欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception
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伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)
破壊不能
あなたの青と黒への信心が7未満であるかぎり、欺瞞の神、フィナックスはクリーチャーではない。
あなたがコントロールするクリーチャーは「(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚切削する。Xは、このクリーチャーのタフネスである。」を持つ。
削る枚数はそのクリーチャーのタフネスを参照する。防御手段に除去などではなくタフネスの高いクリーチャーを採用することで、能力用の頭数と同時に信心も確保できる。必要量の信心を集めることができれば、フィナックス自身もタフネス7の破壊不能という強靭な壁かつ凶悪なライブラリー破壊兵器になる。
スタンダードだけで見ても凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weirdやつぶやく幻/Murmuring Phantasm、霜の壁/Wall of Frostなど相性の良いクリーチャーは多い。タップ能力を与えるため召喚酔いによる遅れが生まれてしまうのはややマイナスだが、性質上そこまで速さを気にして使うようなカードではないため、さほど問題にはならないだろう。神啓との相性も良い。
ライブラリーの枚数が少ないリミテッドではまさしく神の名に恥じない凶悪さであり、戦場の状況にもよるが、信心が必要数に満たなくとも1~2ターンあれば勝てるフィニッシャー。ただしテーロス・ブロック環境は大型クリーチャーのゴリ押しが強いので、フィナックス登場までに押し切られないよう凌げるかが課題。また構築でもこれを主軸にしたコントロール・デッキが成立しうるポテンシャルはある。
統率者戦ではEater of the Deadとのコンボがあまりにも有名。対戦相手のデッキ構成にもよるが、うまく連鎖すれば全員のライブラリーを削り切ることも不可能ではないだろう。
ルール
- サイクル共通のルールについては、神 (テーロス・ブロック)#ルールを参照。
- クリーチャーのタフネスは解決時の数値を参照する。
関連カード
サイクル
神々の軍勢の神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する友好色2色への信心が7未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis
- 欺瞞の神、フィナックス/Phenax, God of Deception
- 殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter
- 歓楽の神、ゼナゴス/Xenagos, God of Revels
- 収穫の神、ケイラメトラ/Karametra, God of Harvests
テーロスの神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する色への信心が5未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun
- 海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea
- 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
- 鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
- 狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
ニクスへの旅の神サイクル。いずれも神話レアの伝説のクリーチャー・エンチャント。破壊不能を持ち、対応する対抗色2色への信心が7未満になるとクリーチャーではなくなる。
- 通行の神、エイスリオス/Athreos, God of Passage
- 嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms
- 苦悶の神、ファリカ/Pharika, God of Affliction
- 勝利の神、イロアス/Iroas, God of Victory
- 彼方の神、クルフィックス/Kruphix, God of Horizons
ストーリー
フィナックス/Phenaxはテーロス/Therosの神の一柱。蘇りし者/The Returnedの守護神であり、欺瞞と嘘を司る。
詳細はフィナックス/Phenaxを参照。
参考
- 壁紙(Daily MTG)
- The Order of the Phenax/フィナックス信奉会(Daily MTG、ReConstructed、文:Gavin Verhey、訳:三輪祐介)
- ライブラリー破壊カード
- 起動型能力を与えるカード
- カード個別評価:神々の軍勢 - 神話レア