/Elfが住まう黒緑の領界。深い森と泥炭の沼が広がる暗い場所で、樹上や地下にエルフの住居が隠れている。
詳細はスケムファー/Skemfarを参照。
[編集] シュタルンハイム/Starnheim
戦乙女/Valkyrieが住まう白黒の領界。勇敢で栄誉ある者だけが死後にここへ導かれ、大聖堂で永遠の宴を過ごす。
詳細はシュタルンハイム/Starnheimを参照。
[編集] セルトランド/Surtland
巨人/Giantが住まう青赤の領界。雪や冷気と火山活動がせめぎ合い、毎日のように地形が変動し続けている。
詳細はセルトランド/Surtlandを参照。
[編集] ドゥームスカール/Doomskar
各領界は独立しているが、それらはすべて世界樹の周りを絶えず移動しており、時に重なり合うことがある。このような重なり合いはドゥームスカール/Doomskarと呼ばれている。それは世界を変えるほどの地震と地質学的な不安定化を特徴とする、暴力的で爆発的な出来事だ。必然的に、重なり合う領界の住民同士は衝突する。
[編集] スコーティ/The Skoti
現在支配的な神の家門であるスコーティ/The Skotiは、数世紀前に古きアイニール/The Einirに取って代わった。アイニールの子孫はエルフ/Elfであるが、その力は大幅に低下している。
神々の「家門」は複数存在するが、それらはすべて世界樹の精髄と宇宙的な繋がりを持っている。アイニールはコーマとの繋がりを通して世界樹と交信していたとエルフは信じている。一方で、スコーティは世界樹の神エシカが作り出した魔法的な「星界の霊薬/The Cosmos Elixir」を飲む。星界の霊薬はまた、スコーティの老化を遅らせ、超自然的な力を保たせている。
スコーティは信じられないほど強大だが、同時に自己中心的で、とかく争いがちで、常に領界内でトラブルを引き起こしている。彼らは極めて強いか速いか機敏であることに加え、それぞれの神が自身の影響範囲に関連した特別な力と能力を持っている。神々は強い個性を持っており、それぞれが同胞との複雑な関係網に絡んでいる。神々は個々に強大だが、彼ら同士の対立はこの次元にとってますます問題になっている。
[編集] タイライト/Tyrite
神々は世界樹の「樹液」に由来する極めて魔法的な物質を使用する。タイライト/Tyriteはまるで、星界のオーロラ状の光が固体の形を取ったもののように見える。神々はそれを安全に扱うことができるが、定命の者がタイライトに直接触れるのは極めて危険だ。
世界樹の神エシカはタイライトから星界の霊薬を作るため、スコーティの肌やその他の外面には、仄かに(時にはそれほど仄かでなく)オーロラ光の影響が表れる。
[編集] 新ファイレクシアの侵攻
新ファイレクシア/New Phyrexiaに侵略されたカルドハイムは、コーマ/Komaやサルーフ/Sarulfといった星界の怪物が完成化され、10の領界のすべての戦士が集結し対抗した。最終戦争の最中、次元壊し/Realmbreakerを止めるため、カルドハイムの人々は自らの世界の世界樹/The World Treeを燃やす選択を取った。
[編集] 種族
- 神/God - 強大な存在。現在の神スコーティは、星界の霊薬を飲むことで長い寿命と超自然的な力を得ている。
- 人間/Human - ブレタガルドの人型種族。対立する五つの氏族から成る。
- ドワーフ/Dwarf - アクスガルドの人型種族。武器や道具の職人としても、物語の語り手としても名高い。
- エルフ/Elf - スケムファーの人型種族。かつての神アイニールの子孫。長年にわたり森のエルフと闇のエルフに分かれていた。
- 巨人/Giant - セルトランドの人型種族。知性的な霜の巨人と、野蛮な炎の巨人が絶えず争っている。
- トロール/Troll - ノットヴォルドの怪物的な種族。攻撃的なハギと、何年も眠り続けるトルガから成る。
- 多相/Shapeshifter - リトヤラの種族。動物からオーロラまで、あらゆる姿に変身できる。仮面と外套で真の姿を隠している。
- デーモン/Demon - イマースタームの悪魔。他の領界での破壊と略奪を求めているが、それが叶わぬ間は互いに殺し合っている。
- 戦乙女/Valkyrie - シュタルンハイムの天使。栄誉ある死者を導く番人と、臆病者を殺す死神が、対となって審判を下す。
- 霊魂/Spirit - イストフェルに住まう死者の魂。生前の情熱を失っており、目的もなく霧のように漂う。
- ドローガー/Draugr - カーフェルのゾンビ。生前の貴族制度を死後も保持しており、富と権力を求めて略奪を行う。
[編集] キャラクター
- カルドハイム出身者
- タイヴァー・ケル/Tyvar Kell - エルフの戦士。男性。自然の物質を、近くにある別の自然素材に変える能力を持つ。
- 他次元からの訪問者
- ケイヤ/Kaya - トルヴァダ/Tolvada出身者。女性。新たな得物である斧を手に、ヴォリンクレックス、そしてティボルトを追う。
- ティボルト/Tibalt - イニストラード/Innistrad出身の半人間・半デビル。男性。神ヴァルキーに扮し、あちこちの領界で戦争を煽る。
- ニコ・アリス/Niko Aris - テーロス/Theros出身者。ノンバイナリー。鏡の破片のような武器に触れた生物を一時的に閉じ込める能力を持つ。
- チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar - カラデシュ/Kaladesh出身の人間の紅蓮術師。女性。ラマーズを追ってカルドハイムに辿り着く。
