マナ・コストを支払うことなく唱える

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マナ・コストを支払うことなく唱える/play X without paying its mana costとは、代替コストのうち、一切のリソース支払うことなく唱えることを許可する書式である。


Omniscience / 全知 (7)(青)(青)(青)
エンチャント

あなたは、あなたの手札から呪文を、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。



Massacre / 虐殺 (2)(黒)(黒)
ソーサリー

いずれかの対戦相手が平地(Plains)をコントロールしており、かつあなたが沼(Swamp)をコントロールしているなら、あなたはこの呪文をそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。


目次

概要

呪文の中には、本来のマナ・コストのほかに、「代わりに」支払うことで唱えることができる特別なコスト、すなわち代替コストを持つものがある。その中でも特にこの「マナ・コストを支払うことなく唱える」という書式のものは、マナその他のコストを一切支払うことなく唱えることができる。

ルール文章には「あなたは[このオブジェクト]をマナ・コストを支払うことなく唱える(唱えてもよい)/You (may) cast [this object] without paying its mana cost.」と書かれる。

その呪文自身に定義されている場合もあれば、別のカードの効果によって与えられる場合もある。またあるいは別のカードの効果の一部としてその解決時に処理されることもある。

ルール

代替コストのページも参照。

  • マナなどのコスト支払いがないだけで、その他の点については通常の呪文唱える手順に従う。対象がないのに勝手に唱えたりはできないし、打ち消しされたりもする。
  • 呪文自体の性質は変化しない。その呪文のマナ・コストや点数で見たマナ・コストなども変化しない。特別に許可されていない限り、ソーサリーインスタント・タイミングで唱えたりもできない。
    • 逆に、特別に許可されている場合には、本来唱えることができないタイミングで唱えることができる。例えば続唱によってインスタント・タイミングでソーサリーなどを唱えることができる。
  • 何らかの効果でマナ・コストが増加もしくは減少している場合でも、そのすべてを支払わなくてよい。
  • 支払いを免除されるのはマナ・コストのみである。追加コストまでは代替しない。
    • 強制の追加コストは必ず支払う必要があり、任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。
  • これは代替コストの一種であるため、これを適用することを選んだ場合、他の代替コストを適用することはできない。
    • 超過授与などの、特殊な追加効果を利用したい場合には、その代替コストを支払う必要がある。
  • 唱えることに誘発する能力(例:ストーム複製伝説のエルドラージの能力、強請果敢など)も、通常同様に誘発する。ただしそれにマナなどの支払いが必要な場合、そちらは支払う必要がある。
  • たいていの場合はマナなどを支払わなくて済むためお得であるが、呪文の性質によっては不利になることがある点に注意。
  • 「マナ・コストを支払う代わりに(0)を支払ってもよい」という書式(例:精神壊しの罠/Mindbreak Trap)と挙動はよく似ているが、そちらはコスト増加カードの影響を受けるとマナを支払う必要がある点が大きく異なる。

「マナ・コストを支払うことなく唱える」処理を含む/関連するキーワード能力

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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