感染
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細 (引用ルールが旧版なので補足。最新版が反映されたらこの項を削除してください。旧版と最新版についてしか書いていないので、切り替わり時期がわかる方は追記願います。) |
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*感染のルールは、感染自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールにより、「発生源が感染を持つかどうか」が参照される。そのため、この処理は[[最後の情報]]を参照する。 | *感染のルールは、感染自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールにより、「発生源が感染を持つかどうか」が参照される。そのため、この処理は[[最後の情報]]を参照する。 | ||
**感染を持つパーマネントが効果によってダメージを与える前にそれが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ても、戦場を離れた時点で感染を持っていたのならばこの処理が適用される。 | **感染を持つパーマネントが効果によってダメージを与える前にそれが[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ても、戦場を離れた時点で感染を持っていたのならばこの処理が適用される。 | ||
+ | *感染を持つ発生源からのダメージで-1/-1カウンターを置くのは、その発生源のコントローラーである。2018/07/06現在、当wikiで引用している総合ルール20170120.0版(下記参照)は旧版であり、感染による-1/-1カウンターを置くのが誰なのかが記載されていない。最新版である20180608.0版では702.89cで発生源のコントローラーが置くことが明記されている。これによって[[スカラベの巣/Nest of Scarabs]]が誘発するか否かが明確になっている。 | ||
+ | **同様に、旧版ではどのプレイヤーが-1/-1カウンターを置くのかが不明瞭だった119.3d(ダメージ)・702.79a(萎縮)も、最新版では発生源のコントローラーと明記されている。 | ||
===その他=== | ===その他=== |
2018年7月6日 (金) 23:14時点における版
感染/Infect | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | ミラディンの傷跡ブロック |
CR | CR:702.90 |
感染(かんせん)/Infectは、ミラディンの傷跡で登場したキーワード能力。それを持つ発生源が与えるダメージの性質を変える常在型能力である。
Cystbearer / 嚢胞抱え (2)(緑)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ビースト(Beast)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ビースト(Beast)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
2/3定義
感染を持つ発生源からクリーチャーに与えられたダメージは、クリーチャーに残らない。それは、その点数に等しい-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。
感染を持つ発生源からプレイヤーに与えられたダメージはそのプレイヤーのライフを失わせない。代わりに、それはその点数に等しい数の毒カウンターをそのプレイヤーに与える。
解説
感染を持つ発生源がクリーチャーに与えるダメージは-1/-1カウンターの形で残り、クリーチャーを恒久的に弱体化させる。その性質から、頑強および再生、破壊不能持ちクリーチャーへの対策になる。
ミラディンの傷跡ブロックは毒カウンターを1つのテーマとしており、感染能力はファイレクシア勢力を象徴する能力である。ミラディンの傷跡では黒や緑、アーティファクトのカードのみが持っており、ミラディン包囲戦で白へ、新たなるファイレクシアで青と赤へと、新ファイレクシアの侵攻に合わせて拡がっていった。
従来の毒カウンターを与える能力に比べると、以下のような利点・特徴があるといえる。
- 従来の毒カウンターを与える能力はクリーチャー間戦闘では意味を持たず、かつそれを持つクリーチャーは同コスト帯の他クリーチャーよりもP/T面が劣ることが多く、不利になりがちだった。感染能力を持つクリーチャーはサイズがやや改善され、さらに-1/-1カウンターによる継続的な影響力から、クリーチャー間戦闘でも軽視できない存在となった。
- プレイヤーに与えるダメージ効率の観点では、与える毒カウンターの数がダメージ量に応じて増減するためパンプアップや二段攻撃のような強化能力との相性が非常に良い。俗に言われるように毒カウンター1個は2点のダメージに相当とみなせるので、攻撃が通ればこれらの強化が通常の2倍の効率で作用するためである。
- プレイヤーにダメージを与えてもライフが減らないので、感染を持っていないクリーチャーと同時に攻撃するのは効率が悪い。
