次元の混乱

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{{情報ボックス/エキスパンション
 
{{情報ボックス/エキスパンション
|英語名=Planar Chaos
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'''次元の混乱'''/''Planar Chaos''は、[[時のらせんブロック]]の1つ目の小型[[エキスパンション]]
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'''次元の混乱'''/''Planar Chaos''は、[[時のらせんブロック]]の1つ目の小型[[エキスパンション]]。2007年2月2日に発売された。
  
 
==概要==
 
==概要==
このセットでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。
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このセットでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。過去に[[カード]]化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の[[色]]・[[能力]]を持つ新しいカードとして多数登場している。
過去に[[カード]]化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の[[色]]・[[能力]]を持つ新しいカードとして多数登場している。
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新[[キーワード能力]]として[[消失]]が登場。
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新[[キーワード能力]]として[[消失]]が登場。[[待機]][[X]]や、[[マナ・コスト]]より高い[[コスト]]を持つ[[エコー]]など、既存の能力の新しい形も登場している。その一方で、[[時のらせん]]で初登場した[[刹那]]はわずか2枚しか存在しない。また色ごとに割り振られているシステムがあり、[[白]]が[[救出カード]]、[[青]]が[[変異]]、[[黒]]が[[恐喝カード]]、[[赤]]が[[分割カード]]、[[緑]]が[[キッカー]]となっている。このうち分割カードはカード全体も[[単色]]という新しいタイプになっている点が特徴となっている。[[アーティファクト]]は1枚も収録されていない。
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その一方で、[[時のらせん]]で初登場した[[刹那]]はわずか2枚しか存在しない。
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また色ごとに割り振られているシステムがあり、[[白]]が[[救出カード]]、[[青]]が[[変異]]、[[黒]]が[[恐喝カード]]、[[赤]]が[[分割カード]]、[[緑]]が[[キッカー]]となっている。このうち分割カードはカード全体も[[単色]]という新しいタイプになっている点が特徴となっている。
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[[アーティファクト]]は1枚も収録されていない。
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黒と緑は、他の3色よりカードが1枚少ない。
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黒と緑は、他の3色よりカードが1枚少ない。これらの代わりに、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]や[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]が収録されている。
これらの代わりに、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]や[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]が収録されている。
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次元の混乱の[[タイムシフト]]は、[[時のらせん]]の再録とは異なり、「黒い[[神の怒り/Wrath of God]]」こと[[滅び/Damnation]]のように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。また、普通のカード同様に[[コモン]]、[[アンコモン]]、[[レア]]に区別されている。通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。
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[[ブースターパック]]のカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。
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*一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つの[[ブースターパック]]に特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
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**パックからの入手確率という点で言えば、[[コールドスナップ]]と並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
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*日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である([http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html#owabi タカラトミー「訂正とお詫び」])。
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==次元の混乱における色の役割==
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このセットでは[[色の役割]]が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった[[能力]]が配分された。とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。
  
このセットでは[[色の役割]]が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった[[能力]]が配分された。
 
とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。
 
 
具体的には以下の通り。
 
具体的には以下の通り。
*白:[[再生]]、[[打ち消し]]、(白以外に対する)[[除去]]
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*白:[[再生]]、[[打ち消す|打ち消し]]、(白以外に対する)[[除去]]
 
*青:[[警戒]]、[[手札破壊]]、+X/-Y[[修整]]
 
*青:[[警戒]]、[[手札破壊]]、+X/-Y[[修整]]
 
*黒:[[先制攻撃]]、[[クリーチャー]]の[[タップ]]、[[対象]]や[[ダメージ]]の移し変え、[[レベル]]
 
*黒:[[先制攻撃]]、[[クリーチャー]]の[[タップ]]、[[対象]]や[[ダメージ]]の移し変え、[[レベル]]
 
*赤:[[トランプル]]、(赤に対する)[[畏怖]]、[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]専用[[バウンス]]
 
*赤:[[トランプル]]、(赤に対する)[[畏怖]]、[[対戦相手]]の[[クリーチャー]]専用[[バウンス]]
*緑:[[速攻]]、[[飛行]]、[[ドロー]]
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*緑:[[速攻]]、[[飛行]]、[[引く|ドロー]]
  
次元の混乱にも[[タイムシフト]]があるが、[[時のらせん]]のような単なる再録ではない。
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==テーマデッキ==
「黒い[[神の怒り/Wrath of God]]」こと[[滅び/Damnation]]のように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。
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また、普通のカード同様に[[コモン]]、[[アンコモン]]、[[レア]]に区別されている。
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通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。
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[[ブースターパック]]のカードの内訳は、[[コモン]]8枚、[[アンコモン]]2枚、[[レア]]1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。
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タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。
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*一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つの[[ブースターパック]]に特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。<br/>コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
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**パックからの入手確率という点で言えば、[[コールドスナップ]]と並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
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*日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。
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タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である。([http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html#owabi タカラトミー「訂正とお詫び」])
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==[[テーマデッキ]]==
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*[[精神解体/Unraveling Mind]]
 
*[[精神解体/Unraveling Mind]]
 
*[[再誕の儀式/Rituals of Rebirth]]
 
*[[再誕の儀式/Rituals of Rebirth]]
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*[[エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava]]
 
*[[エフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efrava]]
 
*[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]
 
*[[ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld]]
 
<!-- **背景世界 [#world]
 
背景世界についての簡単な記述 -->
 
 
  
 
==デザイン==
 
==デザイン==
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|アート・ディレクター||?
 
|アート・ディレクター||?
 
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==関連リンク==
 
==関連リンク==
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*[http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html 次元の混乱 製品情報] ([[タカラトミー]])
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos/home 次元の混乱ミニサイト]
 
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos/home 次元の混乱ミニサイト]
 
**第1週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/creative1 The Many Fractured Dominarias]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070109/index.html 幾千もに砕けたドミナリアで]
 
**第1週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/creative1 The Many Fractured Dominarias]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070109/index.html 幾千もに砕けたドミナリアで]
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**第3週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story3 Destiny - Part 3]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070120story3/index.html 運命 - 第3話]
 
**第3週:[http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planarchaos2/story3 Destiny - Part 3]/[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070120story3/index.html 運命 - 第3話]
 
***'''注:以上ミニサイト日本語版の訳語は、既存の訳語と必ずしも一致していません(ラドハ、ヴェンサー、平行世界、プレインズウォーカーの灯、時間流、次元流、エファーヴァなど)'''
 
***'''注:以上ミニサイト日本語版の訳語は、既存の訳語と必ずしも一致していません(ラドハ、ヴェンサー、平行世界、プレインズウォーカーの灯、時間流、次元流、エファーヴァなど)'''
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070222/index.html 次元の混乱 注目のカード:白]([[タカラトミー]]、文:[[黒田正城]])
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070302/index.html 次元の混乱 注目のカード:青]
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070309/index.html 次元の混乱 注目のカード:黒]
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070313/index.html 次元の混乱 注目のカード:赤:]
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070320/index.html 次元の混乱 注目のカード:緑]
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/kuroda/20070321/index.html[次元の混乱 注目のカード:マルチカラーと土地]
 
*[http://mtg.takaratomy.co.jp/product/plc/index.html 製品情報] ([[タカラトミー]])
 
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:次元の混乱]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱タイムシフト]]
 
*[[カード個別評価:次元の混乱タイムシフト]]
 +
*[[Planar Chaos]] (小説)
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[Planar Chaos]](小説)
 

2008年11月16日 (日) 09:49時点における版

次元の混乱/Planar Chaos
シンボル 2つの繫がった輪
略号 PLC
コードネーム Crackle
発売日 2007年2月2日
セット枚数 全165種類

次元の混乱/Planar Chaosは、時のらせんブロックの1つ目の小型エキスパンション。2007年2月2日に発売された。

目次

概要

このセットでは、時間の歪みがさらに進み「異なる歴史を辿った別世界の過去」が実体化している、というストーリーを反映している。過去にカード化されているストーリー上の重要人物が、以前とは別の能力を持つ新しいカードとして多数登場している。

キーワード能力として消失が登場。待機Xや、マナ・コストより高いコストを持つエコーなど、既存の能力の新しい形も登場している。その一方で、時のらせんで初登場した刹那はわずか2枚しか存在しない。また色ごとに割り振られているシステムがあり、救出カード変異恐喝カード分割カードキッカーとなっている。このうち分割カードはカード全体も単色という新しいタイプになっている点が特徴となっている。アーティファクトは1枚も収録されていない。

黒と緑は、他の3色よりカードが1枚少ない。これらの代わりに、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keldが収録されている。

次元の混乱のタイムシフトは、時のらせんの再録とは異なり、「黒い神の怒り/Wrath of God」こと滅び/Damnationのように、過去の呪文と同等の効果を持つ、色の役割が入れ替わったカードとなっている。また、普通のカード同様にコモンアンコモンレアに区別されている。通常の色の役割に即したものと、次元の混乱独特の色の役割に当てはめられたものが存在する。

ブースターパックのカードの内訳は、コモン8枚、アンコモン2枚、レア1枚、タイムシフトのコモン3枚、タイムシフトのアンコモンまたはレア1枚。タイムシフトのアンコモンとレアの出る比率は3:1である。

  • 一見タイムシフトのカードが入手しづらく見えるが、カードの種類数の都合上、レアやアンコモンは通常のものと同じ確率で入手できる。例えば、1つのブースターパックに特定のレアカードが入っている確率は、通常のものでもタイムシフトのものでも1/40である。コモンに関しては、タイムシフトの方がやや入手しづらい。
    • パックからの入手確率という点で言えば、コールドスナップと並んで最もレアカードを集めやすいエキスパンションである。
  • 日本語版ブースターパックの裏面と、ブースターパック用ディスプレイボックスの裏面の広告文に誤記がある。タイムシフト・カードを「再録」と印刷されているが、正しくは「色の役割を変えて採録」である(タカラトミー「訂正とお詫び」)。

次元の混乱における色の役割

このセットでは色の役割が意図的に崩されており、従来、各色が持たなかった能力が配分された。とはいえ、その色が役割として持っていなかっただけで、その能力を持つカードがその色に少数存在していた場合が多い。

具体的には以下の通り。

テーマデッキ

パッケージ・イラスト

デザイン

デザイン・チーム Bill Rose (lead)
Matt Place
Mark Rosewater
Paul Sottosanti
開発チーム Devin Low (lead)
Zvi Mowshowitz
Brian Schneider
Henry Stern
Mike Turian
アート・ディレクター

関連リンク

参考

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