ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil

提供:MTG Wiki

2016年3月27日 (日) 00:43時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Liliana of the Veil / ヴェールのリリアナ (1)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)

[+1]:各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
[-6]:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールしているすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは一方の束を選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。

3

イニストラードで再び登場したリリアナ忠誠度能力手札破壊クリーチャー生け贄強制、パーマネントの生け贄強制。

目次

解説

+1能力
プレイヤーへの手札破壊。軽さを活かして3ターン目から連発すると地味ながらなかなかの妨害になるが、そのままではアドバンテージを得られない。
自分の手札を使い切った状態で使う、もしくは捨てても痛くないカードを選択することで被害を低減するのがよい。候補としてはフラッシュバック持ち、墓地からの回収能力のあるカード、リアニメイト前提で大型クリーチャーなど。対戦相手に手札が無い状態であれば、状況によっては-2能力も相俟ってソフトロック状態を生み出すこともできる。
もっとも、捨ててもよいカードを捨てる、もしくは早い段階で手札を使い切ることで手札破壊の被害を減らせるのは相手も同様なので、うまく機能しない可能性も低くない。時には手札をコストにして忠誠度を上げる能力と割り切って使う必要もあるだろう。
-2能力
悪魔の布告/Diabolic Edict。初期忠誠度が3なのでそのままでは連続して使えないものの、+1能力を併用して2回以上撃てればボード・アドバンテージを得られるし、これ自身が軽いのでテンポ・アドバンテージも得やすい。プレインズウォーカーの唯一性ルールの変更により、-2能力起動後すぐに2枚目のリリアナを出して-2能力を起動といった動きも取れるようになっており、以前よりも複数のクリーチャーを相手にしやすくなっている。近年は聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft真の名の宿敵/True-Name Nemesisのようなクリーチャーや、装備品によるプロテクション付加などで単体除去に耐性のあるカードや場面が増えてきているので、生贄にさせる能力が複数回使えるこのカードが要となる場面が多くなってきている。
-6能力
行動か死か/Do or Dieに類似した山分け能力。これは山分けの範囲が広いので、対戦相手を問わず相当なアドバンテージを得ることができる。ただし対戦相手に選択権のある山分け能力であることから最も始末したいカードを取りこぼしてしまう恐れがあり、また出してから起動までに最短でも4ターンかかるので、ビートダウン相手には少々悠長だろう。

利用

+1能力にやや癖があるものの、軽いプレインズウォーカーであり、ゲームの序盤から攻防に渡って活躍できる性能は持っている。全体的に対コントロール向けの能力が揃っており、フィニッシャー唱えることを-2能力で牽制しつつ、-6能力に繋げてマナ基盤をズタズタにできればほぼ勝利が確定する。対ビートダウンにおいても除去として使用できるので、汎用性は高い。

3マナというマナ・コスト軽さも幸いして、スタンダードのみならず様々な環境で活躍するパワーカード

スタンダード

ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

青黒コントロールからゾンビデッキまで、を含む様々なデッキで使われる。熟慮/Think Twice墓所這い/Gravecrawlerを捨てることでアドバンテージが取れる上、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Trollへの貴重な除去手段にもなる。ただし同環境には他にも優秀な墓地肥やし手段・布告系除去が多数存在するため、採用が見送られることも少なくない。

イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

ラヴニカへの回帰ブロック参入後も、ジャンドなどを中心に黒の入ったデッキでよく見受けられる。

モダン

モダンでは、ジャンドジャンクなど、コンボデッキ以外の黒系のデッキにおいてはほぼ確実に採用されている。単体除去に頼りがちな同デッキにとっては、メインデッキからでも聖トラフトの霊やぬめるボーグル/Slippery Bogleなどの呪禁持ちに自然に対策できる手段という点でも重宝する。このカードの存在により、萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege強情なベイロス/Obstinate Balothなどの、いわゆる十二足獣/Dodecapod能力を持ったクリーチャーが対策カードとして使われる程である。

エターナル

エターナルでは死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanが健在なため、しばしば2ターン目に戦場に現れてそのまま相手を封殺する場面も見られる。BUG Delverジャンドなど、モダン同様にコンボデッキ以外の様々なデッキで採用されている。

関連カード

ストーリー

強大なアーティファクトである鎖のヴェール/The Chain Veilの力を手にしたリリアナ/Liliana。魂の契約を結んだ悪魔の1体、グリセルブランド/Griselbrandを滅ぼすべく、イニストラード/Innistradの地を訪れた。

詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。

その他

参考

MOBILE