- ラマーズ/Ramaz - 詳細不明の自然魔道士。男性。カルドハイムでチャンドラと激突する。
- アングラス/Angrath - 赤熱する鎖を操るミノタウルス/Minotaur。男性。ファートリに異世界たるカルドハイムを見せる。
- ファートリ/Huatli - イクサラン/Ixalan出身の人間の恐竜騎士。女性。カルドハイムの風景を垣間見るも、不滅の太陽/The Immortal Sunに引き戻されてしまう。
- カルドハイムの住人
- スコーティ(神)
- アールンド/Alrund - 知恵の神。男性。全知を求め、あらゆる星界の怪物と戦って莫大な知識を得た。
- レーデイン/Reidane - 正義の神。女性。若く傲慢、熱狂的で、公平な正義のためには血も支払わせる。
- ハルヴァール/Halvar - 戦闘の神。男性。無私で動じない、最も分別ある神。スコーティの守護者を自負する。
- イーガン/Egon - 死の神。男性。年を取るほど若返るため、外見は十代。常にスコーティの凋落を予言している。
- トラルフ/Toralf - 雷霆の神。男性。恐れ知らずの勝負師で、不可能に思える偉業の達成への情熱を持つ。
- ビルギ/Birgi - 自慢の神。女性。楽しい宴を愛し、面白い物語のためなら兄トラルフの手柄を横取りすることも辞さない。
- コシマ/Cosima - 海の神。女性。好奇心旺盛かつ激情的。イルカの姿をした星界の怪物として生まれた。
- ターグリッド/Tergrid - 恐怖の神。女性。生ける影を持つが、その存在を無視し、普通の生活を送ろうと努めている。
- ヴァルキー/Valki - 嘘の神。男性。自惚れが強く利己的で、常に神々のトラブルの原因となっている。
- エシカ/Esika - 世界樹の神。女性。世界樹と星界のことを誰よりも理解している。星界の霊薬の製法を知る唯一の人物。
- コルヴォーリ/Kolvori - 親族関係の神。女性。お喋りかつ元気一杯で、家族たる神々の平和を保つべく尽力する。
- ヨーン/Jorn - 気象の神。男性。荒野を独りで放浪し、自然を観察し学ぶことを好む。動物と会話することができる。
- 人間
- メイヤ/Maja - ベスキール/The Beskirの軍事的指導者。女性。氏族の掟に詳しく、戦場の内外で名声を得ている。
- シグリッド/Sigrid - ベスキールの精神的指導者。女性。祖先がアールンドの命を救ったため、神の加護を受けている。
- インガ/Inga - 領界路探し/The Omenseekersの指導者。女性。盲目の予見者で、氏族が集めたすべての知識を保有する。
- アーニ/Arni - タスケーリ/The Tuskeriの指導者。男性。トロールとの頭突き勝負を制した。相手の角は今でも頭に刺さっている。
- フィン/Fynn - カナー/The Kannahの指導者。男性。コーマに傷を負わせた唯一の人間で、その血を浴びたことで毒性を得た。
- ドワーフ
- エルフ
- ヘラルド/Harald - スケムファーの王。男性。二つに分かれていた種族の再統一を果たした。タイヴァーの兄。
- ラスリル/Lathril - 古の神アイニールの一柱。女性。サルーフから与えられた狼の支えで、弱体化した視力を補っている。
- 巨人
- エーガー/Aegar - 炎の巨人の王と霜の巨人との間に生まれた子。男性。火と氷の力を併せ持ち、すべての巨人の統一を願っている。
- トロール
- スヴェラ/Svella - 放浪の芸術家。女性。トロールとしては例外的に賢く、氷で神秘的な彫刻を作り上げる。
- 多相
- オルヴァール/Orvar - 最も古い入江歩き。自らの肉体の延長として、他者の複製体を作り出すことができる。
- モーリット/Moritte - 謎めいた林歩き。他種族ではなく同胞の入江歩きに化けて暮らし、二種類の多相の知識を得た。
- デーモン
- ヴェラゴス/Varragoth - スケレ/The Skelleが崇拝するデーモン。男性。百年前にイマースタームを脱出し、ブレタガルドに惨劇をもたらした。
- カルダール/Kardur - 獰猛なデーモンの族長。男性。その存在を恐れた他の族長たちによって、地下深くに封印された。
- 戦乙女
- ファーヤ/Firja - 四枚翼の戦乙女。女性。番人でもあり死神でもある唯一の存在で、独りで定命の者に審判を下す。
- スピリット
- ラナール/Ranar - イストフェルの霊魂。男性。生前は子供たちを守り続け、死後はイストフェルの門を見張り続けている。
- ヴェイガ/Vega - スピリットのフクロウ。雌。神々の密偵として、「神の間」に異常が起きないか監視している。
- ドローガー
- ナーフィ/Narfi - カーフェルを統べるリッチ/Lichの王。男性。何百年も前に、民と自分自身をアンデッドに変えるきっかけを作った。
- 星界の怪物
- コーマ/Koma - 星界の大蛇。雄。自身をいくつもの小さな断片に分割できる。エルフに崇拝されている。
- サルーフ/Sarulf - 巨大な狼。雄。かつて魔法の鎖によって捕らえられたが、逃亡を果たした。
- トスキ/Toski - 悪戯好きなリス。雄。エシカの伝令として世界樹を走り回り、あちこちの領界へ伝言を運ぶ。
- ハーカ/Hakka - アールンドの使い魔の鴉。雄。普段は主人の肩に留まっているが、重要な仕事の際には斥候を務める。
- カルドハイムのその他のキャラクター
