プレインズウォーカーデッキ

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2022年12月23日 (金) 21:36時点における最新版

プレインズウォーカーデッキ/Planeswalker Deckはマジック：ザ・ギャザリング入門者向け用の構築済みデッキ。

[編集] 概要

エントリーセットに代わって導入された入門用構築済みデッキ製品。カラデシュから基本セット2021まで発売された。60枚の構築済みデッキ1つ、ブースターパック、プレインズウォーカー/Planeswalkerの紹介や簡単なルールの解説書、デッキケースで構成される。

それまでエントリーセットが担っていた「マジックの流れは分かるが、デッキを自力で組むほどではない」プレイヤーをターゲットにしている。従来の構築済みデッキとの差は、ハーフデッキやデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズなどでフォーカスされていたプレインズウォーカーを主軸にし、プレインズウォーカーデッキ独自のプレインズウォーカー・カードを含む限定カードが封入されていること。

基本セットとエキスパンションではやや仕様が違い、基本セットでは5種類発売され、おまけのブースターパックは1つ封入され、価格は980円。エキスパンションではセットごとに2種類発売され、ブースターパックは2つ封入され、価格は1200円。また、特定の地域向けの特殊セットであるGlobal Series: Jiang Yanggu & Mu Yanlingも存在する。

基本セット2019以降の各基本セットのプレインズウォーカーデッキはマジック初心者体験会で使用可能である。前述の通り価格も抑えられ、入門者が手に取りやすくなっている。また基本セット2020までは、体験会などで配布されるウェルカム・デッキとの連携が強化されており、ウェルカム・デッキと共通する限定レアカードが封入され、両製品を混ぜてデッキを強化しやすくなっている。

イコリア：巨獣の棲処からは統率者戦用セットが入門者用製品の役割を担うことが決まり、ゼンディカーの夜明け以降はプレインズウォーカーデッキに代わって統率者デッキ/Commander Deckが発売されている。詳細は統率者戦用セットを参照。

プレインズウォーカーデッキの限定カードは、同時に発売されるセットに含まれるものとして扱う。エキスパンション・シンボルやセット略号なども同一である。そのため、該当セットが使用できるフォーマットで使用可能であり、スタンダードの使用可能な期間はそのセットと同じである。

[編集] 限定カードの内訳

以下のうち、神話レアのプレインズウォーカーとレアのサーチ効果を含む呪文は必ず収録されるが、それ以外は収録されないものもある。

神話レアのプレインズウォーカー・カード
- 忠誠度能力はシンプルで初心者が理解しやすいものになっている。カードパワーはトーナメントレベルには至らないよう作られており、上級者が購入を強制されるようなことを避けている。
レアのサーチ効果を含む呪文
- サーチ対象は前述のプレインズウォーカー・カード。基本セット2019のものは該当する色のカードを手札に加える濾過効果。
アンコモンのプレインズウォーカー・タイプを参照して強化されるパーマネント
- こちらはカード名を参照していないため、指定されたプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーなら限定カードでなくても構わない。
コモンの基本的な効果を持つカード
- 効果はプレインズウォーカーと密接な関連はないが、イラストやフレイバー・テキストにはテーマであるプレインズウォーカーが登場している場合が多い。
タップインデュアルランドや隠れ家などの、コモンの2色土地（多色デッキのみ）
- 初期のものはタップインデュアルランドが必ず採用されており、初心者が込み入ったルールに混乱せず使えるだけでなく、当該カードが常時スタンダードで使えることで最低限のマナ基盤をいつでも確保できるようにする狙いがあった。プレインズウォーカーデッキだけでは2色の組み合わせすべてを補完できないので、デッキビルダーセットに番外カードとして封入しサイクルのすべてをスタンダードリーガルにしていた。タップインデュアルランドの項も参照。
- ラヴニカのギルド以降は画一化をやめ、セットごとに柔軟に採用カードを変えている。ギルド門や隠れ家なども採用されているほか、多色デッキであっても必ず採用されるとは限らない（恐怖を彫る者、アショク/Ashiok, Sculptor of Fears）。

