私をクリーチャーにしてカード
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− | この「私をクリーチャーにしてカード」はクリーチャーを'''ある特定のクリーチャーそっくりに'''変身させることを重視してデザインされている点がそれまでの[[カード]]と大きく異なっている。[[ | + | この「私をクリーチャーにしてカード」はクリーチャーを'''ある特定のクリーチャーそっくりに'''変身させることを重視してデザインされている点がそれまでの[[カード]]と大きく異なっている。[[リミテッド・エディション]]の時代から、[[飛行/Flight]]で[[大気の精霊/Air Elemental]]のように空を飛ばしたり、[[Lance]]で[[白騎士/White Knight]]のように[[先制攻撃]]を与えたり、[[炎のブレス/Firebreathing]]で[[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]]のように火炎の息で焼き尽くしたりといった風に、クリーチャーに別のクリーチャーの持つ特性を与えるカードは存在した。だが、例えば[[シヴの抱擁/Shiv's Embrace]]ならば炎のブレスよりもシヴ山のドラゴンそのものに近づけることができ、その上、元からそれを意図して制作もされている。 |
別のクリーチャーそっくりに変えるといっても、完全に同一のスペックや外見を持たされるわけではない。[[能力]]には多少の差異が生まれることがあり、[[クリーチャー・タイプ]]の変更や追加はしない。また、モチーフとなったクリーチャーとオーラの[[色]]は同じだが、エンチャントされたクリーチャーの色は変わらない。例えば、[[セラの抱擁/Serra's Embrace]]はクリーチャーを[[セラの天使/Serra Angel]]に変え、[[飛行]]と[[警戒]]を与えるが、[[白]]になるわけでも4/4になるわけでも[[天使]]になるわけでもない。[[ゼフィドの抱擁/Zephid's Embrace]]は[[ゼフィド/Zephid]]に変身させるが4枚の翼を除いて外見上の共通点はないし、[[古老の熟達/Elder Mastery]]によって[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]同様に[[伝説のクリーチャー]]になることもない。 | 別のクリーチャーそっくりに変えるといっても、完全に同一のスペックや外見を持たされるわけではない。[[能力]]には多少の差異が生まれることがあり、[[クリーチャー・タイプ]]の変更や追加はしない。また、モチーフとなったクリーチャーとオーラの[[色]]は同じだが、エンチャントされたクリーチャーの色は変わらない。例えば、[[セラの抱擁/Serra's Embrace]]はクリーチャーを[[セラの天使/Serra Angel]]に変え、[[飛行]]と[[警戒]]を与えるが、[[白]]になるわけでも4/4になるわけでも[[天使]]になるわけでもない。[[ゼフィドの抱擁/Zephid's Embrace]]は[[ゼフィド/Zephid]]に変身させるが4枚の翼を除いて外見上の共通点はないし、[[古老の熟達/Elder Mastery]]によって[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]同様に[[伝説のクリーチャー]]になることもない。 |
2016年11月29日 (火) 21:01時点における版
私をクリーチャーにしてカード(Make Me a ______ Card)はエンチャントされたクリーチャーをある特定のクリーチャーに変身させるフレイバーをもつオーラのこと。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行と警戒を持つ。
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
(青):エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで被覆を得る。(それは呪文や能力の対象にならない。)
(1):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで+1/-1または-1/+1の修整を受ける。
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特徴
この「私をクリーチャーにしてカード」はクリーチャーをある特定のクリーチャーそっくりに変身させることを重視してデザインされている点がそれまでのカードと大きく異なっている。リミテッド・エディションの時代から、飛行/Flightで大気の精霊/Air Elementalのように空を飛ばしたり、Lanceで白騎士/White Knightのように先制攻撃を与えたり、炎のブレス/Firebreathingでシヴ山のドラゴン/Shivan Dragonのように火炎の息で焼き尽くしたりといった風に、クリーチャーに別のクリーチャーの持つ特性を与えるカードは存在した。だが、例えばシヴの抱擁/Shiv's Embraceならば炎のブレスよりもシヴ山のドラゴンそのものに近づけることができ、その上、元からそれを意図して制作もされている。
別のクリーチャーそっくりに変えるといっても、完全に同一のスペックや外見を持たされるわけではない。能力には多少の差異が生まれることがあり、クリーチャー・タイプの変更や追加はしない。また、モチーフとなったクリーチャーとオーラの色は同じだが、エンチャントされたクリーチャーの色は変わらない。例えば、セラの抱擁/Serra's Embraceはクリーチャーをセラの天使/Serra Angelに変え、飛行と警戒を与えるが、白になるわけでも4/4になるわけでも天使になるわけでもない。ゼフィドの抱擁/Zephid's Embraceはゼフィド/Zephidに変身させるが4枚の翼を除いて外見上の共通点はないし、古老の熟達/Elder Masteryによってニコル・ボーラス/Nicol Bolas同様に伝説のクリーチャーになることもない。
発祥
「私をクリーチャーにして(Make Me)」という言葉の発祥はウルザズ・サーガ開発中のR&D用語にある。
ウルザズ・サーガ公式ハンドブックとSome Enchanted Card Typeによると、ウルザズ・サーガの抱擁サイクルのカードは、開発時に「"Make Me a ______" enchantments」(“私を______にして”エンチャント)と呼ばれ、それぞれのエンチャントは「既存の有名大型クリーチャーに変身させる」デザインであった。白のエンチャントは「Make Me a Serra」と呼ばれ、同じように黒は「Make Me a Sengir」、赤は「Make Me a Shivan」、緑は「Make Me a Force (of Nature)」とされた。ただし、青だけはサイクルに適当な大型クリーチャーが見つからなかったため、新規にゼフィド/Zephidが作成されて「Make Me a Zephid」となった。
「私をクリーチャーにしてカード」はウルザズ・サーガ公式ハンドブックでの翻訳である。
カード一覧
該当するカードの一覧。ただし、以下は除外。
- キーワード能力や能力語を付加するだけのもの。
- 単にサイズを変更するだけもの。
- 特定のモチーフが絞り込めないほど一般化した能力のもの(例:炎のブレス/Firebreathingなどのパンプアップ、毒牙/Venomなどのバジリスク能力、錬金術の研究/Hermetic Studyなどのティム化、など)。
- メカニズム以外に特定のクリーチャーとの関連性を見出せないもの。
ウルザズ・サーガ
マナ・コストが(2)(C)(C)でカード名に抱擁(Embrace)とつく点が共通する。
- セラの抱擁/Serra's Embrace - セラの天使/Serra Angelに変身。
- ゼフィドの抱擁/Zephid's Embrace - ゼフィド/Zephidに変身。
- 吸血の抱擁/Vampiric Embrace - センギアの吸血鬼/Sengir Vampireに変身。
- シヴの抱擁/Shiv's Embrace - シヴ山のドラゴン/Shivan Dragonに変身。
- ガイアの抱擁/Gaea's Embrace - 大地の怒り/Force of Natureに変身させるデザインだが、実質的にはガイアの子/Child of Gaeaの方が近い。
スカージ
コールドスナップ
- ウィーティゴの姿/Shape of the Wiitigo -Wiitigoに変身。デメリットが減っている。
時のらせん
- アクローマの記念碑/Akroma's Memorial - あなたがコントロールするクリーチャーすべてが怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathに変身するアーティファクト。
コンフラックス
基本セット2011
- 執念の剣/Sword of Vengeance - 装備すると怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの能力が付与される装備品。ただし剣であるためか飛行とプロテクションは付与されない。