スリヴァー
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スリヴァー自身以外の[[部族カード]]としては、時のらせんブロックに[[巣石/Hivestone]]、[[ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage]]がある。 | スリヴァー自身以外の[[部族カード]]としては、時のらせんブロックに[[巣石/Hivestone]]、[[ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage]]がある。 | ||
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[[伝説の]]スリヴァーはいずれも5色クリーチャーであり、スリヴァーの女王、[[スリヴァーの首領/Sliver Overlord]]、[[スリヴァー軍団/Sliver Legion]]の3体である(基本セット2014現在) | [[伝説の]]スリヴァーはいずれも5色クリーチャーであり、スリヴァーの女王、[[スリヴァーの首領/Sliver Overlord]]、[[スリヴァー軍団/Sliver Legion]]の3体である(基本セット2014現在) | ||
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*[[回避能力]]を共有するスリヴァーは複数存在するが、スリヴァーによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]を回避できるのは[[護法スリヴァー/Ward Sliver]]のみである。 | *[[回避能力]]を共有するスリヴァーは複数存在するが、スリヴァーによる[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]を回避できるのは[[護法スリヴァー/Ward Sliver]]のみである。 | ||
− | ** | + | **意外にも[[畏怖]]や[[土地渡り]]など、基本的な能力で未だそれを付加するものが登場していないものもある。これは「スリヴァーはスリヴァーを回避できない」という構図を保ちたかったからだと思われる。[[プロテクション]]は回避能力としての側面が弱いのでよいが、畏怖や土地渡りという直球な回避専用[[キーワード能力]]はよろしくない、ということである。 |
*「すべてのスリヴァー・[[クリーチャー]]は~」と書かれたもの([[P/T]]修整やクリーチャー専用能力を共有するもの)と、「すべてのスリヴァーは~」と書かれたものがある。後者([[水晶スリヴァー/Crystalline Sliver]]や[[羽軸スリヴァー/Quilled Sliver]]など)は、クリーチャーでない[[部族]]・[[パーマネント]]にも能力を付与することができる。 | *「すべてのスリヴァー・[[クリーチャー]]は~」と書かれたもの([[P/T]]修整やクリーチャー専用能力を共有するもの)と、「すべてのスリヴァーは~」と書かれたものがある。後者([[水晶スリヴァー/Crystalline Sliver]]や[[羽軸スリヴァー/Quilled Sliver]]など)は、クリーチャーでない[[部族]]・[[パーマネント]]にも能力を付与することができる。 | ||
**さらに、[[活性スリヴァー/Quick Sliver]]や[[誘導スリヴァー/Homing Sliver]]に見られる「スリヴァー・カード」という記述なら、[[多相]]を持つ部族[[インスタント]]や部族[[ソーサリー]]・カードにも適用される。 | **さらに、[[活性スリヴァー/Quick Sliver]]や[[誘導スリヴァー/Homing Sliver]]に見られる「スリヴァー・カード」という記述なら、[[多相]]を持つ部族[[インスタント]]や部族[[ソーサリー]]・カードにも適用される。 | ||
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:[[激浪計画/Riptide Project]]により復活し、その制御下を離れオタリア大陸で大暴れした。[[AR]]46世紀でもドミナリア全体の脅威となっている。 | :[[激浪計画/Riptide Project]]により復活し、その制御下を離れオタリア大陸で大暴れした。[[AR]]46世紀でもドミナリア全体の脅威となっている。 | ||
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**外観はZergの代表的なユニットの一つ、「Hydralisk」から来ていると思われる。 | **外観はZergの代表的なユニットの一つ、「Hydralisk」から来ていると思われる。 | ||
