起爆学者/Boom Scholar
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クリーチャー — ゴブリン(Goblin) アドバイザー(Advisor)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのパーマネントの消尽能力を起動するためのコストは(2)少なくなる。
消尽 ― (4)(赤)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしていてクリーチャーや機体(Vehicle)であるすべてはトランプルを得る。このクリーチャーの上に+1/+1カウンター2個を置く。(消尽能力はそれぞれ1回しか起動できない。)
他のパーマネントの消尽コストを減少させるゴブリン・アドバイザー。
砂丘の危険/Hazard of the Dunesといった重い消尽能力持ちのサポートはもちろん、機首乗りの専門家/Prowcatcher Specialistや突進する小走り足/Stampeding Scurryfootといった本体が小型のものは着地したターンに消尽能力を起動させたりとテンポを向上させることができる。
リミテッドでは赤緑に割り当てられた消尽アーキタイプを支援する1枚だが、緑はともかく赤には軽めの消尽コストと軽度のサイズアップしか備えていないものが多く、強化を連発しライフを詰めることはできても具体的なカード・アドバンテージにつなげるのは難しい。強いて挙げるならこのカードの消尽能力は重さの代わりに高いライフカット性能を備えているが、自身がコスト減少の範囲外なのがもどかしく、このカードが複数並ぶことを前提するのも現実的でなく、他のクリーチャーのサイズに依存する不安定さもネックとなる。土地が6枚並ぶまで待ちつつファッティを並べてトランプルで決着をつけるプランをとる場合は赤の消尽持ちの優先度は低くなり、消尽デッキというよりは緑主体のグッドスタッフ的な構成になっていきやすい。赤緑の指針アンコモンではあるが実際の機能は緑のクリーチャーの質に左右され、同じく消尽を扱う青緑でも他の優秀なカードを押しのけてタッチできるかは明らかでない、ということでブースター・ドラフトでこのカードが流れてきてもデッキの軸としての積極的なピックはためらわれる。
緑に単独で優秀な消尽持ちが多いことは事実であり、それらの起動を早めることで爆発力に寄与することも間違いなく、緑のファッティが優秀な環境では5/5になりつつトランプルを付与する効果も強力。緑のクリーチャーを順調に集められていればこのカードをシステムクリーチャー兼フィニッシャーとして採用することは十分に可能。消尽つきクリーチャーとエルフの補給者/Elvish Refuelerのプチコンボの爆発力を高めたり、あるいはこのカードの消尽能力を複数回起動し自ら大型フィニッシャーを務めたりといった活躍も期待できる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
霊気走破の2色の指針アンコモンサイクル。リミテッドのそれぞれの2色のアーキタイプに対応しており、原則として片方は機体である。ただし緑白のみ機体でなく乗騎。以下、機体や乗騎を上側に表記する。
- 青黒 - アーティファクト・コントロール
- 黒赤 - エンジン始動!アグロ
- ロケッティアの爆走バギー/Rocketeer Boostbuggy
- 起爆学者/Boom Scholar
- 緑白 - 機体・乗騎ミッドレンジ