[編集] その他

限定カードの内神話レアのプレインズウォーカー・カードはプレミアム・カード仕様となっている。そのため、当該カードは非プレミアム・カードで印刷された物が（再録等されない限り）存在しない事になる。このような例は黒枠では初となる。
- 黒枠以外では、アン・カードのSuper Secret Techやホリデーギフトカードといった例が過去に存在した。
ラヴニカのギルド以降のデッキにはMagic: The Gathering Arenaで使えるシリアルコードが封入されている。入力するとゲーム内でも同じデッキが使えるようになる。

[編集] 一覧

[編集] 基本セット2021

[編集] テーロス還魂記

[編集] エルドレインの王権

トリックスター、オーコ/Oko, the Trickster - オーコ/Okoの緑青デッキ。
不敵な火花魔道士、ローアン/Rowan, Fearless Sparkmage - ローアン・ケンリス/Rowan Kenrithの白赤デッキ。

[編集] 基本セット2020

中国語圏向け。ローテーションはドミナリアと同期。

[編集] 基本セット2019

[編集] ドミナリア

勇敢な紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Bold Pyromancer - チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの赤緑デッキ。
時を曲げる者、テフェリー/Teferi, Timebender - テフェリー/Teferiの白青デッキ。

[編集] イクサランの相克

ゴルゴンの陰謀家、ヴラスカ/Vraska, Scheming Gorgon - ヴラスカ/Vraskaの白黒デッキ。
ミノタウルスの海賊、アングラス/Angrath, Minotaur Pirate - アングラス/Angrathの黒赤デッキ。

[編集] イクサラン

巧妙な精神魔道士、ジェイス/Jace, Ingenious Mind-Mage - ジェイス・ベレレン/Jace Belerenの緑青デッキ。
恐竜騎士、ファートリ/Huatli, Dinosaur Knight - ファートリ/Huatliの赤白デッキ。

[編集] 破滅の刻

創造の魔道士、ニッサ/Nissa, Genesis Mage - ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneの緑青デッキ。
欺瞞の主、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Deceiver - ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの青黒赤デッキ。

[編集] アモンケット

武芸の模範、ギデオン/Gideon, Martial Paragon - ギデオン・ジュラ/Gideon Juraの赤白デッキ。
死の使い手、リリアナ/Liliana, Death Wielder - リリアナ・ヴェス/Liliana Vessの黒緑デッキ。

[編集] 霊気紛争

金属の支配者、テゼレット/Tezzeret, Master of Metal - テゼレット/Tezzeretの青黒デッキ。
勇敢な守護者、アジャニ/Ajani, Valiant Protector - アジャニ/Ajaniの緑白デッキ。

[編集] カラデシュ

紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius - チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarの赤白デッキ。
自然の職工、ニッサ/Nissa, Nature's Artisan - ニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneの緑青デッキ。

[編集] 参考

Ramp of Approval/試供品の次は (Making Magic 2016年5月16日 Mark Rosewater著)
State of Product Design 2018(Feature 2019年2月5日)
構築済みデッキ一覧
構築済みデッキ

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 ===その他===
 *限定カードの内[[神話レア]]のプレインズウォーカー・カードは[[プレミアム・カード]]仕様となっている。そのため、当該カードは非プレミアム・カードで印刷された物が（再録等されない限り）存在しない事になる。このような例は[[黒枠]]では初となる。
-**黒枠以外では、[[銀枠]]の[[Super Secret Tech]]や[[ホリデーギフトカード]]といった例が過去に存在した。
+**黒枠以外では、[[アン・カード]]の[[Super Secret Tech]]や[[ホリデーギフトカード]]といった例が過去に存在した。
 *[[ラヴニカのギルド]]以降のデッキには[[Magic: The Gathering Arena]]で使えるシリアルコードが封入されている。入力するとゲーム内でも同じデッキが使えるようになる。