**StarCraft側においても、"the gathering"(アビリティがエネルギーを無視して無制限に使えるようになる)というチートコードが存在したり、スタッフクレジットのスペシャルサンクスに[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]があったりする。 | **StarCraft側においても、"the gathering"(アビリティがエネルギーを無視して無制限に使えるようになる)というチートコードが存在したり、スタッフクレジットのスペシャルサンクスに[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]があったりする。 | ||
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+ | *スリヴァーは元々[[エコー]]と同じく、[[Mike Elliott]]が[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]で働くようになる前に作った「天空の道/Astral Ways」というセットのためにデザインしたものだった。 | ||
+ | **元々のフレイバーは、星の世界のある人物が細かく分裂し、スリヴァーとしてこちらの世界に落ちてきたというものだった。これらのクリーチャーはすべてが1つの存在の一部であり、だからこそ一体となって動くのだ([http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0006607/ スリヴァー・パイ])。 | ||
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2014年7月9日 (水) 16:00時点における版
スリヴァー/Sliverは、クリーチャー・タイプの1つ。マジック:ザ・ギャザリングオリジナルの種族である。
伝説のクリーチャー — スリヴァー(Sliver)
(2):無色の1/1のスリヴァー(Sliver)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
7/7クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
あなたがコントロールするスリヴァー(Sliver)・クリーチャーは「(T):好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
1/1テンペスト・ブロックで初めて登場し、その後レギオン、スカージ、時のらせんブロックに再登場した。基本セット2014でも再登場したが、背景設定やメカニズムが大きく変更され論議を呼んだ。
時のらせんまでは全ての色に同数ずつ存在していたが、次元の混乱では白に1枚多く存在するため、バランスが崩れてしまった。基本セット2014ではリミテッドを考慮して赤緑白の3色を中心に据え、青と黒にはレアのスリヴァーしか存在しないなどさらに大きくバランスが崩れた。単色以外に、2色や無色(アーティファクト・クリーチャー)のものもおり、さらには数少ない5色カードのうちの3枚、スリヴァーの女王/Sliver Queen、スリヴァーの首領/Sliver Overlordとスリヴァー軍団/Sliver Legionを擁する。
初めから部族メカニズムを意識して作られたクリーチャー・タイプであり、スリヴァー同士で同じ能力を共有する。修整値を計算しやすくするためか、パワーとタフネスの値が等しい(正方)という共通点も持つ。
大半のカード名が、英語では1語に続く「_____ Sliver」、日本語では漢字2文字に続く「○○スリヴァー」という形式でなるべく統一されているのも特徴。テンペスト・ブロックではマナ・コストやサイズがサイクルで完全に統一されていたが、再登場を重ねるにつれ、その統一感は崩されつつある。基本セット2014ではロードに倣い、自分のコントロールするクリーチャーにのみ恩恵を与える形に変更された。
スリヴァー自身以外の部族カードとしては、時のらせんブロックに巣石/Hivestone、ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermageがある。
スリヴァー・トークンを生み出すカードは、スリヴァーの女王/Sliver Queen、繁殖スリヴァー/Brood Sliver、スリヴァー鍛冶/Sliversmith、巣の活性化/Hive Stirrings、ヴァンガードにSliver Queen, Brood MotherとSliver Queen Avatarがある。
伝説のスリヴァーはいずれも5色クリーチャーであり、スリヴァーの女王、スリヴァーの首領/Sliver Overlord、スリヴァー軍団/Sliver Legionの3体である(基本セット2014現在)
- 回避能力を共有するスリヴァーは複数存在するが、スリヴァーによるブロックを回避できるのは護法スリヴァー/Ward Sliverのみである。
