黒
提供:MTG Wiki
黒/Blackはマジック:ザ・ギャザリングにおける色の1つ。死や悲哀、狂気・恐怖の色。略号はB。
色の特徴
手札破壊、黒でないクリーチャーの除去、ペナルティ能力を持つ高性能なカードなどが特徴的。また、リアニメイト戦術やスーサイドもこの色の特徴。
クリーチャーの能力として、再生や畏怖を持ったものが多い。また、まともなバニラが作れず、マナレシオも比較的低い。
ドローも比較的得意で、飛行を持つ強力な大型クリーチャーも少なくない。ただし、これらの強力なカードではパーマネントの生け贄やディスカード、ライフの支払いといったマナ以外の追加コストや維持コストを要求されることが多い。
逆に対戦相手からライフを失わせる効果を持つカードを圧倒的多数保有する色でもある。
黒のサーチカードには吸血の教示者/Vampiric Tutor、魔性の教示者/Diabolic Tutor、死せる願い/Death Wishなどカードタイプを問わないものが多い。この点も黒のカードの強みといえる。
場に出たアーティファクトやエンチャントを直接対処することができない欠点を持つ(場に出る前に手札破壊やライブラリー破壊で叩き落とすことはできる)。Gate to Phyrexia、ファイレクシアへの貢ぎ物/Phyrexian Tribute、異形の騒霊/Xenic Poltergeistは例外中の例外。また、確実ではないが陰謀団の呪い/Curse of the Cabalや陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionのような生け贄に捧げさせるものもある。秘宝の破滅/Relic Baneのような、コントローラーにダメージやライフロスを与えるカードもあるが決して根本的解決にはならないので注意。
- 恐怖/Terrorや闇への追放/Dark Banishingのように、黒の除去は黒いクリーチャーを対象にできない場合が多い。そのため、色が黒というだけで1つの壊れにくさとされている(黒以外という制限は、特色である自己中心的思想のためである)。
- 最近、ライブラリーからカードを取り除く効果が黒に増えつつある。
- 今でこそ一時的なマナ加速は赤の仕事だが、昔は黒の得意分野だった(→暗黒の儀式/Dark Ritual参照)。
その他
- 黒がデッキにタッチされると、ダーク〜という名前が冠せられることが多い。
- 他の色と違い、黒をテーマにしたエキスパンションがある(→トーメント)。
- 上記のマジックの色とは関係ないが、コモンカードと基本土地のエキスパンション・シンボルは黒色である。また、エキスパンションや一部の基本セットなどのカードの外枠は黒色である(→黒枠)。
参考
- In the Black ─黒い闇の中で─(Braingeyser)
- 黒の定義 −フレーバー、機能、ゲームバランスの調整─(Braingeyser)
- 色 - 白 / 青 / 黒 / 赤 / 緑
- 色の役割