- 例えば、1ターン目にぎらつかせのエルフ/Glistener Elfを召喚し、2ターン目にそれを対象に突撃のストロボ/Assault Strobeと上陸状態の地うねり/Groundswellを唱えて攻撃が通れば2ターンキルである。
- なお、エターナルまでカードプールを広げれば、激励/Invigorateと狂暴化/Berserkの組み合わせによって、実質1マナでパワーを10まで強化できる。
- ダメージ量で与えられる毒カウンターの数が変わるので、ダメージの軽減によって毒カウンターを与えられる数が減るということでもある。とはいえ、従来の毒カウンター型クリーチャーの多くは「パワー1で、ダメージを与えると毒カウンター1個」というようなものだったので、あまり差はない。
ルール
- (クリーチャーでない)プレインズウォーカーにダメージを与える場合は、通常通り処理される。すなわち、ダメージと同数の忠誠カウンターをプレインズウォーカーから取り除く。
- ダメージを与えられた状態でも、クリーチャーがそのダメージを負うことはない。
- (例)4/3のクリーチャーが、感染を持つ発生源から2点のダメージを受けた場合、「-1/-1カウンターが2つ置かれた4/3のクリーチャー」、すなわち2/1となって戦場に残る。
- これはダメージを受けたあとの処理を変更する。ダメージを置換するわけではない。
- 感染による作用で-1/-1カウンターが置かれても、「ダメージを与えられた」状態であることに変わりはない。なので、命取り/Fatal Blowの対象にすることは可能である。
- ダメージなので、軽減することができる。
- 感染と絆魂とを同時に持つクリーチャーがダメージを与えても、絆魂は機能する。接死についても同様である。
- 感染のルールは、感染自体が持つ能力ではない。ダメージに関するルールにより、「発生源が感染を持つかどうか」が参照される。そのため、この処理は最後の情報を参照する。
- 感染を持つパーマネントが効果によってダメージを与える前にそれが戦場を離れても、戦場を離れた時点で感染を持っていたのならばこの処理が適用される。
- 感染を持つ発生源からのダメージで-1/-1カウンターを置くのは、その発生源のコントローラーである。2018/07/06現在、当wikiで引用している総合ルール20170120.0版(下記参照)は旧版であり、感染による-1/-1カウンターを置くのが誰なのかが記載されていない。最新版である20180608.0版では702.89cで発生源のコントローラーが置くことが明記されている。これによってスカラベの巣/Nest of Scarabsが誘発するか否かが明確になっている。
- 同様に、旧版ではどのプレイヤーが-1/-1カウンターを置くのかが不明瞭だった119.3d(ダメージ)・702.79a(萎縮)も、最新版では発生源のコントローラーと明記されている。
その他
- 一つの発生源が感染と萎縮の両方をもっても、クリーチャーに置かれるカウンターは倍にはならない。
- ロード的な存在として、法務官の手/Hand of the Praetorsがいる。
- Diseased Verminは、感染カウンターを使用するが、上記の感染能力とは無関係である。
- ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser(3/3バニラ)と嚢胞抱え/Cystbearer(2/3感染)を見る限り、感染は基本的にメリット能力として考えられている。しかし、前述の感染を持たないクリーチャーと組み合わせることの効率の悪さから、例えばぎらつかせのエルフと柳のエルフ/Willow Elfは必ずしも上位互換・下位互換の関係には無い。
参考
- ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック(Making Magic 2018年6月11日)
- 「感染」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.90 感染/Infect
- 702.90a 感染は常在型能力である。
- 702.90b 感染を持つ発生源からプレイヤーが受けたダメージは、そのプレイヤーのライフを減少させない。そうではなく、それによってその発生源のコントローラーはそのプレイヤーにその点数に等しい数の毒カウンターを得させる。rule 120.3 参照。
- 702.90c 感染を持つ発生源からのダメージを、クリーチャーは負わない。そうではなく、その発生源のコントローラーはその点数に等しい数の-1/-1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。rule 120.3 参照。
- 702.90d オブジェクトが何らかの効果によってダメージを与える前にそのオブジェクトが領域を移動した場合、それが感染を持っていたか否かの決定にはそれの最後の情報を用いる。
- 702.90e 感染のルールは、その感染を持つオブジェクトがどの領域にある場合にも機能する。
- 702.90f 1つのオブジェクトに複数の感染 能力があっても効果は変わらない。
- 702.90 感染/Infect
- 702 キーワード能力