時のらせんブロック
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*[[エキスパンション]]名はいずれも過去に登場した[[カード名]]となっている([[時のらせん/Time Spiral]]、[[次元の混乱/Planar Chaos]]、[[未来予知/Future Sight]])。 | *[[エキスパンション]]名はいずれも過去に登場した[[カード名]]となっている([[時のらせん/Time Spiral]]、[[次元の混乱/Planar Chaos]]、[[未来予知/Future Sight]])。 | ||
*各カードセットに1枚ずつ、「[[アクローマ/Akroma]]」が収録されている。 | *各カードセットに1枚ずつ、「[[アクローマ/Akroma]]」が収録されている。 | ||
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2021年3月6日 (土) 10:07時点における版
時のらせんブロック/Time Spiral Blockは、時のらせん、次元の混乱、未来予知の3つのセットからなるブロック。
セット名 | 略号 | 発売日 | セット枚数 | 製品情報(WotC) | カードリスト(Wisdom Guild) |
---|---|---|---|---|---|
時のらせん/Time Spiral | TSP | 2006年10月6日 | 301枚+121枚 | 製品情報 | カードリスト |
次元の混乱/Planar Chaos | PLC | 2007年2月2日 | 165枚 | 製品情報 | カードリスト |
未来予知/Future Sight | FUT | 2007年5月4日 | 180枚 | 製品情報 | カードリスト |
目次 |
概要
スカージ以来となるドミナリア/Dominariaが舞台で、スカージから数世紀後、テフェリー/Teferiが帰還した時代の物語。
テーマは「時間」。ストーリー上で起きている「時間の歪み」による出来事が反映されている。同時に「色の役割の混乱」もテーマであり、意図的に現在の色の役割が崩されて(もしくは拡大されて)いる。過去に登場した多くのメカニズムがアレンジされ復活しているほか、過去の色の役割に沿ったカードや、現在の色の役割と比べて強力な機能を持つカードなどが登場。また、時のらせんと次元の混乱に関しては、新しいキーワード能力が時間やタイミングに関係するものとなっている。
過去のキーワード能力のオンパレードとなった時のらせんと、未来のキーワード能力のオンパレードとなった未来予知により、とんでもない数のキーワード能力が登場している。最近のブロックではキーワード能力の登場数が多くなっていたが、それにしてもこれほど多いのは過去に例を見ない。新規のブロック固有キーワードは刹那、待機、消失、吸収、オーラ交換、探査、城砦化、激情、墓地ストーム、有毒、変形。再登場のブロック固有キーワードは側面攻撃、シャドー、バイバック、サイクリング、エコー、フラッシュバック、マッドネス、変異、ストーム、キッカー、予見、移植、狂喜、召集、発掘、変成、他に時のらせんのタイムシフトにランページがある。また、瞬速、絆魂、到達、接死、被覆のキーワード化がなされ、それに合わせて過去のカードのオラクルが変更されたのもこのブロック。膨大な数のキーワード能力があり、ルールを覚えるのが一苦労なため、ある意味初心者泣かせのブロックになっている。
- 3つのセットそれぞれに、そのセットのテーマに沿ったタイムシフトと呼ばれるカード群がある。詳細はタイムシフトのページを参照。
- エキスパンション名はいずれも過去に登場したカード名となっている(時のらせん/Time Spiral、次元の混乱/Planar Chaos、未来予知/Future Sight)。
- 各カードセットに1枚ずつ、「アクローマ/Akroma」が収録されている。
- 2021年に3つのセットを1つに再編した時のらせんリマスターが発売された。
評価
古参のプレイヤーに非常に評価が高く、このブロックからマジックに復帰したというプレイヤーはとても多い。その一方で、タイムシフト先となる過去のブロックを知らない新規のプレイヤーにとっては大した思い入れもなく、むしろ覚えなければならないメカニズムが大量に存在すると言う困ったブロックとなっている。結果的にこのブロックは公式的には問題作として扱われており、たびたび公式コラムで取り上げられている[1]。
また、過去に存在していたが現在のマジックからは除外されている、例えば現在では好ましくないとされている過去の色の役割やメカニズムを戻してしまい、混乱を招き長くその影響を残してしまったことについても何度か反省点として挙げられている。[2][3]
- このブロックと続くローウィン・ブロックの反省から、新世界秩序が作られた[4]。
- これを教訓に、過去の「カード」ではなく過去の「舞台」を利用したのがミラディンの傷跡ブロックである。その後も過去の舞台を再訪するセットは数多く作られている。
- 新規プレイヤーをターゲットとしていないサプリメント製品においてはこのようなセットを作ってもよいのではないかというアイディアから、後に「時のらせん2」と言えるモダンホライゾンが作られた[5][6]。
脚注
- ↑ Because Salt Makes Mistakes Taste Great/塩が失敗を美味しくするから(Making Magic 2016年5月9日 Mark Rosewater著)
- ↑ Returning Home/懐かしの地に(Making Magic 2018年4月2日 Mark Rosewater著)
- ↑ Constraints and Defaults/強制と標準(Making Magic 2019年7月15日 Mark Rosewater著)
- ↑ New World Order/新世界秩序(Making Magic 2011年12月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ Modern Sensibilities/モダンの感受性(Making Magic 2019年5月20日 Mark Rosewater著)
- ↑ A Magic Set about Magic: The Gathering/マジック:ザ・ギャザリングについてのマジックのセット(Card Preview 2019年5月23日 Ethan Fleischer著)