怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
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Akroma, Angel of Wrath / 怒りの天使アクローマ (5)(白)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
飛行、先制攻撃、警戒、トランプル、速攻、プロテクション(黒)、プロテクション(赤)
6/6オンスロート・ブロックを代表する伝説のクリーチャーの1つで、触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchableのライバルでもある天使。
プロテクションによって黒や赤の除去がほぼ効かない上、先制攻撃付きの6/6なので戦闘で破壊するのも困難。全体除去でもない限りはなかなか墓地送りにできない。攻撃時には飛行に加えたトランプルでチャンプブロックすら許さず、警戒があるので防御も万全である。出ればあっという間に戦場を制圧できるだろう。
コスト・パフォーマンスが高いとはいえ、トリプルシンボルの8マナという度を越えた重さであり、普通のデッキではまず唱えられない。マナ・コストを踏み倒して使われることが多く、リアニメイトやオースなどには、夜のスピリット/Spirit of the Nightなどと並んで頻繁に採用される。また、ベジテーションのような素出しに耐えうるだけの豊富なマナ基盤を持つデッキや白コントロールのようなゲームが長引く低速なデッキでは投入されることもある。
- キーワード能力の追加により、「攻撃に参加してもタップしない」の代わりに「警戒」を得ることになった。アンヒンジドのOld Fogeyを除けば、マジックで最多のキーワード能力(のみ)を持つクリーチャーである。
- 待機明けで速攻を得るクリーチャーを除けば、速攻を持つ唯一の白単色クリーチャーでもある。
- 夜のスピリットよりもデメリットでない能力が増えているにも関わらず、点数で見たマナ・コストは軽くなっている。これは色の違いと言うよりも、ミラージュの頃に比べてクリーチャーが強くなったことに根拠を求められる場合が多い。
- レジェンド・ルール変更に一役買ったクリーチャー。オンスロート・ブロック構築などでこれを出すデッキのミラーマッチが度々発生し、先に出した方の勝利が確定してしまうという痛々しい事態が問題視されたからだそうだ。
- 第10版で触れられざる者フェイジも再録され、再びスタンダード環境でライバル対決が実現することとなった。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。上述の通り、能力がキーワード能力のみになったが、元々キーワード能力が多いため印刷されたルール・テキストは稲妻の天使/Lightning Angelほどスッキリしない(イラスト)。文字数を食うプロテクションを2つも持っているのが最大の原因だろうか(現在では2つのプロテクションは1つにまとめられている)。
- WotC公式サイトで2006年3月に開催された、伝説のクリーチャー64体による投票イベント「You Decide!」で優勝している。タイムシフトで再録されたのはこの投票結果によるものである。なお、この投票の決勝がエイプリル・フール直前であったのは意図的なものだったそうである(→精神隷属器/Mindslaver)。
- 再録禁止カードであるスリヴァーの女王/Sliver Queenなどが参加している一方で、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasなど、1回戦で敗れている6枚のカードが再録されており、この投票の結果だけで再録が決められたとは言い切れない。
- 続く次元の混乱では平行世界のアクローマである憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury、未来予知では彼女の言葉を元にした記念碑であるアクローマの記念碑/Akroma's Memorialが登場している。優勝によって得たのは、時のらせんブロック全体でクローズアップされる権利だったと考えるのが妥当かもしれない。