ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza
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ドミナリアで再登場した2枚目のプレインズウォーカー・カーン。忠誠度能力は、ドロー2種類とトークンの生成。
- +1能力
- 対戦相手が選ぶカード濾過ドロー。
- 普通に引くより無駄札を引く可能性が高く対戦相手にも情報が渡るが、忠誠度を上げつつ確実に手札を増やせる。有力なカードが追放されても-1能力で回収できるため、よほど切迫した状況でなければ対戦相手が選ぶという弱点もあまり気にならない。
- マジックの背景世界において、銀は時間を超えることのできる数少ない物質である(→天才のひらめき/Stroke of Genius)。選ばれなかった方は未来(-1能力)に送り出されたことを表現している。
- -1能力
- +1能力で追放したカードを手札に加える。
- +1能力を使う程選択肢が増え、強力な効果になる。銀カウンターが置かれていればどのカードによって追放されたかを区別しないため、2枚目以降のカーンでも回収できるという点が嬉しい。
- -2能力
- アーティファクトの数だけのP/Tを持つ構築物・トークンの生成。
- 単体では大したことはないが、他のアーティファクトを並べておけば生産力に比して強力なサイズのトークンが出る。使えば使うほど他のトークンも強化されていくのもよい。
色を選ばず、高い初期忠誠度とカード・アドバンテージ&ボード・アドバンテージに直結する能力を持っているプレインズウォーカー。いわゆる奥義を持っていないが、アーティファクトを並べるデッキならば対処に困るサイズのトークンを連続で生成できるため、構成次第ではフィニッシャーとしても運用できる。
スタンダードでは赤黒ミッドレンジや白黒機体のアドバンテージ源として活躍したほか、アーティファクトを多用する緑青カーンや即席デッキの中核を務めた。ローテーション後もコントロール・ビートダウンを問わず、幅広いデッキでアドバンテージ源や追加の勝利手段として採用された。
レガシーでも赤単プリズンに採用され、ドミナリア発売後の初の構築プレミアイベントであるグランプリバーミンガム18では、スタンダード部門、レガシー部門の双方の優勝デッキが採用するという活躍を見せた。
- -1能力で手札に加えられる「銀カウンターが置かれているカード」は、その忠誠度能力を起動したカーンによって追放したものに限らない。
- -2能力で生成できるトークンは、参照するカード・タイプは違えどウルザがカーンに似せて作った役畜/Beast of Burdenを想起させる。ドミナリアに収録されたトークン・カードも役畜のイラストを意識している[1]。
- スマートフォンアプリゲーム「パズル&ドラゴンズ」のコラボレーションの一環として、このカードがモンスターとしてゲスト参戦した[2]。特殊技名はカーンの経時隔離と遥かなる記憶。
関連カード
- 銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
- 解放された者、カーン/Karn Liberated
- ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza
- 大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator
- 生けるレガシー、カーン/Karn, Living Legacy
- 再鍛されたレガシー、カーン/Karn, Legacy Reforged
ストーリー
新ファイレクシア/New Phyrexiaを完全に滅ぼす古代の遺物を求め、ドミナリア/Dominariaに一時帰還したカーン/Karn。再会したジョイラ/Jhoiraたちとともに再びウェザーライト/Weatherlight号に乗り、ベルゼンロック/Belzenlok打倒に協力する。
詳細はカーン/Karnを参照。
脚注
- ↑ 『ドミナリア』のトークン(Card Preview 2018年4月12日)
- ↑ カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!(こちらマジック広報室!! 2018年6月25日)