赤
提供:MTG Wiki
赤/Redはマジック:ザ・ギャザリングにおける色の1つ。火や混沌を表し、憤怒の色でもある。略号はR。
色の特徴
直接ダメージを与える呪文(通称:火力)、土地破壊、アーティファクトの破壊などが特徴的。総じて、形がある物を破壊するのが得意である。敵、味方を問わずパーマネントを生け贄に捧げるカードも非常に多い。
非常に攻撃的な色であるため、バーン同士や赤のビートダウン同士のデュエルは盛り上がりやすい。
- 「高熱」「火」をイメージさせる色だが、同時に山岳をつかさどる色でもある。そのため、山岳固有の現象であれば「冷気」「水」を伴う現象も赤に割り当てられることがある(例:ジョークルホープス/Jokulhaups(火山活動による洪水)、すさまじい吹雪/Unearthly Blizzard)。
- 「電気」をも司る(例:稲妻/Lightning Bolt、ボール・ライトニング/Ball Lightning)。
- 混沌の色らしく、コイントスをしたり、競りをしたりという変な能力や効果を持ったカードが多い。また、歪んだ世界/Warp Worldや泥棒の競り/Thieves' Auctionなど戦場に大混乱をもたらすカードも多い。
- 本来は「憤怒」のような攻撃的感情に限らず、感情全般や芸術性全般をつかさどる色でもある。ただ、対戦ゲームである都合上、それがカードに現れることは少ない。
クリーチャーはパワー偏重の頭でっかちであることが多い。速攻や先制攻撃、パンプアップ能力を持つものも多い。パンプアップについては「火を吹く」ことによって攻撃力(パワー)だけが増えるものが多く見受けられる。火力によるブロッカーの除去と相まってウィニーにも向いている色だが、小さめのクリーチャーが強くなりすぎないように性能そのものが抑えられたり「可能ならば攻撃に参加する」などのデメリットがついたりすることが多い。
クリーチャー・タイプは、種族ではゴブリン、オーク、ドワーフ、ミノタウルス、ドラゴンなど、職業では戦士、狂戦士、バーバリアンなどが多い。
アーティファクトは、破壊が主。単体除去、全体除去など得意。また食べたりなど、戦場にあるアーティファクトをコストにすることが多い。
土地は、追加コストとして山を生け贄に捧げることが多い。赤の衝動性を良く表している。
形があるものを壊すことは得意。クリーチャー、アーティファクト、土地と破壊するのはお手の物。ただし、除去がダメージなので、軽減やタフネスが高いクリーチャーを破壊するのには苦労する。(混沌の対極にある、秩序だった存在である壁(防衛持ち)を壊すことは得意。)反面、形が無いエンチャントには対処することができず、赤使いの格言として「エンチャントはあきらめろ(無視しろ)」が生まれるほど。しかし、エンチャントには対処できないと致命的なものも多いので、それにより涙を飲むことも少なくない。
カード・タイプを参照するサイクルではソーサリーを割り当てられることが多い。
色の役割の変更
第8版近辺での色の役割調整で、以下のような能力が配分され直されている。
- 「混乱」をつかさどる特質から、青に代わって呪文の対象の変更ができるようになった(分流/Shunt)。
- 一時的にクリーチャーのコントロールを得ることができるようになった(脅しつけ/Threaten)。
- 「衝動」の後先考えない特質から、黒に代わって一時的なマナ加速ができるようになった(煮えたぎる歌/Seething Song)。
- ティム系の能力も青から赤に移行するなど、他の色から移行してきている能力が多い一方で、赤から他の色へ移行した機能は「パワーの低いクリーチャーをアンブロッカブルにする」能力が赤から青へ移行したくらいであり、全体的に見ても少ない。新規獲得の能力が多い反面、基幹能力である火力の性能は一時期低めに調整されていた。が、その後のクリーチャーの質の向上に伴う相対的な火力の影響力の低下により、(試験的にではあるが)稲妻/Lightning Boltの再録が行われるなど、火力の性能の再調整が行われている。
- エンチャント対策として昔は黙示録/Apocalypse・Anarchy・的外れの激怒/Misguided Rageや競り系呪文といった例外もあるが、混沌ゆえに重かったり、戦場から除去できなかったり、狙い撃ちにできなかったりと、利便性に欠ける。
参考
色 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
| ||||||||
アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |