月霧/Moonmist
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Moonmist / 月霧 (1)(緑)
インスタント
インスタント
すべての人間(Human)を変身させる。このターン、狼男(Werewolf)でも狼(Wolf)でもないクリーチャーから与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。(両面カードのみが変身できる。)
人間を変身させるインスタント。狼・狼男以外への濃霧/Fog効果もある。
変身条件が不安定な狼男を能動的に変身させることができる貴重なカード。狼男デッキでは並べた狼男をすべて第2面にした上で、戦闘ダメージを一方的にシャットアウトする強烈なコンバット・トリックとなる。対戦相手が狼男でチャンプアタックしてくるようなら、蜘蛛の掌握/Spidery Graspなどと共にこのカードも警戒する必要があるだろう。
相手次第では1マナ重い濃霧としても機能する。ターボフォグのようなデッキが組まれるなら5枚目以降の濃霧として使われるかもしれない。
フレイバー的には狼男のサポートカードだが、人間であれば狼男でなくても変身するため、スレイベンの歩哨/Thraben Sentryなどを能動的に変身させることもできる(そのターンは戦闘ダメージを与えられないことに注意)し、逆に相手の昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationなどを第1面に戻すこともできる。
狼男の変身目当てで使う場合は同一ターンに余計な呪文を使わないように注意。大抵の狼男の再変身条件が同一ターンに2つ以上の呪文の使用なので、うっかり元に戻してしまうミスをしやすいのである。
- 「霧が光を遮ることで擬似的な夜を作り出す」というフレイバー。部族カードでありながら、部族デッキ以外でも使用可能なコモンのカードとしてデザインされた。これはあくまで部族はサブテーマであり、ドラフト環境に部族デッキしか存在しないのは好ましくないとされたためである[1]。
- 霧月/Mistmoonは名前が似ているだけで設定上は全く関係ない。
ルール
- 日暮/夜明を持つクリーチャーは変身できない。これらを持つクリーチャーは昼が夜になるか、夜が昼になること以外で変身できないことが総合ルールで定められているからである(CR:702.145b、CR:702.145e)。
- モードを持つ両面カードは、変身する両面カードではないため変身できない(CR:701.28a)。
- 降霊クリーチャーや、変身が不可逆な第2面のクリーチャーなど、それ自体が変身する能力を持たないクリーチャーも変身させることができる。
- アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akrosなど、第2面がプレインズウォーカーであるカードはエルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death等であらかじめ忠誠カウンターを置いていないかぎり、この能力で変身させても忠誠度が0であるため状況起因処理で墓地へ置かれる。プレインズウォーカーの初期忠誠度だけ忠誠カウンターが置かれるのは、あくまで「戦場に出る」場合の置換効果であるからである(CR:306.5b)。
- 歴戦の戦士、ギデオン/Gideon, Battle-Forgedは自身の能力で人間・クリーチャーになる事ができる。その状態の時に月霧を唱えると忠誠カウンターが置かれたままアクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akrosへと変身する。
- 奸謀/Conspiracyなどのクリーチャー・タイプを追加・変更するカードと組み合わせることで、任意の変身する両面クリーチャーを変身させることが可能。
- 束縛の刃、エルブラス/Elbrus, the Binding Bladeなど、クリーチャーではないパーマネントも何らかの手段でクリーチャー化することにより変身させることができる。
- 収穫の手/Harvest Hand など、第2面がクリーチャーではないクリーチャーも変身させることができる。ただし魂を捕えるもの/Soul Seizerなど、第2面がオーラであるクリーチャーは変身した直後に状況起因処理で墓地に置かれる。変身することは戦場に新たに出ることではないためエンチャント先が選べず、何にもつけられていないオーラとなってしまうためである。
- 両面印刷のトークン・カードが存在するが、トークンは変身できない(CR:712.1)のでこの効果では変身しない。