タイニー・リーダーズ
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タイニー・リーダーズ(Tiny Leaders)は、非公式フォーマットの1つ。統率者戦のバリエーションであり、「デッキ枚数は通常の半分(統率者含め50枚)」「3マナ以下のカードのみで構築する」というニ点が特徴。
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解説
「手軽に楽しめる統率者戦」というコンセプトで2013年に考案されたフォーマット。「使用カードは3マナ以下」という制限があるものの、デッキ総数が50枚で済む上にゲームもスピーディに進むので、統率者戦特有のカード資産差の問題やプレイ時間増長の問題が大きく緩和されている。
ルール
基本的なルールは統率者戦に準ずるが、以下にタイニー・リーダーズ特有のルールを記載する。
統率者戦の項も参照のこと。
構築ルール
統率者としてマナ総量が3以下の伝説のクリーチャーかプレインズウォーカー・カードを1枚選ぶ。共闘を持つ伝説のクリーチャー・カードを2枚用いることもできるが、その際はデッキの固有色が3色以下になるように選ばなければならず、かつゲーム開始時の手札の枚数が6枚となる。
統率者の固有色ルールに従い、ハイランダー構成でマナ総量が3以下のカードのみを用いてデッキを構築する。デッキの枚数は統率者と合わせて50枚で構築する。
ゲームルール
プレイヤーの開始時のライフの総量は25点である。
統率者ダメージのルールは適用しない。
2人対戦のマッチを行う場合、10枚のサイドボードの使用が認められている。ゲームとゲームの間にメインデッキのカードとサイドボードのカードを入れ替えることを選んでもよい。なお、統率者の変更は認められていない。
使用カード
ヴィンテージにおける禁止カード、およびマナ総量が4以上のカードは使用できない。また、以下の特例も存在する。(Tiny Leaders: Ban List)
- 追加として以下のカードを禁止カードとする。
- Ancestral Recall
- 天秤/Balance
- Black Lotus
- 黒の万力/Black Vise
- チャネル/Channel
- 騒々しい写本、コーディ/Codie, Vociferous Codex(固有色が4色以上になるため)
- 相殺/Counterbalance
- 悪魔の教示者/Demonic Tutor
- 大地の知識/Earthcraft
- トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
- Fastbond
- ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
- 丸砥石/Grindstone
- 隠遁ドルイド/Hermit Druid
- High Tide
- 伝国の玉璽/Imperial Seal
- Library of Alexandria
- カラカス/Karakas
- 魔力の墓所/Mana Crypt
- マナ吸収/Mana Drain
- 魔力の櫃/Mana Vault
- 金属細工師/Metalworker
- 精神錯乱/Mind Twist
- Mishra's Workshop
- Mox Emerald
- Mox Jet
- Mox Pearl
- Mox Ruby
- Mox Sapphire
- 刃を咲かせる者、ナジーラ/Najeela, the Blade-Blossom(固有色が4色以上になるため)
- ネクロポーテンス/Necropotence
- Shahrazad
- ウェザーライトの艦長、シッセイ/Sisay, Weatherlight Captain(固有色が4色以上になるため)
- 頭蓋骨絞め/Skullclamp
- 太陽の指輪/Sol Ring
- 露天鉱床/Strip Mine
- 適者生存/Survival of the Fittest
- 肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind
- タッサの神託者/Thassa's Oracle
- The Tabernacle at Pendrell Vale
- Time Vault
- Time Walk
- Timetwister
- トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy
- 梅澤の十手/Umezawa's Jitte
- 吸血の教示者/Vampiric Tutor
- Wheel of Fortune
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
- 以下の伝説のクリーチャー・カードは統率者に指定できない。
モードを持つ両面カードは、第1面と第2面の両方が3マナ以下でなければ使用不可。
分割カードは、通常どおり両方のマナ総量の合計が全体のマナ総量になる。4以上である場合は使用不可。
- 分割カードのルール変更以前は、両方の半分がどちらも3マナ以下であれば合計マナ総量にかかわらず使用できていた。
タイニー・リーダーズ限定カード
3色以下の色の組み合わせのうち、ギラプールの希望/Hope of Ghirapurが登場するまでは、無色には3マナ以下の伝説のクリーチャーが存在しなかった。そのため、架空のカードGlassを特例として統率者として用いることができる。
非公式/非実在カード
Glass (◇)(◇)(◇)伝説のクリーチャー3/3
- ギラプールの希望登場後も Glass は廃止されていない。
その他
統率者の条件が厳しいため、色の組み合わせを重視すると統率者が選り好みできない。特に無色については、選べる統率者は前述のGlassを除けばギラプールの希望/Hope of Ghirapurしか存在しない(ニューカペナの街角現在)。
旧ルール
- かつては黒緑青にも3マナ以下の伝説のクリーチャーが存在していなかったため、以下のタイニー・リーダーズ限定カードを用いることができたが、コンスピラシー:王位争奪にてトレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trestが登場したため廃止となった。
非公式/非実在カード
Ana Battlemage/アナの戦闘魔道士 (タイニー・リーダーズ限定カード版) (2)(緑)伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
キッカー(2)(青)/(1)(黒)
アナの戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(2)(青)でキッカーされていた場合、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚捨てる。
アナの戦闘魔道士が戦場に出たとき、それが(1)(黒)でキッカーされていた場合、アンタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。そのクリーチャーはそれのコントローラーに、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。
非公式/非実在カード
Sultai (黒)(緑)(青)伝説のクリーチャー3/3
参考
- MTG: Tiny Leaders
- Five Fun Formats You've (Probably) Never Heard Of/あなたが(たぶん)知らない5つのフォーマット(ReConstructed 2014年12月9日 Gavin Verhey著)
- Tiny Leaders, Big Fun/小さな指導者、大きな楽しみ(ReConstructed 2015年2月17日 Gavin Verhey著)
- 統率者戦
- 非公式フォーマット