スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition
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2020年10月6日 (火) 01:04時点における版
クリーチャー — コー(Kor) スピリット(Spirit)
スカイクレイブの亡霊が戦場に出たとき、あなたがコントロールしておらずマナ総量が4以下で土地でもトークンでもないパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。
スカイクレイブの亡霊が戦場を離れたとき、その追放されたカードのオーナーは青のX/Xのイリュージョン(Illusion)・クリーチャー・トークン1体を生成する。Xは、その追放されたカードのマナ総量に等しい。
戦場に出たとき、点数で見たマナ・コストが4以下のパーマネントを追放し亡霊にしてしまうコー・スピリット。
放逐する僧侶/Banisher Priest系統のクリーチャー。拘留代理人/Deputy of Detentionのようにどの種類のパーマネントにも対応するが、このカードはトークンは消す事ができない。この手のカードのほとんどは戦場を離れると追放したパーマネントがまた戻ってくるものだが、その代わりに同等のマナレシオを持ったイリュージョントークンを渡すというデザインになっており、「追放したパーマネントは永遠に戻ってこない」というエターナルの宮殿の看守/Palace Jailerにもない強力な特性を持つ。4マナ以下という制限も絶妙に実用性のある範囲設定で、それ以下のみで完結したデッキの方がむしろ環境で多数派である事は少なくない。
相手の戦略に幅広く対応可能で、特にコンボエンジンになっているアーティファクトやエンチャントを実質無力化できる事と、4マナ以下のプレインズウォーカーを即退場させられる事は優秀。クリーチャー・タイプもシナジーが多いスピリットであり、ロードのバフを受ければそこそこの打点を持つ事も拘留代理人にはないポイントである。
放逐する僧侶と比べてマナコストやサイズは全く同じでありながら、広い汎用性を得た優秀な除去クリーチャー。そちらと同じくダブルシンボルを捻出できないと活躍が安定しない点は注意が必要。登場直後からスタンダードは元よりパイオニアやモダンでも白いデッキ全般で採用が見られる。
- 意図的かは定かではないが、昨今あまりにも多い禁止の憂き目に遭う3~4マナのエンチャントやプレインズウォーカーへの安全弁になり得るようなデザインをしている。
ルール
- 2つの誘発型能力は関連している能力である。
- 戦場に出たときの能力が解決される前にスカイクレイブの亡霊が戦場を離れた場合、戦場を離れたときの能力は参照するカードもそのオーナーも存在しないのでトークンを生成しない。
- 石成エンジン/Lithoform Engineなどにより戦場に出たときの能力がコピーされ、複数のパーマネントを追放している状態で戦場を離れたときの能力が解決される場合、追放されているカードのオーナーが単独なら、そのプレイヤーの下で追放されているカードの点数で見たマナ・コストの総和に等しいP/Tを持つトークンが1体生成される。追放されているカードのオーナーが複数なら、その各プレイヤーの下で、オーナーに係わらず追放されているカードの点数で見たマナ・コストの総和に等しいP/Tを持つトークンが各1体生成される。
参考
- 『ゼンディカーの夜明け』のトークン(Daily MTG 2020年9月8日)
- スカイクレイブ/Skyclave(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:ゼンディカーの夜明け - レア