衝動的ドロー
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*[[続唱]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]の1つ目の能力もある意味衝動的ドローの亜種と言えるが、ルール的挙動や使い勝手はかなり異なる。 | *[[続唱]]や[[反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance]]の1つ目の能力もある意味衝動的ドローの亜種と言えるが、ルール的挙動や使い勝手はかなり異なる。 | ||
− | *語感から誤解があるかもしれないが、[[衝動/Impulse]]風のドローではない。衝動/Impulse風のドロー[[効果]]を持つカードについては[[衝動]]の項を参照のこと。 | + | *語感から誤解があるかもしれないが、[[衝動/Impulse]]風のドローではない。衝動/Impulse風のドロー[[効果]]を持つカードについては'''[[衝動]]'''の項を参照のこと。 |
− | **このことについて[[Mark Rosewater]]は「([[青]]のカードにこの[[カード名|名前]]が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは[[カラーパイ#色の哲学と関係性|色の哲学]]への理解が進んでいなかった」と述べている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/116237604418/if-red-is-supposed-to-be-the-impulsive-color-why Blogatog](Mark RosewaterのBlog 2015年4月12日)</ref> | + | **このことについて[[Mark Rosewater]]は「([[青]]のカードにこの[[カード名|名前]]が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは[[カラーパイ#色の哲学と関係性|色の哲学]]への理解が進んでいなかった」と述べている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/116237604418/if-red-is-supposed-to-be-the-impulsive-color-why Blogatog](Mark RosewaterのBlog 2015年4月12日)</ref>。 |
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*[[舞台照らし/Light Up the Stage]] - 2枚追放。使用期限は次のあなたのターンのターン終了時まで。([[ラヴニカの献身]]) | *[[舞台照らし/Light Up the Stage]] - 2枚追放。使用期限は次のあなたのターンのターン終了時まで。([[ラヴニカの献身]]) | ||
*[[恐怖の劇場/Theater of Horrors]] - [[アップキープ]]ごとに1枚追放。対戦相手が[[ライフ]]を失ったターンにのみプレイすることができる。(ラヴニカの献身) | *[[恐怖の劇場/Theater of Horrors]] - [[アップキープ]]ごとに1枚追放。対戦相手が[[ライフ]]を失ったターンにのみプレイすることができる。(ラヴニカの献身) | ||
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2019年4月22日 (月) 07:40時点における版
衝動的ドロー(impulsive draw)は、赤のカードが持つ「ライブラリーの一番上のカードを追放し、一定期間だけそれをプレイすることを許可する」能力の俗称。
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解説
初めて登場したのはエルキンの壷/Elkin Bottleの能力。その後それを元ネタとして基本セット2014の紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromasterが作られ、以降は赤の能力として継続的にこの能力を持ったカードが作られている。
色の役割における赤の役割の少なさを補うために赤に移行された能力で、本来は赤の役割ではないドローを期間を区切って一時的なものにすることで赤らしさを保ち、カラーパイに反さないようになっている。紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster#開発秘話も参照。
「あなたのライブラリーの一番上からN枚のカードを追放する。ターン終了時まで、あなたはこれにより追放されたカードをプレイしてもよい。」が基本的な効果だが、カードによっては追放したカードをプレイできる期限が違ったり、土地はプレイできないものがある。
- 続唱や反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defianceの1つ目の能力もある意味衝動的ドローの亜種と言えるが、ルール的挙動や使い勝手はかなり異なる。
- 語感から誤解があるかもしれないが、衝動/Impulse風のドローではない。衝動/Impulse風のドロー効果を持つカードについては衝動の項を参照のこと。
- このことについてMark Rosewaterは「(青のカードにこの名前が使われたのは)誤りであり、初期のマジックでは色の哲学への理解が進んでいなかった」と述べている[1]。
ルール
- 「そのカードをプレイしてもよい。」とは、そのカードが土地であればプレイしてもよく、呪文であれば唱えてもよいという意味である。「そのカードを唱えてもよい。」という効果の場合、追放された土地カードをプレイすることはできない。
- 手札からではなく追放領域からプレイできる以外の、土地のプレイと呪文を唱えることに関する手順や制限はすべて従わなければならない。
- 唱えた呪文は、解決されれば通常通りパーマネント呪文は戦場に出て、インスタントかソーサリーならば墓地に置かれる。
- 示された期間が終わってもプレイされていないカードは、追放されたままになる。
主なカード
- 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster - プレインズウォーカーの忠誠度能力。(基本セット2014)
- 予言の炎語り/Prophetic Flamespeaker - クリーチャーのサボタージュ能力。(ニクスへの旅)
- 衝動的な行動/Act on Impulse - 3マナソーサリー。3枚追放。(基本セット2015)
- 前哨地の包囲/Outpost Siege - エンチャント。モードの一つで、アップキープに誘発。(運命再編)
- 溶岩との融和/Commune with Lava - (X)(赤)(赤)のインスタントでX枚追放。使用期限は次のあなたのターンのターン終了時まで。(タルキール龍紀伝)
- 激憤の巫師/Ire Shaman - クリーチャーの変異誘発型能力。(タルキール龍紀伝)
- ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep - クリーチャーのETB能力。(マジック・オリジン)
- 夢の略奪者/Dream Pillager - クリーチャーのサボタージュ能力。与えた戦闘ダメージと同枚数追放。(統率者2015)
- 流城の密教信者/Stromkirk Occultist - クリーチャーのサボタージュ能力。(異界月)
- 騒乱の発端、グレンゾ/Grenzo, Havoc Raiser - クリーチャー。自分のクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーのライブラリーから追放。色マナは無視できる。(コンスピラシー:王位争奪)
- 独創の火花/Spark of Creativity - 1マナのソーサリー。1枚追放し、そのカードの点数で見たマナ・コスト分のダメージを対象のクリーチャーに与えるか、そうしないならプレイしてもよい。(カラデシュ)
- 神託者の大聖堂/Oracle's Vault - アーティファクトの起動型能力。通常はマナ・コストを支払う必要があるが、条件を満たせばマナ・コストを支払うことなくプレイできる。(アモンケット)
- ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons - 伝説のエンチャント。アップキープに誘発する。呪文のみ。(イクサラン)
- 闇住まいの神託者/Dark-Dweller Oracle - クリーチャーの起動型能力。(基本セット2019)
- 力の頂点/Apex of Power - 10マナのソーサリー。7枚追放。フリースペル。呪文のみ。(基本セット2019)
- 舞台照らし/Light Up the Stage - 2枚追放。使用期限は次のあなたのターンのターン終了時まで。(ラヴニカの献身)
- 恐怖の劇場/Theater of Horrors - アップキープごとに1枚追放。対戦相手がライフを失ったターンにのみプレイすることができる。(ラヴニカの献身)
- 炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan - プレインズウォーカーの忠誠度能力。(灯争大戦)
脚注
参考
- Working Your Core/『基本』的な働き(Making Magc 2013年7月8日 Mark Rosewater著)
- Every Fire Begins with a Spark/どんな大火も灯から(Making Magic 2013年7月11日 Dave Guskin著)
- Hooked on Draconics, Part 1/龍詞に魅せられて その1(Making Magc 2015年3月16日 Mark Rosewater著)
- 色の役割
- 用語集