注釈カード
提供:MTG Wiki
注釈カード(Reminder Card)とは、ゲームの状況を記憶する助けとするために、公式で配布されているマーカーである。
目次 |
解説
ブースターパックのトークン・カードのスロットに入っていることがある、マーカー用のカード。ミラディンの傷跡から登場した。
そのカードセット特有の能力やメカニズムをわかりやすく示すために存在する。
例えば、変異や予示により裏向きになっているカードが2/2のクリーチャーであることは、一見して分かりづらい。裏向きのクリーチャーの上に変異や予示の注釈カードを置いておけば、クリーチャーであることやP/Tがわかりやすくなる上に、「カードが得体のしれない存在(変異クリーチャー/Morph Creature)に化けている」というストーリー上の雰囲気も出る。
また、追放領域にあるカードが、そこで効果がある能力を持っている場合、除去として追放されたカードなどと同じところに置いておくと混乱の元である。そのような場合、専用のカード置き場を作って注釈カードでそれを示すとわかりやすくなる。置き場はカードだけでなく、エネルギー・カウンターなどのプレイヤーが得るカウンターにもあると便利である。
ゲームの状況を表すために、注釈カードを使わなければならないというルールはない。トークンやカウンターのように、公式でなくとも何らかの物体を用意しなければならない、というものでもない。使うかどうかは、自分がわかりやすいか、対戦相手に(初心者であるなど)わかりやすくする必要があるか、そして遊ぶ上で雰囲気が出るかどうかで判断するといいだろう。
- 督励など、小さいことが望ましいマーカーは、パンチアウト・カードで表される。
ルール
注釈カードのルールは、マジック・イベント規定におけるマーカーの規定に従う。詳しくはマーカーの記事を参照。
- その領域にあるカードの枚数がわからないように置くことはできない。注釈カードで他のカードを隠したり、カードがどの領域のものか混乱させるような置き方をしてはならない。
- 変異カードのようにカードの上に乗せるタイプのものは、下に正規のカードがあることがわかるように少しずらして置くといいだろう。
- 注釈カードに書かれている文章は、あくまでわかりやすさのためであり、何の効果も及ぼさない。
一覧
主にブースターパックのトークン・カード枠に一定の確率で封入されている。印刷されている文章などの詳細はトークン・カードの項を参照。
名前(用途) | セット名 |
---|---|
毒カウンター | ミラディンの傷跡 ミラディン包囲戦 新たなるファイレクシア |
変異 | タルキール覇王譚 タルキール龍紀伝 マスターズ25th 統率者2019 |
予示 | 運命再編 統率者2018 統率者2019 |
経験(経験カウンター置き場) | 統率者2015 |
統治者 | コンスピラシー:王位争奪 統率者レジェンズ |
エネルギー貯蔵所(エネルギー・カウンター置き場) | カラデシュ 霊気紛争 |
都市の承認 | イクサランの相克 |
進行中の出来事 | エルドレインの王権 |
Acorn Stash(Acornカウンター置き場) | Unsanctioned |
相棒 | イコリア:巨獣の棲処 |
予顕 | カルドハイム |