騎乗

提供:MTG Wiki

2024年4月6日 (土) 21:30時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索
騎乗/Saddle
種別 常在型能力
登場セット サンダー・ジャンクションの無法者
CR CR:702.171

騎乗/Saddleとは、サンダー・ジャンクションの無法者で制定されたキーワード能力パーマネントが持つ起動型能力である。


Drover Grizzly / 群追いの灰色熊 (2)(緑)
クリーチャー ― 熊(Bear) 乗騎(Mount)

群追いの灰色熊が騎乗された状態で攻撃するたび、ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーはトランプルを得る。
騎乗1(あなたがコントロールしていてこれでない望む数のクリーチャーをパワーの合計が1以上になるように選び、タップする。ターン終了時まで、この乗騎は騎乗された状態になる。騎乗はソーサリーとしてのみ行う。)

4/2


カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。

目次

定義

騎乗N/Saddle Nとは、「あなたコントロールしていてアンタップ状態である、これでない望む数のクリーチャーを、パワーの合計がN以上になるように選び、タップする:ターン終了時まで、このパーマネント騎乗された/Saddled状態になる。起動ソーサリーとしてのみ行う。」を意味する。

解説

クリーチャーが別のクリーチャーに「乗る」メカニズム。騎乗された状態になると何らかの追加効果が得られるようになっている。

サンダー・ジャンクションの無法者では全に騎乗持ちクリーチャーが存在しており、いずれも乗騎クリーチャー・タイプを持っている。そのため、乗騎をリミテッドアーキタイプにした緑白において数が多い。一方でには多色を含めても2枚しか存在せず、には大魔導師のイモリ/Archmage's Newt1枚しかない。

ルール

騎乗能力

  • 騎乗とクリーチャー・タイプの「乗騎」にはルール上の繋がりはない。乗騎のクリーチャー・タイプを失ったり、乗騎でないクリーチャーが騎乗能力だけを得た場合も騎乗可能である。
  • タップ・シンボルを含む起動型能力ではないので、召喚酔い中のクリーチャーもコストとしてタップしてよい。(→タップ・アウトレット
  • コストの支払いとして、パワーの合計がN未満になるようにクリーチャーをタップすることはできない。逆にパワーの合計がN以上になるなら、好きな数のクリーチャーをタップしてよい。
    • パワーが0以下のクリーチャーをタップすることも適正である。
  • すでに騎乗された状態である乗騎の騎乗能力を起動してもよい。
  • 騎乗はクリーチャーを対象に取る能力ではない。
  • 騎乗の起動が終わったなら、騎乗したクリーチャーが戦場を離れたり、そのパワーが変化したりしても、乗騎には影響しない。また、逆に乗騎が戦場を離れても、騎乗したクリーチャーが影響を受けることはない。

騎乗された状態

開発秘話

「クリーチャーが別のクリーチャーに乗る」メカニズムは長年の間開発部で議論が続けられてきたが、馬などに乗るというフレイバーを表現するため、西部劇をテーマとしたサンダー・ジャンクションの無法者でついに実装されることとなった。

展望デザイン段階では変容の亜種のようなメカニズムであり、カードを物理的に上へ乗せていた。変容の弱点であるディスアドバンテージの負いやすさを解消するため、戦場を離れる場合は乗り手と乗騎のどちらかだけが離れていた。

続くセット・デザイン・チームはディスアドバンテージ問題を解消するために、変容ではなく搭乗を元とすることを提案した。既知のメカニズムである搭乗を元にしたことで、プレイヤーの理解が及びやすくなるという効果もあった。ソーサリー・タイミング限定という制約があるため、騎乗時のボーナスは攻撃に使うことを考慮したものとなっている[1]

脚注

  1. Outlaws of the Land, Part 2/この地の『無法者』 その2Making Magic 2024年4月1日 Mark Rosewater著)

参考

MOBILE