カウント男爵/Baron Von Count
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
11行: | 11行: | ||
[[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]の現指導者である[[伝説の]][[悪人]]。破滅のカウントダウンが「0」になると[[プレイヤー]]を[[破壊]]する悪の首領に相応しい[[能力]]を持つ。 | [[卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doom]]の現指導者である[[伝説の]][[悪人]]。破滅のカウントダウンが「0」になると[[プレイヤー]]を[[破壊]]する悪の首領に相応しい[[能力]]を持つ。 | ||
− | + | 伝説の[[クリーチャー]]ではあるが、3[[マナ]]3/3とある程度の[[サイズ]]は備えている。[[能力]]は、端的に言うと「5」「4」「3」「2」「1」のそれぞれの数字が指定箇所に書かれた[[呪文]]を順番に[[唱える]]ことによって、プレイヤー1人を[[ゲーム]]に[[敗北]]させることができるというものであり、実に[[銀枠]]らしくロマンのある能力と言えるだろう。 | |
− | + | ||
*元ネタはセサミストリートに登場するキャラクター、カウント伯爵(COUNT VON COUNT)。 | *元ネタはセサミストリートに登場するキャラクター、カウント伯爵(COUNT VON COUNT)。 | ||
+ | |||
+ | ==プレイヤーを破壊する== | ||
+ | 「プレイヤーを破壊する」とは、「そのプレイヤーはこの[[ゲーム]]に[[敗北]]する。」の意味であり、要するに[[敗北条件]][[カード]]である<ref>[http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_ust_j.html 『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集]</ref>。 | ||
+ | *破壊されるプレイヤーは[[再生]]が可能である<ref>[http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_ust_j.html 『Unstable』 よくある質問とそうでもない質問とめったにないだろうけど一応答えておく質問集]</ref>。ただし、[[Unstable]]現在、プレイヤーを再生できるカードはない。 | ||
+ | **おそらく[[破壊不能]]を持つプレイヤーは破壊されないのであろうが、Unstable現在、プレイヤーに破壊不能を付与できるカードはない。 | ||
+ | *この表現は、[[空虚への扉/Door to Nothingness]]の初期案として考えられたものの、実現に至らなかったものである(空虚への扉のページ参照)。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
24行: | 29行: | ||
*破滅カウンターを[[増殖]]などで増やしても、それはカウントの上には置かれず能力で移動することも無い<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168432524278/what-happens-if-you-proliferate-the-doom-counter Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | *破滅カウンターを[[増殖]]などで増やしても、それはカウントの上には置かれず能力で移動することも無い<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168432524278/what-happens-if-you-proliferate-the-doom-counter Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | ||
*[[パイ投げ/Just Desserts]]の文章欄の中のπも参照しない<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168557663478/does-just-desserts-advance-baron-von-count-from Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | *[[パイ投げ/Just Desserts]]の文章欄の中のπも参照しない<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/168557663478/does-just-desserts-advance-baron-von-count-from Mark RosewaterのBlog]</ref>。 | ||
+ | |||
+ | ==利用== | ||
+ | カウントダウンによるプレイヤー破壊を達成するためには、条件を満たす呪文を5回唱えなければならない。[[威圧の杖/Staff of Domination]]のように、1から5までの数字をバリエーション豊かに含むカードとは相性が良いが、[[ドロー]]や[[サーチ]]で唱える呪文を補充しながらカウントダウンを進めたいところである。 | ||
+ | |||
+ | さらに、カウントダウンを進めきるまでこれ自身を[[除去]]から守らなければならないこと、カードが含む数字に捉われすぎると個々の[[カードパワー]]が下がりかねないことなど、多角的な視点からの[[デッキ]]構築が求められる。 | ||
+ | *唱えるための[[マナ]]が確保できるならば、[[火想者の予見/Firemind's Foresight]]は有力な相方だろう。[[マナ・コスト]]に5が含まれるためカウントダウンを開始でき、3枚の[[インスタント]]をサーチすることで着実にカウントダウンを進められる。この際に[[サーチカード]]([[狡猾な願い/Cunning Wish]]など)をサーチすれば、条件達成は目前である。 | ||
