恋煩いの野獣/Lovestruck Beast

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[[当事者カード|当事者]]の本人は恋する対象である1/1の[[クリーチャー]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していないと[[攻撃]]ができないが、5/5という[[サイズ]]は文句なし。[[スタンダード]]環境において一般的に[[戦場]]を支配できる3マナ4/4前後のサイズをさらに上回る大きさであり、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]は普通にできるため最悪[[壁 (俗語)|壁]]や[[格闘]]要員として、[[対戦相手]]がヘビーな[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]でない限りは無駄になりづらい。
 
[[当事者カード|当事者]]の本人は恋する対象である1/1の[[クリーチャー]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していないと[[攻撃]]ができないが、5/5という[[サイズ]]は文句なし。[[スタンダード]]環境において一般的に[[戦場]]を支配できる3マナ4/4前後のサイズをさらに上回る大きさであり、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]は普通にできるため最悪[[壁 (俗語)|壁]]や[[格闘]]要員として、[[対戦相手]]がヘビーな[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]でない限りは無駄になりづらい。
  
「美女」を自分の出来事で生み出せるのが非常に大きく、抜群に相性のよい[[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]]と組むだけで8枚は1/1供給カードをデッキに搭載できる。前述通りそもそも攻撃できずとも意外と腐りづらい活用性があり、残り1種ほど1/1を兼ねるカードがあれば十分働けるだろう。[[シングルシンボル]]なのもポイントで、相性のよいカードと組ませやすい。
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「美女」を自分の出来事で生み出せるのが非常に大きく、抜群に相性のよい[[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]]と組むだけで8枚は1/1供給カードをデッキに搭載できる。前述通りそもそも攻撃できずとも意外と腐りづらい活用性があり、残り1種ほど1/1を兼ねるカードがあれば十分働けるだろう。[[シングルシンボル]]なのもポイントで、相性のよいカードと組ませやすい。切なる想いが1マナと[[軽い]]のも優秀で、[[テンポ]]を損なわずに複数のクリーチャーを展開できる。
  
最大の強みは、採用されやすい[[ストンピィ]]戦略のデッキにおいて、1マナ目と3マナ目の行動がこれ1枚で確保できるところにある。各ターンある程度以上の行動が担保されやすく、1/1の[[クロック]]を置ける点だけを見ても優秀なカード。
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登場時の[[スタンダード]]では[[出来事 (デッキ)|アドベンチャー]]系の主力として活躍するほか、[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|グルール・アグロ]]や[[食物 (デッキ)|フード]]系デッキなど[[シナジー]]の薄いデッキにおいても採用が散見される。上述の通り強力なブロッカーとしてクリーチャーデッキに対抗できるため、[[サイドボード]]からの投入も多い。
  
 
[[パイオニア]]では[[アグロ]]戦略の相手に対する強固な壁兼、主に[[カラデシュ]]産[[機体]]の[[搭乗]]役として相性がよく、スタンダードにはないメカニックっぷりを発揮している。このコスト&サイズの対処には絶妙にある程度以上の条件が必要なフォーマットであり、余った1マナでチャンプブロッカーを出せる無駄の無さ、なおかつ[[バウンス]]にもある程度耐性があるので環境に適した1枚。
 
[[パイオニア]]では[[アグロ]]戦略の相手に対する強固な壁兼、主に[[カラデシュ]]産[[機体]]の[[搭乗]]役として相性がよく、スタンダードにはないメカニックっぷりを発揮している。このコスト&サイズの対処には絶妙にある程度以上の条件が必要なフォーマットであり、余った1マナでチャンプブロッカーを出せる無駄の無さ、なおかつ[[バウンス]]にもある程度耐性があるので環境に適した1枚。
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*当然ながら、各種[[全体強化]]との相性は最悪。併用する際は注意したい。
 
*当然ながら、各種[[全体強化]]との相性は最悪。併用する際は注意したい。
 
*クリーチャーのサイズ以外の指定はない。美女に恋する野獣というフレーバーに反し、どんなクリーチャーでも1/1であれば攻撃制限の条件をクリアできる。
 
*クリーチャーのサイズ以外の指定はない。美女に恋する野獣というフレーバーに反し、どんなクリーチャーでも1/1であれば攻撃制限の条件をクリアできる。
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**[[構築]]ではエッジウォールの亭主や[[穢れ沼の騎士/Foulmire Knight]]に惚れている姿が頻繁に目撃される。
 
