カウント男爵/Baron Von Count
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カウント男爵/Baron Von Count (1)(黒)(赤)伝説のクリーチャー ― 人間(Human) 悪人(Villain)
カウント男爵は破滅カウンターが「5」の上に置かれた状態で戦場に出る。
あなたが指定された数字をマナ・コストか文章欄かパワーかタフネスに持つ呪文を唱えるたび、破滅カウンターを1個左に動かす。
破滅カウンターが「1」から動いたとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーを破壊し、その破滅カウンターを「5」の上に置く。
卑怯な破滅軍団/League of Dastardly Doomの現指導者である伝説の悪人。破滅のカウントダウンが「0」になるとプレイヤーを破壊する悪の首領に相応しい能力を持つ。
能力は、端的に言うと「5」「4」「3」「2」「1」のそれぞれの数字が指定箇所に書かれた呪文を順番に唱えることによって、プレイヤー1人を破壊(もといゲームに敗北)させるものであり、実に銀枠らしくロマンのある能力と言えるだろう。後述する#利用の節を参考に入念な下準備をしておきたい。目立たないところではあるが、3マナ3/3と十分なマナレシオを持つことも嬉しい。
- 元ネタはセサミストリートに登場するキャラクター、カウント伯爵(COUNT VON COUNT)。
プレイヤーを破壊する
「プレイヤーを破壊する」とは、「そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。」の意味であり、要するに敗北条件カードである[1]。
- 破壊されるプレイヤーは再生が可能である[2]。ただし、Unstable現在、プレイヤーを再生できるカードはない。
- おそらく破壊不能を持つプレイヤーは破壊されないのであろうが、Unstable現在、プレイヤーに破壊不能を付与できるカードはない。
- この表現は、空虚への扉/Door to Nothingnessの初期案として考えられたものの、実現に至らなかったものである。詳細は空虚への扉/Door to Nothingnessの項を参照のこと。
ルール
- 1つ目の能力の「破滅カウンターが「5」の上に置かれた状態」とは、このカードのイラストに描かれた1~5の5の上に置くという意味である。2つ目の能力の指定された数字とは、破滅カウンターが置かれている数字のことを意味する。
- 数字とは、アラビア数字(0~9)のみを参照し、fiveなどの数詞は参照しない。二桁以上の数字は、それぞれの位の数字を持つように参照される。例えば、25と書かれているカードは、2と5を持つということになる。
- 文章欄の中なら、ルール文章の他に注釈文やフレイバー・テキストの中の数字も含まれる。
- プレインズウォーカーの忠誠度能力のコストの数字は参照されるが、初期忠誠度は文章欄でもP/Tでも無いので参照しない。
- オラクルではなく実際のカードに印刷されている数字を参照する。例えば、無色マナ・シンボルの制定されていない時代に印刷された太陽の指輪/Sol Ring(カード画像)ならばマナ・コストに1を、文章欄に2を含む[3]。
- 2つ目の能力でカウントダウンが進むのは、1つの呪文につき1回だけである。5~1までの数字を含んだ呪文を唱えても、一気にカウントダウンが進んだりしない。
- 破滅カウンターを増殖などで増やしても、それはカウントの上には置かれず能力で移動することも無い[4]。
- パイ投げ/Just Dessertsの文章欄の中のπも参照しない[5]。
利用
カウントダウンによるプレイヤー破壊を達成するためには、条件を満たす呪文を5回唱えなければならない。威圧の杖/Staff of Dominationのように、1から5までの数字をバリエーション豊かに含むカードとは相性が良いが、ドローやサーチで唱える呪文を補充しながらカウントダウンを進めたいところである。
さらに、カウントダウンを進めきるまでこれ自身を除去から守らなければならないこと、カードが含む数字に捉われすぎると個々のカードパワーが下がりかねないことなど、多角的な視点からのデッキ構築が求められる。
- 実際のカードに書かれている数字を見る関係上、日本語版カードとは相性が良い。「target creature」は「クリーチャー1体を対象とする。」、「Draw two cards.」は「カードを2枚引く。」になるなど、数詞や不定冠詞の多くがアラビア数字で書き表されているためである。
- 唱えるためのマナが確保できるならば、火想者の予見/Firemind's Foresightは有力な相方だろう。マナ・コストに5が含まれるためカウントダウンを開始でき、3枚のインスタントをサーチすることで着実にカウントダウンを進められる。この際にサーチカード(狡猾な願い/Cunning Wishなど)をサーチすれば、条件達成は目前である。
- Miseは1マナで1から5までの数字をすべて含んでいる(フレイバー・テキストを参照)うえ、3ドローで手札を補充できる。ライブラリーの一番上を当てることができればの話だが。
- フラッシュバックやバイバックを持つ呪文はフラッシュバック・コストやバイバック・コストに含まれる数字も条件を満たす上、複数回唱えられるため相性が良い。Blast from the Pastなら1から4までの条件を満たす。
- 6面ダイスを使うカードの中にはJack-in-the-MoxやGoblin Tutorのように1から5までのすべての数字を含むものが存在する。特にGoblin Tutorは軽くて色が合い、1以外が出れば他のカードをサーチできる(特に2か6が出ればさらに別のGoblin Tutorを持ってこれる)ため非常に相性が良い。