- 「すべてのスリヴァー・クリーチャーは~」と書かれたもの(P/T修整やクリーチャー専用能力を共有するもの)と、「すべてのスリヴァーは~」と書かれたものがある。後者(水晶スリヴァー/Crystalline Sliverや羽軸スリヴァー/Quilled Sliverなど)は、クリーチャーでない部族・パーマネントにも能力を付与することができる。
- さらに、活性スリヴァー/Quick Sliverや誘導スリヴァー/Homing Sliverに見られる「スリヴァー・カード」という記述なら、多相を持つ部族インスタントや部族ソーサリー・カードにも適用される。
- たまにsilver(銀)と誤読される。活性スリヴァー/Quick Sliverの英名はそれを利用した言葉遊びである(「Quicksilver(水銀)」とかけている)。また、メタリック・スリヴァー/Metallic Sliverも開発当初はSilver Sliverという名前であった。(スリヴァー・パイ参照)
- テンペスト発売当時は日本語版が同時発売でなかったため、"Sliver"の読み方がはっきりせず、当初は「スライヴァー」と呼ぶ人がかなり多かった。注目の種族だったことも手伝って「スリヴァー派」と「スライヴァー派」の間でちょっとした論争になったこともある。クイーンズイングリッシュならば、スライヴァーと読むこともある。
ストーリー
「Sliver」は和訳すると「細長い小片、裂片」とか「鋭く切り裂く」といった意味で、容姿もナイフの切っ先のような頭と鉤爪を持っている。雌雄同体である。
スリヴァー達はまるで共通の脳を持つように、集合意識によって活動する。個々のスリヴァーはそれぞれ異なった特質を持つが、周囲のスリヴァーを"読む"事でその特質を分け合う事ができる。ただし距離が離れると共有が解けてしまう。
- ラース/Rath
- ヴォルラス/Volrathが見つけた種族。要塞/Strongholdを巣として生息している。ラースの被覆/Rathi Overlayの際に女王は死亡し、群れは壊滅的打撃を受ける。
- ドミナリア/Dominaria
- 激浪計画/Riptide Projectにより復活し、その制御下を離れオタリア大陸で大暴れした。AR46世紀でもドミナリア全体の脅威となっている。
- シャンダラー/Shandalar
- キチン質の外殻を持つ事は同じだが、二足歩行で人間に近い体型となり頭部からドレッドヘアーのような触手を生やした容姿となっている。彼らがラースのスリヴァーの起源なのか、それともシャンダラーへ何らかの理由で流れ着いたスリヴァーが進化したものなのかは不明。
- QueenやOverlordといったネーミングや、集合精神(Hive Mind)を持つことなど、開発部所内で流行した世界的RTSゲーム「StarCraft」内に登場する種族である「Zerg」のイメージが随所に散見される。
- 外観はZergの代表的なユニットの一つ、「Hydralisk」から来ていると思われる。
- StarCraft側においても、"the gathering"(アビリティがエネルギーを無視して無制限に使えるようになる)というチートコードが存在したり、スタッフクレジットのスペシャルサンクスにウィザーズ・オブ・ザ・コーストがあったりする。
- スリヴァーは元々エコーと同じく、Mike Elliottがウィザーズ・オブ・ザ・コーストで働くようになる前に作った「天空の道/Astral Ways」というセットのためにデザインしたものだった。
- 元々のフレイバーは、星の世界のある人物が細かく分裂し、スリヴァーとしてこちらの世界に落ちてきたというものだった。これらのクリーチャーはすべてが1つの存在の一部であり、だからこそ一体となって動くのだ(スリヴァー・パイ)。
関連ページ
- Slivers Playing Poker(壁紙・ページ最下部)(Wizards社;英語)
- 墓所スリヴァーを語ろうか―ついでに、繁殖スリヴァーと護法スリヴァーと…(Wizards社;英語)
- お手軽スリヴァー―群生思考に気楽に飛び込もう(Wizards社;英語)
- 旅行けばスリヴァーの国―スリヴァーのデザインの歴史をご紹介(Wizards社;英語)
- A Sliver Story(Wizards社;英語)
- Prisoner of the Skep; or, How I Encountered the Slivers—and Lived to Tell the Tale!/「スケープ」の囚人/または私は如何にしてスリヴァー達と遭遇し生還したか (2013年6月26日 Uncharted Realms)
- Twenty Things That Were Going To Kill Magic/マジック「オワタ」二十撰(2013年8月5日 Making Magic Mark Rosewater著 米村薫訳)
- Sliver Pâté/スリヴァー・パイ(2013年7月1日 Making Magic Mark Rosewater著 米村薫訳)
- あなたの隣のプレインズウォーカー ~第16回 \スリヴァーだー!/~(2013年09月09日 happymtg.com 若月繭子著)