卑屈な幽霊/Skulking Ghost
提供:MTG Wiki
黒の2マナとしては十分高いパワーに回避能力も併せ持つウィニークリーチャー。呪文や能力の対象になると除去されてしまうペナルティ能力を持っているため、死にやすいのが欠点。
構築環境で「呪文や能力の対象になる」とは、始めから「除去される」ことと同義の場合も少なくない。タフネス1点の小型クリーチャーにおいては尚更で、むしろ有力なカードを使って除去される分には「2マナのカードでそれを消費させた」と前向きに考えてもよいくらい。また、剣を鍬に/Swords to Plowsharesで追放されることが無い、ドレイン呪文でライフを得られないなど、メリットとして働くこともある。カウンターポスト華やかなりし頃は、前述のように剣を鍬にを撃たれてもしっかり墓地に行き、墓石の階段/Tombstone Stairwellのために墓地を肥やすことができる利点もあったことから、香港型黒ウィニーに採用されていた。テンペストがスタンダードで使用可能になると、バイバック呪文に耐性がある(解決時には墓地にいるので、結果として打ち消すことが出来る)点でも注目を浴びた
とはいえ、ペナルティ能力として機能しないというわけでは無い。送還/Unsummonを撃たれれば手札では無く墓地に行くし、アーナム・ジン/Erhnam Djinnに森渡りを貰った場合はもはや無駄死に。パーマネントが持つ起動型能力などは天敵になり得る。
- マジック史上初の「対象になったとき」という誘発条件を持つカードである。ミラージュにはもう1枚、絶望の荒野/Forsaken Wastesがある。
- かつては同様の能力を持つクリーチャーは黒のみであったが、次元の混乱にて青の霊糸の幻/Gossamer Phantasmとしてタイムシフトしてからは、黒よりもむしろ青に多く見られるようになった。
- 印刷時のクリーチャー・タイプはゴーストであったが、Magic Onlineでのミラージュのリリースに先駆けた2005年9月のオラクル更新でスピリットに変更された(のちにゴーストは廃止)。
関連カード
呪文や能力の対象になると生け贄に捧げられるクリーチャー。
- タール坑の戦士/Tar Pit Warrior - 黒の3マナ3/4。(ビジョンズ)
- 卑屈な脱走者/Skulking Fugitive - タール坑の戦士の同型再版。傭兵。(メルカディアン・マスクス)
- 骨片の斬鬼/Boneshard Slasher - 黒の2マナ1/1。飛行を持つ。スレッショルド時のみ+2/+2と同時にこの能力を得る。(トーメント)
- 卑屈な騎士/Skulking Knight - 黒の3マナ3/3。側面攻撃を持つ。(時のらせん)
- 霊糸の幻/Gossamer Phantasm - 卑屈な幽霊の青へのタイムシフト。(次元の混乱)
- 幻影の召使い/Illusionary Servant - ダブルシンボルの青の3マナ3/4。飛行を持つ。(基本セット2010)
- 幻影の嫌悪者/Phantasmal Abomination - ダブルシンボルの青の3マナ5/5。防衛を持つ。(エルドラージ覚醒)
- 幻影の獣/Phantom Beast - 青の4マナ4/5。(基本セット2011)
- 幻影の熊/Phantasmal Bear - 青の1マナ2/2。(基本セット2012)
- 幻影の像/Phantasmal Image - 青の2マナ。クローン/Cloneの能力を持つ。(基本セット2012)
- 幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon - ダブルシンボルの青の4マナ5/5。飛行を持つ。(基本セット2012)
- 水晶オウムガイ/Crystalline Nautilus - 青の3マナ4/4。クリーチャー・エンチャントで授与(3)(U)(U)も持つ。(ニクスへの旅)
呪文や能力の対象になると生け贄に捧げられる能力を与えるカード。
- 脊髄移植/Spinal Graft - +3/+3を与える強化オーラ。黒の2マナのエンチャント。(テンペスト)
- 死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wail - ダブルシンボルの黒の4マナ4/4。飛行を持つ伝説のクリーチャー。全てのクリーチャーにこの能力を付与する。(神河物語)
- その場しのぎの人形/Makeshift Mannequin - リアニメイト呪文。黒の4マナのインスタント。(ローウィン)
- 夢への放逐/Dismiss into Dream - 対戦相手がコントロールするクリーチャーに、イリュージョンのクリーチャー・タイプとこのペナルティ能力を付与する。青の7マナのエンチャント。(基本セット2014)