荒地/Wastes
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現在11種類存在する基本土地の1つ。特殊タイプの「基本」のみを持つ、初めての基本土地タイプを持たない基本土地である。
無色マナを生み出す能力のみを持つ異色の土地。上位互換は数多く存在するが、基本土地であることはメリットになり得る。
スタンダードで無色マナ・シンボルをコストに含むカードを使用する場合は、進化する未開地/Evolving Wildsや爆発的植生/Explosive Vegetationなどの基本土地サーチに対応することを活かし、これを少数挿す運用が考えられる。
ゲートウォッチの誓いには荒地の名前を参照するカードが2種類あるため、それらをデッキの主軸に据える場合は荒地の大量採用も考えられる。またリミテッドでは下記の通り支給されるわけではないので、無色マナを利用するデッキを組む場合にはこれを積極的にピックしていく必要がある。
モダン以下のフォーマットでは、血染めの月/Blood Moonや不毛の大地/Wastelandなどの対特殊地形カードが多いため、それらに耐性のある無色マナ供給源という点も重要。モダンでは無色エルドラージで採用される。
- 統率者戦における無色の統率者デッキを救済した1枚。このカードの登場以前は、固有色のルールの関係上色マナ・シンボルを含まない基本でない土地を40種類前後も用意しなければならなかった。
- 荒地は基本土地ではあるが、ゲートウォッチの誓いのブースターパックにおいてはコモン枠に収録されている。コモンにイラスト違いで2種類収録されていることから、ブースターパックからの出現率も他のコモンの2倍となっている。(→変則的な稀少度)
- ゲートウォッチの誓いのコレクター番号183番はウラモグ/Ulamogとその血族によって喰らい尽くされ白い灰となった土地、184番はコジレック/Kozilekとその血族によって歪められ奇怪な結晶となった土地である。
- 元々は土地枠にあったが、デベロップの段階でコモン枠へと移された(参考/翻訳)。
- フルアートでない通常のレイアウトの荒地は、エントリーセットの現実の歪曲/Twisted Realityと悪性の循環/Vicious Cycleにのみ収録されている。
- このカードのルーツを辿ると、土地がテーマであった旧ゼンディカー・ブロックで検討された無色マナしか生まない基本土地・都市/Cityが原型であり、さらに遡るとインベイジョン・ブロック期に提案されたBarry's Landに行き着く。詳細はBarry's Landの項を参照。
ルール
- 荒地は基本土地(特殊タイプの基本を持つ土地)であるが、基本土地タイプは持たない(「荒地」という6種類目の基本土地タイプが登場したわけではない)。
- 構築およびエターナルフォーマットにおける4枚制限ルールの制約を受けない。
- 進化する未開地/Evolving Wildsなどの基本土地であることを参照するカードと相互作用し、逆に不毛の大地/Wastelandなどの基本でない土地であることを参照するカードと相互作用しない。
- 平地・島・沼・山・森の各基本土地タイプを参照する効果に影響されることはなく、版図や隔離するタイタン/Sundering Titanなど基本土地タイプを一般にカウントする効果からも参照されない。
- 他の基本土地のマナ能力は基本土地タイプのルールによるもの(CR:305.6)であったが、荒地のマナ能力は荒地自身のルール文章によるものである。
- リミテッドにおいてデッキ構築の際に支給される基本土地は平地/Plains、島/Island、沼/Swamp、山/Mountain、森/Forestの5種類のみである。荒地はブースターパックから引き当てた(あるいはドラフトした)分しか使えない。
関連カード
カード名「荒地/Wastes」を参照するカード。
これらのカードはカード名が「荒地/Wastes」である土地を参照しているため、カード名が「荒地/Wastes」であってもそれが土地でないなら参照されない。