Super Crazy Zoo
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Super Crazy Zooは、モダンに存在するデッキ。伊藤敦が冗談で作ったデッキが元になったと言う数奇な誕生過程と、それ以上に奇妙なデッキ構造によって話題を呼ぶ事となった。Zooの名を冠しており、実際それらに採用されるクリーチャーも多いが、その実態はティムールの激闘/Temur Battle Rageと強大化/Become Immenseを組み合わせたゼロックス系のコンボデッキである。
Temur Battle Rage / ティムールの激闘 (1)(赤)
インスタント
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クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時までそれは二段攻撃を得る。
獰猛 ― あなたがパワーが4以上のクリーチャーをコントロールしているなら、ターン終了時まで、その対象としたクリーチャーはさらにトランプルを得る。
Become Immense / 強大化 (5)(緑)
インスタント
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探査(この呪文を唱える段階であなたがあなたの墓地から追放した各カードは、(1)を支払う。)
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+6/+6の修整を受ける。
フェッチランド+ショックランド、ギタクシア派の調査/Gitaxian Probeや通りの悪霊/Street Wraithなどでコンボパーツを集めつつ墓地を肥やして、軽い強力クリーチャーに強大化を撃つというのが基本的な流れで、上手く回れば3ターンキルが可能。
そして、その動きの際にライフを大幅に消耗する事に着目して、死の影/Death's Shadowを採用しているのが特徴的。このカードを活かすため、状況によっては「1ターン目に稲妻/Lightning Boltを自分へ」と言う、他のデッキにはまず有り得ない動きをする事もある。
- 元々は、happymtg.comのコラム「だらだらクソデッキ」(参考)で、コラム名の通り完全にネタとして作成されたデッキ。そのコラムのオチとして制作され、回しもせずに上げられた改造版レシピが、実際に使用すると意外に強い事が判明。本格的な調整を経て実戦レベルに仕上げられた(参考)。
- 感染などに似た高い爆発力を持つものの、突然の衰微/Abrupt Decayや流刑への道/Path to Exileで適切に対処されると建て直しが難しいという弱点も抱えている。そのため、それらの他に手札破壊やチャンプブロッカー要員となる未練ある魂/Lingering Soulsなども持つアブザンジャンクとの相性は悪い。
- 津村健志が個人的に好んで使用し、プロツアー「運命再編」に持ち込むことも検討していたが、アブザンジャンクがトップメタになると事前に予想されたために断念している(実際に30%弱の使用率であった)。
- 基本土地を採用していないため、幽霊街/Ghost Quarterも苦手とする。
サンプルレシピ
参考
- だらだらクソデッキ vol.6 -Super Crazy Zoo-
- Super Crazy Zoo調整録
- Super Crazy Zooのまわし方
- 以上、happymtg.com、著:伊藤敦
- 中村修平の「デイリー・デッキ」:Super Crazy Zoo(モダン)(マジック日本語公式ウェブサイト、著:中村修平)
- デッキ集