恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
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*[[真実の愛の口づけ/True Love's Kiss]]とともに、[[カード名]]に"love"を含む初のカード。 | *[[真実の愛の口づけ/True Love's Kiss]]とともに、[[カード名]]に"love"を含む初のカード。 | ||
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2019年12月29日 (日) 23:27時点における版
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)
あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。
5/5Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)
白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)
当事者の本人は恋する対象である1/1のクリーチャーをコントロールしていないと攻撃ができないが、5/5というサイズは文句なし。美女を自分の出来事で生み出せるため条件を満たせないことは少ないし、万一美女が除去されてもブロックは普通にできるため、最悪でも壁役や格闘要員として十分に仕事ができる。出来事が1マナ、これが3マナとそれぞれ軽いうえに使用順序も揃っており、スムーズに展開できるのも魅力的。
ただし対戦相手が豊富な除去や妨害手段を備えたコントロールデッキの場合、美女を的確に処理されると苦しい。出来事によるトークンだけに頼らずに、他の1/1クリーチャーもいくらか採用しておくのが望ましい。エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperとは、当事者シナジーだけでなく1/1である点もよく噛み合っており、ベストパートナーと言える。
登場時のスタンダードではアドベンチャー系の主力として活躍するほか、グルール・アグロやフード系デッキなどシナジーの薄いデッキにおいても採用が散見される。上述の通り強力なブロッカーとしてクリーチャーデッキに対抗できるため、サイドボードからの投入も多い。
パイオニアではアグロ戦略の相手に対する強固な壁兼、主にカラデシュ産機体の搭乗役として相性がよく、スタンダードにはないメカニックっぷりを発揮している。余った1マナでチャンプブロッカーを出せるためマナカーブ補完にもなり、なおかつバウンスにもある程度耐性があるので環境に適した1枚。
- モチーフは、フランスの童話『美女と野獣』だろう。野獣とともに屋敷に住むことになった娘が、最初は野獣の求婚を断るが、最後には自ら愛を告白し、それにより魔法が解けて野獣は王子の姿に戻る。
- 真実の愛の口づけ/True Love's Kissとともに、カード名に"love"を含む初のカード。
- 音節にこだわらないのであれば、オデッセイの敬愛される司祭/Be love d Chaplainが初出となる。
ルール
- 攻撃制限は、攻撃クリーチャー指定ステップで攻撃クリーチャーに指定できるか否かに関わる制限である。攻撃している状態になったなら、その後に条件を満たさなくなったとしても戦闘から取り除かれることはない。
- 攻撃されたくない場合は戦闘開始ステップ中に1/1クリーチャーを除去する必要がある。
- 印刷された値ではなく、修整などを含めた最終的な特性が1/1のクリーチャーがいなければ攻撃できない。
- 各種全体強化との相性は最悪である。併用の際には十分注意したい。
- クリーチャーのサイズ以外の指定はない。美女に限らず、1/1でさえあればどんなクリーチャーでも攻撃制限の条件をクリアできる。
- 構築ではエッジウォールの亭主や穢れ沼の騎士/Foulmire Knightに惚れている姿が頻繁に目撃される。
- 「他のクリーチャー」というような指定もないので、恋煩いの野獣自身が1/1である場合はそれで条件を満たしていることになる。フレイバー的にはおかしく見えるが、リリースノート曰く「自分自身を愛することが幸福へ続く道の第一歩であるということを学んだ」とのこと[1]。
脚注
- ↑ Throne of Eldraine Release Notes/『エルドレインの王権』リリースノート(Daily MTG 2019年9月20日)