置き
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置きとは、主に生け贄に捧げて効果を発揮するパーマネントを示す俗称。
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
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解説
その元になった呪文、またはその愛称をつけて「置き○○」と呼ばれる。例えば、炎の印章/Seal of Fireなら「置きショック」、桜族の長老/Sakura-Tribe Elderなら「置き不屈の自然」などと表現する。基本的にはそれらのようにマナ・コストが本家と同じ、かつ起動コストにマナを要求しないもの(そのままパーマネントに置き換わったもの)を指す事が多いが、急使の薬包/Courier's Capsuleなどのような「分割払い」系カードもこう呼ばれる。
長所
置き○○は「マナをあらかじめ使っておく」というコンセプトのカードであり、マナが余っているときに唱えて戦場に設置しておくことができるという大きな利点を持つ。適切なタイミングを待つ必要がなくなるためテンポ面での無駄を無くせるというのが共通の強みだが、ほかにも手札枚数の調整(手札の上限から遠ざかったり暴勇の達成に貢献するなど)、パーマネントを参照した各種シナジー(親和などの頭数確保、星座などの誘発、墓地からのリアニメイトなど)、マナスクリューへの耐性を得られる(分割払い系)など、様々な副次効果も期待できる。
置き○○とそうでないものとの間の性能に違いがなければ、どちらを選ぶかは好みやそのデッキタイプにも左右される。ただし元がソーサリーであるものに関しては、先置きしておいてあとから起動するもよし、ソーサリーのように手札に温存しておいて使用直前に戦場に出すもよし、と単純に利点となりやすい。
短所
情報として公開されていることが相手に適切な判断を与え、それがマイナスになることも少なくない。これは除去や火力にも言えることだが、特に巨大化/Giant Growthのような奇襲系コンバット・トリックは「存在がわからないこと」が強さの一端でもあるため、置きになるとその強みを活かせなくなる事もしばしば。
また、それ自身が破壊される場合など、本来使うべきでないタイミングでの起動を強制される場合もあるため注意が必要。特にそれが対象を必要とするような能力の場合、あまり早く出しすぎると適切な対象が出る前に除去されてしまうこともある。
その他
- 印章や呪文爆弾、泉などサイクルをなすこともしばしば。
- 自身の生け贄のみで起動できるものは盤面の複雑さを増大させるため、近年では起動にマナを要求したりソーサリー・タイミング限定にするなどの調整がなされることが多い。
- 起動型の非マナ能力を持つ土地(オデッセイのスレッショルドランドなど)には強力なものも多いが、あまり「置き○○」と呼ばれない。奇襲性が無いとはいえ、土地からの起動型能力であるため打ち消す手段が少ないというメリットは大きい。