懲罰者カード
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懲罰者カード(Punisher Card)とは、オデッセイ・ブロックの赤で登場した『〜(ダメージを受ける)ことを選ばない限り〜(効果)する。』といった効果を持ったカードの総称。くだけた言い方をすれば「〜〜されるのと、あなた自身がダメージを受けるの、どっちがいい?」と聞くようなカードである。
懲罰者/Punisherというメカニズム名は開発時からの呼称で、ルール上のキーワードではない。
Browbeat / 怒鳴りつけ (2)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。どのプレイヤーも「怒鳴りつけは自分に5点のダメージを与える。」を選んでよい。誰もそうしなかったなら、そのプレイヤーはカードを3枚引く。
解説
対戦相手に選択権を与えているためマナ・コストに対してダメージ、効果ともに大きくなっている。また、本来の色の役割ではない効果を与えられているものがある。ただし、本来の効果とダメージのどちらも効く状況でのみ有効に働くものが殆どである。
低速デッキでは直接火力にスロットを割きたくないし、超速攻系のデッキでは選択不能な通常の火力を選択したい、というジレンマがあるため、使いどころが難しい。火炎破/Fireblastのような見えない脅威があれば話は別だが、環境柄それも望めない場合が多い。
対戦相手に最終的な選択権があるカードは弱いとされ、あまり使われていない(→山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由)。例外的に、どちらを選ばれても強力な怒鳴りつけ/Browbeatは広く使われ、その他にも溶岩のあぶく/Lava Blister、(自分への)焚書/Book Burningがデッキによっては使われた。
- テキスト中にある「〜はそのプレイヤーに〜点ダメージを与える」の「そのプレイヤー」とは、その直前に書いてある「この効果を選択したプレイヤー」のことを指す。また、テキストのそれ以外の部分に「そのプレイヤー」という記述があったとき、それは「対象になっているプレイヤー」のことを指す。それぞれ指しているプレイヤーが違う場合があるので注意すること。特に焚書/Book Burningのテキストは勘違いしやすい。
該当カード
以下10種が該当する。
- 焼き焦がすドワーフ/Dwarven Scorcher
- 穿つドワーフ/Dwarven Driller
- 蛮族の恐喝者/Barbarian Bully
- 焚書/Book Burning
- 限界点/Breaking Point
- 怒鳴りつけ/Browbeat
- 溶岩のあぶく/Lava Blister
- 頭焼き/Skullscorch
- 炎の斉射/Blazing Salvo
- 溶岩操作/Molten Influence
また、若干テキストが異なるが、同ブロックの以下のカードと、後に登場した一部のカードも該当すると言っていいだろう。
- 燃えたつ計略/Flaming Gambit
- 長角火獣/Longhorn Firebeast
- 嵐のイフリート/Tempest Efreet(レジェンド)
- Wand of Ith(ザ・ダーク)
- Essence Vortex(アイスエイジ)
- シロッコ/Sirocco(ミラージュ)
- 上天の裂け目/Aether Rift(インベイジョン)
- 滅びへの選択/Choice of Damnations(神河救済)
- 恐喝カード(次元の混乱)
- 圧制/Tyrannize(シャドウムーア)
- 束縛の皇子/Prince of Thralls(アラーラの断片)
- ヴェクティスの威圧者/Vectis Dominator(アラーラ再誕)
- 苛立たしい小悪魔/Vexing Devil(アヴァシンの帰還)
- 貢納(神々の軍勢)
- 殺戮の神、モーギス/Mogis, God of Slaughter(神々の軍勢)
- 通行の神、エイスリオス/Athreos, God of Passage(ニクスへの旅)
- 罪を誘うもの/Sin Prodder(イニストラードを覆う影)
- 焼却の機械巨人/Combustible Gearhulk(カラデシュ)
- ピアの革命/Pia's Revolution(霊気紛争)
- 剣呑な交渉/Sword-Point Diplomacy(イクサラン)
- 厄介なドラゴン/Demanding Dragon(基本セット2019)
- 危険因子/Risk Factor(ラヴニカのギルド)
- おとりの計略/Decoy Gambit(統率者2020)