星座 (デッキ)
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星座(Constellation)は、星座を持つカードとエンチャントのシナジーを中心としたデッキの総称。コンセプトがエンチャントレスに似ていることから、そのままエンチャントレス(Enchantress)の名で呼ばれることも多い。ニクスへの旅参入後のテーロス・ブロック構築およびスタンダードに存在する。
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概要
クリーチャー エンチャント — スピリット(Spirit)
星座 ― 開花の幻霊か他のエンチャント1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。
2/2クリーチャー エンチャント — 巨人(Giant)
星座 ― 破滅喚起の巨人か他のエンチャント1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
4/6エンチャント(クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixなどのクリーチャー・エンチャントを含む)を多数採用し、星座能力を繰り返し誘発させてアドバンテージを稼ぐ。
星座を持つエンチャントの中でも特に重要なのはドローエンジンとなる開花の幻霊/Eidolon of Blossomsであり、これだけを採用したものも多い。次いで採用率が高いのは破滅喚起の巨人/Doomwake Giant。
スタンダード
ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期のスタンダードでは目立った成果を上げることはできなかったが、ローテーション後は開花の幻霊/Eidolon of Blossomsと破滅喚起の巨人/Doomwake Giantを中心とする黒緑のミッドレンジないしランプ系のデッキが活躍するようになった。
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを公開する。あなたは、それらの中にあるクリーチャー・カードかエンチャント・カードを1枚あなたの手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。
伝説のエンチャント アーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは絆魂を持つ。
(2)(黒)(黒),(T):あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。それが戦場を離れるなら、それを他のいずれかの領域に置く代わりに追放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
初期はニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxと旅するサテュロス/Voyaging Satyrのコンボで大量マナを生み出すタイプのものが多かったが(詳細は緑単信心を参照)、やがて旅するサテュロスを外してニクソスの採用枚数を抑え、代わりにサテュロスの道探し/Satyr Wayfinderや神々との融和/Commune with the Godsで墓地を肥やし、エレボスの鞭/Whip of Erebosや残忍な切断/Murderous Cutを活用するタイプのものがそれに取って代わるようになった。前者を緑黒信心(GB Devotion)、後者を緑黒星座(GB Constellation)あるいは緑黒エンチャントレス(GB Enchantress)と呼んで区別することも多いが、その境界は曖昧である。
その後このデッキは環境の変化により衰退したが、マジック・オリジンでエンチャントに関するカードが多数登場したことで、今度は緑白ないし黒緑白の星座ギミックを中心とするデッキが組まれるようになった。
クリーチャー — ケンタウルス(Centaur) シャーマン(Shaman)
あなたがエンチャント呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがエンチャント呪文を1つ唱えるたび、あなたは1点のライフを得る。
エンチャント
あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、飛行を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークンを1体生成する。
万神殿の伝令/Herald of the Pantheonでエンチャントのコストを軽減し、開花の幻霊やクルフィックスの洞察力/Kruphix's Insightで手札を補充しながら各種クリーチャー・エンチャントや払拭の光/Banishing Lightを連打して盤面をコントロールする。最後は空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throneの天使トークンかニクスの星原/Starfield of Nyxによるクリーチャー化で勝負を決める。
黒緑型
- 備考
- グランプリストックホルム14 ベスト4 (参考)
- 使用者:Lukas Blohon
- フォーマット
- タルキール覇王譚参入後の黒緑タイプ。
緑白型
- 備考
- プロツアー「マジック・オリジン」 第31位、スタンダード部門7-3 (参考/参考)
- 使用者:Kyle Boggemes
- フォーマット
GW Constellation [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- マジック・オリジン参入後の緑白タイプ。
黒緑白型
- 備考
- StarCityGames.com Standard Open Richmond ベスト8 (参考)
- 使用者:John Taylor
- フォーマット
Abzan Constellation [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- マジック・オリジン参入後の黒緑白タイプ。
テーロス・ブロック構築
ニクスへの旅の参入後、開花の幻霊/Eidolon of Blossoms(および破滅喚起の巨人/Doomwake Giant)とエンチャントのシナジーを中心としたデッキが登場した。デッキカラーは様々だが、特に黒緑白のものが多い。
クリーチャー エンチャント — 昆虫(Insect)
脳蛆が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのカードを脳蛆が戦場を離れるまで追放する。
1/1エンチャント
払拭の光が戦場に出たとき、対戦相手1人がコントロールしていて土地でないパーマネント1つを対象とする。払拭の光が戦場を離れるまで、それを追放する。
脳蛆/Brain Maggotやクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixなどの優秀なクリーチャー・エンチャントと払拭の光/Banishing Lightにより、星座能力を繰り返し誘発させてアドバンテージを稼ぐ。
プロツアー「ニクスへの旅」では黒緑白のものだけで使用率1位となるほどの人気であったが(参考/翻訳)、その後は同じデッキカラーでよりグッドスタッフに寄せたジャンクミッドレンジなどと入れ替わる形で数を減らした。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「ニクスへの旅」 準優勝 (参考/参考)
- 使用者:Nam Sung Wook
- フォーマット
Junk Constellation [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒緑白のタイプ。