変身
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*パーマネントが変身しても、それは新しい[[オブジェクト]]ではない。 | *パーマネントが変身しても、それは新しい[[オブジェクト]]ではない。 | ||
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*両面カードでないパーマネントを変身させるよう指示がある場合、何も起こらない。あるパーマネントが変身できるかどうかは、それが物理的に両面カードであるかどうかを見る。 | *両面カードでないパーマネントを変身させるよう指示がある場合、何も起こらない。あるパーマネントが変身できるかどうかは、それが物理的に両面カードであるかどうかを見る。 | ||
**例:[[エストワルドの村人/Villagers of Estwald]]の[[コピー]]である[[クローン/Clone]]は、変身の[[誘発条件]]を満たしても[[エストワルドの村人/Villagers of Estwald|エストワルドの吠え群れ/Howlpack of Estwald]]になることはない。[[大笑いの写し身/Cackling Counterpart]]によるコピー・[[トークン]]などであっても同様である。 | **例:[[エストワルドの村人/Villagers of Estwald]]の[[コピー]]である[[クローン/Clone]]は、変身の[[誘発条件]]を満たしても[[エストワルドの村人/Villagers of Estwald|エストワルドの吠え群れ/Howlpack of Estwald]]になることはない。[[大笑いの写し身/Cackling Counterpart]]によるコピー・[[トークン]]などであっても同様である。 |
2018年5月3日 (木) 20:39時点における版
変身(へんしん)/Transformは、キーワード処理の1つ。両面カードの第1面/第2面を裏返すことを表す。
Villagers of Estwald / エストワルドの村人 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 狼男(Werewolf)
Howlpack of Estwald / エストワルドの吠え群れ
〔緑〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
クリーチャー — 人間(Human) 狼男(Werewolf)
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、エストワルドの村人を変身させる。
2/3Howlpack of Estwald / エストワルドの吠え群れ
〔緑〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、エストワルドの吠え群れを変身させる。
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定義
ある両面カードで表されるパーマネントを変身させる/Transform場合、それを裏返し、もう一方の面が見えるようにする。
解説
イニストラードで初登場したキーワード処理で、「夜に狼男になる人間」や「コウモリに化ける吸血鬼」といった変身をキーワード処理化したものである。両面カードのみが変身できる。
変身を表すという点は反転に、裏返すという手順は変異に似た処理であるが、それらとは別の処理であり、変身させることは反転することでも裏向きにすることでもない。
ルール
両面カードの項も参照。
- パーマネントが変身しても、それは新しいオブジェクトではない。
- 両面カードでないパーマネントを変身させるよう指示がある場合、何も起こらない。あるパーマネントが変身できるかどうかは、それが物理的に両面カードであるかどうかを見る。
- 例:エストワルドの村人/Villagers of Estwaldのコピーであるクローン/Cloneは、変身の誘発条件を満たしてもエストワルドの吠え群れ/Howlpack of Estwaldになることはない。大笑いの写し身/Cackling Counterpartによるコピー・トークンなどであっても同様である。
- 両面カードがなんらかの通常カードのコピーとなっている際に、それを変身させる効果を適用する場合、その両面カードは変身し、さらにその上からコピー効果を考慮する。
- 第2面にはマナ・コストが存在しないが、第2面状態のパーマネントの点数で見たマナ・コストは第1面と等しいものとして扱う。
- 例:エストワルドの村人から変身したエストワルドの吠え群れの点数で見たマナ・コストは3である。
- あるパーマネントが第2面のパーマネントのコピーとなった場合、その点数で見たマナ・コストは0である。
- 例:エストワルドの吠え群れのコピーとして戦場に出たクローンの点数で見たマナ・コストは0である。
- パーマネントの持つ起動型能力がそのパーマネントを変身させようとする場合、その能力がスタックに置かれた以降に変身していなかった場合にのみ変身する。遅延誘発型能力を除く誘発型能力についても同様である。また、パーマネントの持つ遅延誘発型能力がそのパーマネントを変身させようとする場合、その遅延誘発型能力が生成された以降に変身していなかった場合にのみ変身する。
- 例:神出鬼没な拷問者/Elusive Tormentorの起動型能力を何度も起動しスタックに乗せた場合、最初に解決した能力はそれを変身させるが、2つ目以降については何もしない。
- 「変身させた状態で戦場に出す」という効果は、単に第2面を表にした状態で戦場に出す事を意味する。変身という語が使われているが実際に変身したわけではないため、「変身したとき」などの誘発条件を持つ誘発型能力が誘発することはない。
- 例:忠実な聖戦士/Loyal Catharが自身の能力で変身した状態で戦場に戻ってきても、上弦の月の教団/Cult of the Waxing Moonの能力は誘発しない。
旧ルール
イニストラードを覆う影での両面カードの再登場に際し、いくつかのルール変更が行われた。以下に変更前のルールを記す。
- かつては、「変身させる能力はその能力がスタックに置かれた以降に変身していなかった場合にのみ変身する」というルールが存在していなかった。例えば礼儀正しい識者/Civilized Scholarの起動型能力を幻術師の篭手/Illusionist's Bracersでコピーすることで変身が2回起こり、第1面→第2面→第1面と元に戻るような状況が存在した。
- かつては、第2面状態のパーマネントの点数で見たマナ・コストは第1面に関わらず常に0であった。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.28 変身する/Transform
- 701.28a パーマネントを変身させる場合、それを裏返し、もう一方の面が見えるようにする。変身するトークンや変身する両面カードで表わされるパーマネントのみが変身できる(rule 712〔両面カード〕参照)。
- 701.28b パーマネントを変身させることは、パーマネントをオモテ向きや裏向きにすることと物理的行動は同じであるが、ゲーム上は異なる処理である。パーマネントが裏向き になることで誘発する能力は、パーマネントが変身することでは誘発しないし、他も同様である。
- 701.28c 呪文や能力に、プレイヤーに、変身するトークンでもなく変身する両面カードで表されてもいないパーマネントを変身させるよう指示がある場合、何も起こらない。
- 701.28d 呪文や能力に、プレイヤーに変身先の面がインスタントやソーサリーであるパーマネントや、インスタントやソーサリーである面で生成された変身するトークンを変身させるよう指示がある場合、何も起こらない。
- 701.28e 誘発型能力の中に、オブジェクトが特定の特性を持つオブジェクトに「変身した」ときに誘発するものがある。その種の能力は、そのオブジェクトが変身あるいはトランスフォーム(rule 701.50〔トランスフォーム〕参照)し、その直後にその指定された特性を持っている場合に誘発する。
- 701.28f パーマネントの、遅延誘発型能力でなく起動型や誘発型である能力がそのパーマネントを変身させようとしたなら、そのパーマネントは、その能力がスタックに置かれた以降に変身もトランスフォームもしていなかったときのみそうする。パーマネントの遅延誘発型能力がそのパーマネントを変身させようとしたなら、そのパーマネントは、その遅延誘発型能力が作られた以降に変身もトランスフォームもしていなかったときのみそうする。どちらの場合にも、そのパーマネントが既に変身またはトランスフォームしていた場合、その指示を無視する。
- 701.28g 「変身したパーマネント/Transformed permanent」を参照する呪文や能力が存在する。この表記は、第2面をオモテにして戦場にあり、変身する両面カードや変身するトークンであるパーマネントを指す。第1面をオモテにしたパーマネントは、それまでに第2面をオモテにしていたことがあっても、変身したパーマネントではない。
- 701.28 変身する/Transform
- 701 キーワード処理