+ | *[[Mise]]は1マナで1から5までの数字をすべて含んでいる(フレーバーテキストを参照)うえ、3ドローで[[手札]]を補充できる。デッキトップを当てることができればの話だが。 | ||
+ | *なお、実際のカードに書かれている数字を見る関係上、日本語版カードとは相性が良い。「target creature」は「クリーチャー1体を対象とする。」、「Draw two cards.」は「カードを2枚引く。」になるなど、数詞や不定冠詞の多くがアラビア数字で書き表されているためである。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
<references /> | <references /> | ||
*[[カード個別評価:Unstable]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:Unstable]] - [[神話レア]] |
2017年12月26日 (火) 23:33時点における版
*
カウント男爵/Baron Von Count (1)(黒)(赤)伝説のクリーチャー ― 人間・悪人
カウント男爵は破滅カウンターが「5」の上に置かれた状態で戦場に出る。
あなたが指定された数字をマナ・コストか文章欄かパワーかタフネスに持つ呪文を唱えるたび、破滅カウンターを1個左に動かす。
破滅カウンターが「1」から動いたとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーを破壊し、その破滅カウンターを「5」の上に置く。
卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doomの現指導者である伝説の悪人。破滅のカウントダウンが「0」になるとプレイヤーを破壊する悪の首領に相応しい能力を持つ。
伝説のクリーチャーではあるが、3マナ3/3とある程度のサイズは備えている。能力は、端的に言うと「5」「4」「3」「2」「1」のそれぞれの数字が指定箇所に書かれた呪文を順番に唱えることによって、プレイヤー1人をゲームに敗北させることができるというものであり、実に銀枠らしくロマンのある能力と言えるだろう。
- 元ネタはセサミストリートに登場するキャラクター、カウント伯爵(COUNT VON COUNT)。
目次 |
プレイヤーを破壊する
「プレイヤーを破壊する」とは、「そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。」の意味であり、要するに敗北条件カードである[1]。
- 破壊されるプレイヤーは再生が可能である[2]。ただし、Unstable現在、プレイヤーを再生できるカードはない。
- おそらく破壊不能を持つプレイヤーは破壊されないのであろうが、Unstable現在、プレイヤーに破壊不能を付与できるカードはない。
- この表現は、空虚への扉/Door to Nothingnessの初期案として考えられたものの、実現に至らなかったものである(空虚への扉のページ参照)。
ルール
- 1つ目の能力の「破滅カウンターが「5」の上に置かれた状態」とは、このカードのイラストに描かれた1~5の5の上に置くという意味である。2つ目の能力の指定された数字とは、破滅カウンターが置かれている数字のことを意味する。
- 数字とは、アラビア数字(0~9)のみを参照し、fiveなどの数詞は参照しない。二桁以上の数字は、それぞれの位の数字を持つように参照される。25と書かれているカードは、2と5を持つということになる。
- 文章欄の中なら、ルール文章の他に注釈文やフレイバーテキストの中の数字も含まれる。
- プレインズウォーカーの忠誠度能力のコストの数字は参照されるが、初期忠誠度は文章欄でもP/Tでも無いので参照しない。
- 実際のカードに書かれている数字を見る。統率者2015までの太陽の指輪/Sol Ringなら、無色マナ・シンボルを使用していないためマナ・コストに1を、文章欄に2を含む[3]。
- 2つ目の能力でカウントダウンが進むのは、1つの呪文につき1回だけである。5~1までの数字を含んだ呪文を唱えても、一気にカウントダウンが進んだりしない。
- 破滅カウンターを増殖などで増やしても、それはカウントの上には置かれず能力で移動することも無い[4]。
- パイ投げ/Just Dessertsの文章欄の中のπも参照しない[5]。
利用
カウントダウンによるプレイヤー破壊を達成するためには、条件を満たす呪文を5回唱えなければならない。威圧の杖/Staff of Dominationのように、1から5までの数字をバリエーション豊かに含むカードとは相性が良いが、ドローやサーチで唱える呪文を補充しながらカウントダウンを進めたいところである。
さらに、カウントダウンを進めきるまでこれ自身を除去から守らなければならないこと、カードが含む数字に捉われすぎると個々のカードパワーが下がりかねないことなど、多角的な視点からのデッキ構築が求められる。
- 唱えるためのマナが確保できるならば、火想者の予見/Firemind's Foresightは有力な相方だろう。マナ・コストに5が含まれるためカウントダウンを開始でき、3枚のインスタントをサーチすることで着実にカウントダウンを進められる。この際にサーチカード(狡猾な願い/Cunning Wishなど)をサーチすれば、条件達成は目前である。
- Miseは1マナで1から5までの数字をすべて含んでいる(フレーバーテキストを参照)うえ、3ドローで手札を補充できる。デッキトップを当てることができればの話だが。
- なお、実際のカードに書かれている数字を見る関係上、日本語版カードとは相性が良い。「target creature」は「クリーチャー1体を対象とする。」、「Draw two cards.」は「カードを2枚引く。」になるなど、数詞や不定冠詞の多くがアラビア数字で書き表されているためである。