*モチーフは、フランスの童話『[[Wikipedia:ja:美女と野獣|美女と野獣]]』だろう。野獣とともに屋敷に住むことになった娘が、最初は野獣の求婚を断るが、最後には自ら愛を告白し、それにより魔法が解けて野獣は王子の姿に戻る。
 
*モチーフは、フランスの童話『[[Wikipedia:ja:美女と野獣|美女と野獣]]』だろう。野獣とともに屋敷に住むことになった娘が、最初は野獣の求婚を断るが、最後には自ら愛を告白し、それにより魔法が解けて野獣は王子の姿に戻る。
 
**[[エルドレインの王権]]の人間の[[トークン・カード]]には美しい女性が描かれており<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-throne-eldraine-2019-09-19 The Tokens of Throne of Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033092/ 『エルドレインの王権』のトークン](Card Preview [[2019年]]9月19日 [[Chris Gleeson]]著)</ref>フレイバーにぴったりと合うが、男性が描かれている[[ラヴニカの献身]]版や[[闇の隆盛]]版を使っても[[ルール]]的には問題ない。
 
**[[エルドレインの王権]]の人間の[[トークン・カード]]には美しい女性が描かれており<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-throne-eldraine-2019-09-19 The Tokens of Throne of Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033092/ 『エルドレインの王権』のトークン](Card Preview [[2019年]]9月19日 [[Chris Gleeson]]著)</ref>フレイバーにぴったりと合うが、男性が描かれている[[ラヴニカの献身]]版や[[闇の隆盛]]版を使っても[[ルール]]的には問題ない。

2019年11月16日 (土) 07:32時点における版


Lovestruck Beast / 恋煩いの野獣 (2)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)

あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。

5/5
Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)

白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)


人間の美女に恋する出来事を持つ醜い野獣貴族

当事者の本人は恋する対象である1/1のクリーチャーコントロールしていないと攻撃ができないが、5/5というサイズは文句なし。スタンダード環境において一般的に戦場を支配できる3マナ4/4前後のサイズをさらに上回る大きさであり、ブロックは普通にできるため最悪格闘要員として、対戦相手がヘビーなコントロールデッキでない限りは無駄になりづらい。

「美女」を自分の出来事で生み出せるのが非常に大きく、抜群に相性のよいエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperと組むだけで8枚は1/1供給カードをデッキに搭載できる。前述通りそもそも攻撃できずとも意外と腐りづらい活用性があり、残り1種ほど1/1を兼ねるカードがあれば十分働けるだろう。シングルシンボルなのもポイントで、相性のよいカードと組ませやすい。切なる想いが1マナと軽いのも優秀で、テンポを損なわずに複数のクリーチャーを展開できる。

登場時のスタンダードではアドベンチャー系の主力として活躍するほか、グルール・アグロフード系デッキなどシナジーの薄いデッキにおいても採用が散見される。上述の通り強力なブロッカーとしてクリーチャーデッキに対抗できるため、サイドボードからの投入も多い。

パイオニアではアグロ戦略の相手に対する強固な壁兼、主にカラデシュ機体搭乗役として相性がよく、スタンダードにはないメカニックっぷりを発揮している。このコスト&サイズの対処には絶妙にある程度以上の条件が必要なフォーマットであり、余った1マナでチャンプブロッカーを出せる無駄の無さ、なおかつバウンスにもある程度耐性があるので環境に適した1枚。

ルール

  • 恋煩いの野獣が攻撃クリーチャーに指定された後、あなたが1/1のクリーチャーコントロールしなくなったとしても、それが戦闘から取り除かれることはない。
  • 印刷された値ではなく、修整などを含めた最終的な特性が1/1のクリーチャーがいなければ攻撃できない。
  • 恋煩いの野獣自身が1/1になった場合、他の1/1のクリーチャーをコントロールしていなくてもそれで攻撃できる。
    • フレイバー的にはおかしく見えるが、リリースノート曰く「自分自身を愛することが幸福へ続く道の第一歩であるということを学んだ」とのこと[2]

脚注

  1. The Tokens of Throne of Eldraine/『エルドレインの王権』のトークン(Card Preview 2019年9月19日 Chris Gleeson著)
  2. Throne of Eldraine Release Notes/『エルドレインの王権』リリースノートDaily MTG 2019年9月20日)

参考

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