- ヴォリンクレックス/Vorinclex - 新ファイレクシア/New Phyrexiaの法務官/Praetorの一人。次元間移動の際に有機組織を失ったが、獣の肉を取り込んで再生した。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- プレインチェイス
- スカイブリーン/Skybreen (次元カード)
- 機械兵団の進軍
- カルドハイムへの侵攻/Invasion of Kaldheim
- 機械兵団の進軍統率者デッキ
- リトヤラ/Littjara (次元カード)
[編集] 登場作品・登場記事
- The Planes of Planechase(Savor the Flavor 2009年9月2日 Doug Beyer著)
- Glimpse the Far Side of the Sun/太陽の向こう側(Magic Story 2018年1月17日 R&D Narrative Team著)
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 1/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その1(Feature 2021年1月8日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
- Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 2/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その2(Feature 2021年1月14日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
- その他の作品・記事については背景世界/読み物/カルドハイムを参照。
- 機械兵団の進軍
- March of the Machine | Episode 4: Beneath Eyes Unblinking/メインストーリー第4話 またたかぬ目の下で(Magic Story 2023年3月17日 K. Arsenault Rivera著)
- March of the Machine | Episode 10: The Rhythms of Life/メインストーリー第10話 命の律動(Magic Story 2023年3月28日 K. Arsenault Rivera著)
- バトルを選べ その2(Making Magic 2023年4月17日) - 機械兵団の進軍におけるカルドハイムのストーリーが上記の内容以外にも断片的に説明されている。
[編集] その他
- 初出はプレインチェイスの次元カードで、その際は猛吹雪と極寒の山地帯スカイブリーン/Skybreen(イラスト)が存在し、そこには原始的で野蛮な種族が住んでいるとされた。その後マジック2014―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズにて、ラスボスのラマーズ/Ramazがいる次元として登場。さらにイクサラン・ブロックのストーリーにて、アングラス/Angrathとファートリ/Huatliが一瞬だけ訪れた極寒の次元として登場した。そしてプレインチェイス発売から11年以上が経ったカルドハイムで満を持してセットの舞台となり、詳細な設定が与えられた。
- モチーフは北欧神話とヴァイキング。北欧神話では世界樹ユグドラシルで繋がれた九つの世界があるとされており、これが十の領界のモチーフである[1]。
- 「北欧神話やヴァイキングをモチーフとした北欧風の世界」は、かねてよりユーザーからのリクエストが特に多かったものの一つである[1][2]。
- 類似の文化モチーフ(北欧、ヴァイキング、巨人族)を持つ地域としては、ドミナリア/Dominariaのハンマーハイム/Hammerheimも存在する。
- スコーティとアイニールのモチーフは、北欧神話におけるアース神族とヴァン神族だろう。
- kaldとheimはいくつかのゲルマン語派に存在する単語で、それぞれ英語のcoldとhomeに相当する。heimには「家」以外に「世界」の意味もあり、したがってカルドハイムは「寒冷な世界」といった意味合いとなる。北欧神話では、世界の名前の多くが古ノルド語でheimに相当するheimrで結ばれており(ニヴルヘイムなど)、カルドハイムの命名時点で北欧神話をモチーフにする構想はあったものと思われる。
- 公式記事「Kaldheim Product Overview/『カルドハイム』製品紹介」では没となった領界の案が紹介されているが、その内容は「揉め事が議論ではなくマジック:ザ・ギャザリングと呼ばれるカードゲームで解決される領界」「エムラクール/Emrakulが触手を伸ばしてリラックスしたい時に訪れた場所」など突拍子もないものばかりであり、ジョークと見て間違いないだろう。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 Norsing Around, Part 1/北方へ その1(Making Magic 2021年1月11日 Mark Rosewater著)
- ↑ Tell Me What You Want/おしえてあなたの望むこと(Making Magic 2016年3月7日 Mark Rosewater著)